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19 「資料室と魔法陣」



 商業ギルド近くの市場は、新鮮な野菜や果実の他に肉などがそこら中で売られていた。肉は、農家が育てている家畜の肉もあったが、冒険者が討伐したモンスターの肉も売られていた。肉の他にも毛皮や骨などのモンスターを素材にした装飾品や日用雑貨などを売っていた。


 よく見れば、その店の店頭などの目に付きやすいところに冒険者ギルドの紋章が掲げられていたので、直売所や冒険者ギルドと契約している商店とか、そういうことなのかもしれない。


 いい匂いがするので、匂いのする方を見ると食材を調理した料理も売られていた。冒険者ギルド近くの屋台で見かける料理も多くあったが、ここの市場の方が料理の種類が豊富だった。


 試しに小麦粉の薄い生地に肉入りの野菜炒めを買って食べてみた。銅貨5枚と屋台で出す料理としてはそれなりに高めだったが、香辛料を使っているようでピリ辛で美味しかった。


 他にも複数の豆を酸味のあるソースで煮込んだ豆料理や小鳥の丸焼きなどを食べたりした。


 芋虫やイナゴのような昆虫を取り扱った料理がちょこちょこ目に入ったが、流石に手が出せなかった。ソーセージくらいあるでっかい芋虫とか、食べたいとは思わなかった。



 それと、料理の他にも小瓶をいくつか買った。飴玉の容器に欲しかった、というのもあるが調味料の類を入れるのにも使いたかった。エドラノールの作る料理がまずいというわけではないが、もう一手間加えたくなることがあるのだ。


 オークのソーセージに、マスタードではなくても辛子が欲しくなる時があるし、塩コショウが欲しくなることがあるのだ。


 流石に人前で辛子のチューブや塩コショウの容器を出せない。それくらい自重している。だから、調味料を入れる容器が欲しいなと思ってたんだ。



 そんなこんなで市場の反対側まで来た。



 見物するだけでもなかなか楽しかったな。と、ショッピングの楽しさに目覚めかけていた俺の目に、冒険者ギルドの看板が見えた。


「ここにも冒険者ギルドがあったのか? 」


 市場で見たギルドの紋章をつけているだけでなく、この世界の言葉で冒険者ギルドツゲェーラ地方本部と看板に書いてあった。


 少し観察したところ、その建物に武装した冒険者らしき人物たちが出入りしている。


 この都市には冒険者ギルドが2つ以上あるのかもしれない。



 気になった俺は、その冒険者ギルドに顔を出してみることにした。



 ギルドの内装は、ほとんど一緒だった。ただ置かれている調度品が心なしか豪華になっている気がする。そして、酒場が隣接していなかった。


 あと受付には、あっちのギルドでは見かけなかった綺麗で若い女性が立っていた。


 普段使っているギルドとの差異に困惑しながらも、好奇心が勝ったので巻物の看板の下にいる精霊人の受付嬢の元に向った。


「冒険者ギルドツゲェーラ地方本部へようこそ。本日はどのようなご用件でしょうか? 」


「普段はこの街の別の冒険者ギルドを利用していて、ここに来たのは初めてなのですが、ここでも依頼を受けたりすることができるのですか? 」


「普段はツゲェーラ支部をご利用いただいてるのですか。ありがとうございます。ここは、ツゲェーラ地方本部であり、ツゲェーラ都市を中心とした周辺地域の本部としての役割を担っています。当然、依頼を受けることは可能です」


 そこまで言って受付嬢のお姉さんは、俺の胸元に下げられたギルド証を一瞥した。


「ですが、依頼の大半は周辺地域の町や村から出ている依頼を扱っているので、黄色以上のランク向けの依頼となっております」


 そこで言葉を区切った受付嬢のお姉さんは、言外にあなたは、まだここには用はないですね。と伝えてきていた。


 うん、俺も聞いててそう思った。支部のおっちゃんがわざわざ言わなかったのは、黄色ランクになってから説明してくれるつもりだったのかもしれない。



「あ、そうなんですか。教えていただきありがとうございました」

 

 受付嬢のお姉さんのおかげで気になっていた疑問が解消されたので礼を言うと、少し戸惑った様子を見せた。

 黒の冒険者が礼儀正しくて意外だった、ってところか?


「ちなみにここには、冒険者が利用できる設備などはありますか? 」


「は、はい。当ギルドの裏手にある演習場は、どの冒険者にも開放されています。また、2階には冒険者が閲覧可能な資料室がございます」


「資料室? 」


「はい。この地域に生息するモンスターや利用可能な植物についての資料の他に地図や魔法の初歩を記した魔法書などを閲覧することが出来ます」


 マジかよ!!


