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スキル『砦』を使って快適ダンジョンライフ  作者: 日進月歩
第四章 ダンジョン発生から一月経過
224/232

合成しますか?いいえ、まだしません


 鷹を警戒しつつ進んでいたのですが、鷹の飛んでいる近くに行くと敵認定されたのかこちらを意識した動きになりました。

 ですので鑑定をしてみると


「ゴールデンイーグルだって。特殊効果は無し」

「ゴールデンイーグルって、イヌワシだっけ?」

「ですね。急降下攻撃が来そうな気がするので気をつけて下さい」


 まぁ、敵までの距離が100m切ったので狙ってみましょうかね。


「あ・た・れっ」


 射った瞬間回避行動をとられたのですが当りました。

 しかし回避行動のせいか、胴体は外れて羽をかすっただけです。

 それでもバランスが悪くなったのか、がくんと高度を落としましたがそのままこっちに突っ込んできますね。


「とりあえず受けてみるので皆さん下がって!」


 どうやら葵さんが攻撃を受けてみるようです。

 私はその後すぐに狙えるように弓を構えておきましょう。


 そして急降下攻撃とでも言いましょうか、かなり近くまで急降下し、当たる手前で爪を前に出してきました。

 そして葵さんの構えている盾に爪を立てたのですが、ギャリギャリっと硬いもの同士をこすり合わせる音がしたかと思うと、その後盾を蹴って再び飛び上がろうとしています。


「あ・た・れっ」


 そこを狙って私が矢を放つとほぼ同時に、玲子さん、沙織さん、薫さんも魔法で攻撃。

 そして私の矢を含め、皆の攻撃が見事命中。

 特に沙織さんのファイアジャベリンが敵の羽のど真ん中に命中し、イヌワシは飛び上がる事が出来ずそのまま地面に落下!

 そこへ楓さんが敵の背に飛び乗り、手に持ったナイフでその首を掻き切り見事倒すことに成功!


 ドロップは魔石と、風切羽根x2、尾羽根x1と、どうやら羽がメインのようです。

 まぁ、くちばしは出ても使い道がいまいち思いつきませんが、爪なんかは削れば良いナイフになりそうなんですけどね。


 そしてこの風切羽根、何となく弓や矢の強化に使えそうな気がします。

 んー、矢羽根にすれば矢の強化に出来そうですし、弓にもどうにかして合成すれば強化できそうな気がするのですが……


「ん?知佳ちゃん羽根をじーっと見てどうしたの?」

「んとね、弓にも矢にも使えそうだなって」

「使えそうって、矢なら矢羽根としては確かに使えそうだけど、弓にはどうやって使うの?」

「何となくだけど、合成すれば強化出来るかなって」


 結局は今すぐ出来るわけでもないので、お家に帰ってからじっくりやろうと言う事になりました。

 まぁ、今は道具も何もないですし、いつ次の敵が出るかわかりませんからね。


 それにしても、飛んでくる敵は前に北海道でもいましたけど、あの時は通路だったのもあって天井が低くたいして問題はありませんでした。

 でもここの地形だと、空が高いのでかなり厄介ですね。

 何かいい対策を考えないと他のPTの方達はかなり大変かもしれません。


「これ、投網とかで敵を捕らえるとかできないかな?」

「投網……タイミングが難しいんじゃないかな?」

「なにがしか対策考えた方が良いかもしれませんね」

「でも敵は見つけやすいし、攻撃してくるタイミングは判りやすいですから」


 なるほど、そう言うポジティブな見方もあるんですね。

 そんな会話もしつつ進み、最大で同時に3匹出てきた時もありますが、難なく撃破。

 とくに沙織さんは急降下してくるイヌワシを、チャージの一撃で落とすという荒業までやってのけました。


 あと効果的だったのはあれですね、急降下地点を予測して薫さんがロックストームを使って攻撃した時。

 その時は敵も直前で気が付き、方向転換しようとしたのですが間に合いませんでした。

 そしてそのままロックストームの範囲に突っ込み、羽がやられたのか地面に落ちたのであとは玲子さんに切られてました。


 わたし?私はね、敵の攻撃パターンが分かってからは急降下の軌道に合わせて矢を射かけていました。

 ロックジャベリンも使ってみたのですが、こちらは弓に比べて速度が遅いせいか結構かわされていました。


 そんな感じで私達としては、ちょっと面倒くさいけれども大した問題も無く倒せました。

 そして羽根もそこそこ集まったのでね、お家に帰ったら色々試してみるのが今から楽しみです!