 どれも一度は知りたいと思って保留にしてた情報ばかりだった。


「その資料室は、今からでも利用できますか! 」


 興奮が声に出たようで、思ったより大きな声が出して受付嬢のお姉さんがちょっと驚いた。


「はい。しかし、一度のご利用には大銅貨5枚、保証金として銀貨1枚が必要となります」


「利用料金と保証金の違いは何ですか? 」


「保証金は、万が一資料を破損や紛失した際の保険ですので、利用を終えた時に問題がなければ全額返金致します」


 問題なければ、全額返金されるのか。なら問題ない。


「今からご利用なさりますか? 」


「お願いします」


 受付嬢のお姉さんの確認に俺は、即答で応えた。





◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆




「こちらが資料室となっております。ご利用は、7の鐘までとなっております。資料室内での飲食はお控えください。大変貴重な資料ですので、丁寧に扱ってください。筆記用具が入り用でしたら、販売を行っていますのでお声掛けください。この木札をお持ちであれば、出入りは自由ですので携帯するようにしてください。資料室からの資料の持ち出しは厳禁です。お気を付けください」


 資料室まで案内された俺は、案内してくれた獣人のギルド員に長々とした注意事項を告げられた後に利用料と保証金の銀貨1枚と大銅貨5枚を支払い、木札を渡された。 


 

 木札を持って資料室に入ると、中には先客が2人ほどいた。1人は、この資料室の司書さんで蜥蜴人の女ギルド員だった。もう一人は、如何にもなローブと帽子を被った魔法使い風の少女だった。帽子から覗く尖った耳から精霊人のようだ。


 資料室は窓がないにも関わらず、明るかった。それは恐らく、部屋の天井に等間隔で吊るされたランタンが原因だろう。現代の蛍光灯並みの光量となると、まず間違いなく魔導具の類だろう。


 そう言えば、このタイプの魔導具、冒険者ギルドの壁に取り付けられてた気がする。あまり注意を払うことがなかったので確信は持てない。帰りに確認してみよう。


 


 さて、どの資料読もうか。


 壁に並べられた本棚に収められた資料を見回して、俺は1つ頷いた。


 どこにどの資料が置いてあるのか案内板とかはないのか?


 困っていると、蜥蜴人の司書さんに遠慮がちに声をかけられた。


「あの、どの資料をお探しですか? 」


 あ、なるほど。司書さんに聞けばいいのか。そう言えば、案内してくれた人も道中にそんなことを言っていた気がする。


 しかし、何から読むべきか……。


 周辺地域に生息しているモンスターについてや価値のある植物の情報は、明日からでも活かすことのできる情報だ。特に植物は、価値ある植物が草原にまだ眠っている可能性が高いので見る価値は十分にある。


 一方で地図も、今後活動するのにおいて目を通す価値がある。モンスターの生息地域や植物の植生などは、地図が頭に入ってなければ片手落ちの情報になる。


 だが、魔法の初歩を記した魔法書というのも外しがたい。だって、魔法だぞ。


 依頼を受けている合間に練習をして、火水土風の四大属性と光の初級呪文なら使えるようになった。

 手持ちの魔法の本よりもより詳しいことが乗っているのだとしたら、一見の価値はある。



 どの分野から手をつけるべきか悩んだ末に俺は1つに決めた。


「魔法書を見せてもらえますか? 」


 やっぱり、魔法の魅力には抗えなかった。








 司書さんに頼んで持ってきたもらった魔法書は、予想通りより詳しい専門的な内容に入っていたものがあった。しかし、それは少数で大半は、雑貨屋のおっさんがくれた魔法の本とどっこいどっこいのレベルの内容だった。


 専門的な内容の魔法書は特殊な系統の魔法や中級に位置する魔法の内容で、今の俺にはまだ早い内容だった。それでも、その先を少しでも見ることができたので一見の価値はあった。


 それはそうと、俺は、自分のレベルにあった魔法書に目を通していた。おっさんからもらった魔法の本は、もう一通り目を通し終わったので、そこに書いていなかった内容を優先して読んでいった。


 そうして読んでいると、面白いことが分かった。

 今まで何度か魔獣の素材の中に魔法の発動を補助する魔力触媒に適したものがあったが、その魔力触媒が具体的にどのようなメリットがあるかについて書かれた魔法書を見つけた。この情報は、おっさんの魔法の本にも書かれていなかった内容なので、興味を覚えた。


 魔力触媒とは、魔力反応の反応速度を速める物質や物体でいて、自身は反応の前後で変化しないものを指している。


 大きく分けて生体触媒と無生触媒の2種類に分けられていて、生体触媒は魔物のある特定の器官や人体に生まれながらに備わっているものを指し、無生触媒は木や金属や人工物などを指している。


 人が持つ本来の生体触媒が優れているか、劣っているかの違いが所謂、魔法の才能と言われるらしい。

 つまり、魔法の素養が低い祖人よりも魔法の素養が高い精霊人の方がその体に備える生体触媒の性能が優れているということになるらしい。

 

 しかし、これは素の素養というだけで、魔法の杖などの外付けの触媒で補うことが可能だ。


 それで、魔物から取れる魔力触媒の話になるが、人種は体内に広く触媒となる物質が存在していることで体全体を魔力触媒としているのに対し、魔物の魔力触媒は、体内すべてに広く存在している以外にも一部の器官に集中して集まる傾向があり、その部位が魔力触媒として働いている。双角兎なら特徴的な双角であり、ラスパラの角でもある。目や爪、牙、角、腕、足、心臓、脳など魔物によって異なるらしいが、加工のしやすさから爪や牙、角が魔力触媒として好まれているそうだ。


 また、魔物の血には、目に見えない触媒となる物質が含まれているので魔法陣といった人工的に触媒を作成する際などに利用されているそうだ。他にもポーションの素材となることもあるらしい。



 つまりだ。魔力触媒に適した部位をきちんと処理して持って帰れば、金になるということだ。とても素晴らしいことにその魔法書には、魔物から採取した生体触媒の適切な処理についておおまかな部位にわけて明記されていた。


 しっかりとメモ帳にメモを取った。これをモンスターの資料と照らし合わせれば、今まで以上にお金を稼ぐことができそうだった。





 あと、その魔法書には、無生触媒の一種であり、魔導具の根幹となる技術である魔法陣についても触れていた。


 魔法陣とは紋様や文字で構成された図であり、術者の魔力を増幅させたり、抑えたりする一般的な触媒の働きの他に、魔力の流れに指向性を持たせることによって特定の魔法を発動させる働きを有している。


 後者の働きは、魔物の魔力触媒でも使用する魔法の属性の得意不得意という結果で現れるが、魔法陣はその働きをより強めて1つの魔法にまで限定させたものだった。


 つまり、魔力を流したら自動で魔法が発動するという効果を持ち、それを利用してモノに魔法陣を刻んだものが魔導具と呼ばれているのだそうだ。



 とても興味深い話だった。この理屈なら今現在、自力で発動できない魔法も、その魔法に対応した魔法陣を作成し、使用すれば可能だということだった。


 魔導具に施されているような連続使用を可能とする方法については記述されていなかったが、魔物の血といった魔力触媒を使った使い捨ての魔法陣の方法について記述されていた。



 また、俺が覚えた四大魔法と光の初級呪文と氷と闇を生み出す初級呪文、それと四大魔法の下級攻撃呪文の魔法陣が記されていた。



 当然、メモを取った。おっさんの魔法の本には乗っていなかった氷の初級呪文が書きやすかったので先に書き写し、次に未だに使えない四大魔法の下級攻撃呪文の魔法陣を書き写した。


 円は、シャーペンで下書きの線を引いてできるだけ真円になるようにして、紋章や記号を丁寧に書き写した。紋章や記号は、全く馴染みのないものだったが、それ1つずつに意味があるようで目を通すと頭の中で日本語に変換されるので、自分が書いた紋章や記号がちゃんと日本語に変換されるか、という判断で行ったので正確に書き写せたと思う。


 何かよく分からないけど、自動翻訳の言語理解万歳!


 途中で黒ボールペンのインクが切れたが、複製魔法で新しい黒ボールペンを複製して続きを書いた。


 筆記用具はまだどれもオリジナルだったけど、元々残りのインクが少なかった黒ボールペンが最初の落伍者となった。お前のことは忘れない。そして、複製魔法万歳!


 そのすべてを書き写した後にまだ気力が残っていたので、まだ使えない闇魔法の初級呪文の魔法陣を書き写した。




「ふぅ……」


 無事に闇魔法の初級呪文の魔法陣を書き終えた俺は、ボールペンを置いて大きく息を吐いた。


 はぁ……疲れた。


 酷使した目が重い。目頭を抑えて、揉み解す。



 どれくらい時間が経ったのか携帯で時間を確認すると、17時を過ぎていた。資料室に入ったのは、13時過ぎくらいだから4時間くらい読み込んでいたのか。もしかしたら、その半分くらい魔法陣を書いてたかもしれない。