 そんな感じで43階層の出口に到着し、44階層へ移動です。


 この階層、何となくですが、若干地面が登り方向に傾斜してきている気がします。

 やっぱりこの後は山岳地帯になるんですかね?

 向こうに見える山も気持ち近づいてきている気もしますし……


「今はまだいいけど、もう少し傾斜がきつくなったら自転車はきついかな?」

「ですね。でもいい運動にはなります」

「敵が出たら戦闘をすることを考えると、もう少し傾斜がきつくなったら降りましょうか」


 やっぱり傾斜が付いてきているようです。

 もっとも、わたしは魔改造された車椅子なので何ら苦ではありませんが!

 まあ、まだ多少の傾斜だけなので皆は自転車に乗ったまま行くようです。


 そしてこの階層で新たに出てきた敵はというと……


「新しい敵、出ないわね」

「いや、あの岩の陰にいるみたい」

「あの岩?」


 そう、前方30mほどの所に高さ1mほどの饅頭まんじゅうの様な形の岩があるのですが、その陰にいるようです。

 なのでその岩から距離を取って横に移動し、岩の向こうを見たのですが……

 いません!


「あれ、おかしいな?」

「もしかして岩の下に潜り込んでるとか?」

「でも見た感じ岩の下に隙間はなさそうですよ?」


 そう思っていると、おもむろに岩の下からにょきにょきっと頭と手足が生えてきました!


「カメ?」

「亀だね」


 どうやらあの岩そのものが敵だった模様。

 鑑定の結果は


「ロックタートルだって。特殊能力は土魔法」

「土魔法か、気を付けないと危ないね」


 そして戦闘なのですが、敵がいきなり魔法を使ってきました。

 どんな魔法かというと、口を開いてそこからロックジャベリンが飛んできたのです!


「うわ、口からロックジャベリン!?」

「くっ」


 しかしその魔法は葵さんが盾で受け止めました。

 盾に当たったロックジャベリンはというと、そこで砕けたのですが


「葵さん大丈夫?」

「くっ、衝撃はそれなりですが、十分防げます!」


 そしてみんなは左右に展開し、挟み込むように攻撃を仕掛けます。

 私も弓で攻撃を!


「あ・た・れっ」


 その頭を狙って射ったのですが、敵は魔法使用後にみんなが駆け寄ったせいか、すぐさま岩の中に頭を引っ込めてしまい、矢は岩に当たってしまいました。

 そして当った矢はというと、岩がかなり硬いようではじけてしまいました。


「硬い!?」

「ただの岩じゃないって事ね」


 なので次は普通の矢ではなく、北海道に行った時にもらった特注品の方を使ってみます。

 その間に玲子さんと沙織さんが攻撃しているのですが、どうやら岩に弾かれ効果的なダメージは与えられていない模様。


「あの岩が甲羅なのでしょうか?」

「甲羅に岩が付いているのか、それとも岩に見える甲羅なのか……」


 どうやら玲子さんの剣ではいまいちダメージを与えられなさそうです。

 沙織さんの槍も、岩に対してはダメージがほとんど入っていないように見えます……


「あ・た・れっ」


 特注品の矢ははじけずに刺さったのですが、甲羅が厚いのかダメージが入った様子はありません。


「どうしよう……」

「この状態だとダメージを与えるのが難しそうですね」

「知佳さん、爆砕君を貸してください!」


 なるほど、爆砕君で殴ってダメージを与えるんですね!

 なので爆砕君を取り出して葵さんに渡しました。


「これで、砕くっ!」


 そう言って葵さんが爆砕君を大きく振りかぶり、頭を引っ込めたあたりの甲羅に叩きつけました!

 その結果は……


この作品の半分は皆様の優しさで出来ています。


ですので、もしほんの少しでも


面白かった!

続きが気になる!

更新まってる!

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と思ってくださる優しい方がいらっしゃいましたら、是非ブックマークや評価のほどをお願いします。


また、皆様からのご意見ご感想、忌憚ない意見もお待ちしています。


これらはこのお話を作る原動力になっています。


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― 新着の感想 ―
[一言] 久しぶりの爆砕君! これでダメなら炙る、冷やす、沈める…頑張ってひっくり返す?
[気になる点] 投げ網× 投網(とあみ)
[気になる点] ロックタートルか火魔法がつかえたら回転して飛んできたり。
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