 しかし、その成果はあった。


 わざわざ魔法陣用に別に複製したメモ帳に書き記した魔法陣を最初のページから見直し、指で紙の上の魔法陣を撫でながら自分の努力の成果に満足する。


 とは言え、この魔法陣は触媒としての効力を持っていない。魔法書に記されている魔法陣もそうだが、効力のある魔法陣を作成する際には、少なくともインクには魔力触媒となる物質が含まれていなければならない。


 ただのボールペンと紙の上に書いただけの魔法陣では、いくら正確に書き記しても魔法は発動しないのだ。残念ながら。


 しかし、ゆくゆくは、この正確に書き記した魔法陣を元に魔物の血を用いたインクを作成し、魔法陣を書くつもりだ。初級呪文レベルの魔法陣ならウォンラットの血から作ったインクでも効力を発揮するようだし、遠い未来の話ではない。


 その時が実に楽しみだ。

 

 と、考えながら闇魔法の初級呪文の魔法陣に手を置いたら、その下の魔法陣が妖しく輝いた。



「へ? 」



 次の瞬間、メモ帳の真上に漆黒の球が生じた。ふわふわとまるで光魔法の初級呪文で生み出した光の球と似た、それでいて真反対のようなものに思えた。


 つまり、それは闇魔法の初級呪文である【闇よ】で生み出された闇球だった。



 ちょっ、なんでこのタイミングで闇の初級呪文が発動したんだ!? もしかして、俺が使えるようになって無意識のうちに……あ、ダメだ発動しない。



 予想だにしない事態に頭が一瞬、パニックになったが、新たに闇の初級呪文を使おうとして失敗して、急に現れた闇球もまた魔力が尽きたのか、消えたことから落ち着いた。


「ふぅぅぅぅぅぅ」


 ちょっと落ち着こうか俺。何の害もないとはいえ、急に闇の初級呪文を無断で発動させて司書さんから咎めるような視線を感じているが、一体落ち着いて冷静になろう。



 どうして、突然闇球が発動した。

 俺自身が無意識に発動させた説は、今さっき失敗させたから消えた。

 もう1つは、第三者が俺に対する悪戯で闇球を俺の目の前に発動させたという説だが、司書さんは、術者が俺だと思っているのかすっごい睨んできているし、もう一人の魔女っ娘はずっと部屋の片隅で資料を読んでいる。その線は薄い。



 いや、わかっている。最も可能性が高くて、結びつきやすい原因が他にあることは。


 でもおかしいだろ。魔法書には、魔力触媒となる物質を含んだインクでなければ魔法陣は効力を発揮しないと書いていた。実際、同じ初級呪文の氷や他の魔法では発動していない。



 恐る恐る闇の初級呪文の魔法陣の上に乗せていた手をどけて、下の魔法陣を覗いてみた。



 手の下にあったのは、真っ新なページだけだった。



 ちょっと待て!!!! 


 百歩譲って何らかの条件が噛み合わさったことで魔法陣から奇跡的に魔法を発動させることができたとしよう。


 ど う し て そ の 魔 法 陣 が 消 え て い る !!



もう訳が分からない。と頭を抱えそうになったところで使い捨ての魔法陣があったことを思い出す。


 つまり、よく分からないが、魔法が発動した魔法陣は、消しゴムでこすっても消えないボールペンのインクを発動の代償にあっさりと消し去ってしまったということなのだろう。




 何故そうなったのかはわからないが、ボールペンとメモ帳だけで初級呪文が発動できたということよりももう一度、闇の初級呪文の魔法陣を書く必要になったことに俺は重いため息を吐いたのだった。




・本部に入った途端、急にギルド員や冒険者の女性率が跳ね上がった謎

 やはり受付はギルドの顔。むさい男よりも若い女性の方が受けがいい。

 それとやはり、ギルドランクが高くなるとそれなりにお金を持って余裕が生まれるから、婦女に乱暴する不埒ものは減る。酒場がないので、酔っ払いがギルド内で絡んでくるなんてことも起きない。

 こっちの掲示板の黒や黄色の雑務依頼の中には食堂の従業員といった女性向けの賃金の高い依頼がある。

 などいろいろなことが挙げられる。



 逆に主人公が普段利用しているギルドは、黒のろくに戦えない男冒険者や素行の悪い男冒険者が普通にいて、しょっちゅういざこざが起きたりする。なので、受付を務めるのは元冒険者といった実力者や男性が多い。主人公がギルド内で変な輩に絡まれないのは、普段は活動時間がずれているせいで出会わない。

 早朝に依頼を受けて外に出る冒険者は、よほど金に困ってるか、依頼の都合などの必要に迫られてなどで他者に気にかける余裕がない輩か、普通に冒険者している人達なのでいざこざが起きない。しかし、早い者順である。




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