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クレパス


大山脈の地下深くに埋もれ眠っている巨大な生物はこの惑星と共に生きて来た。


最初は極めて小さな存在であったが、惑星の歴史が刻まれて行くのに合わせて成長。


今では惑星の数パーセントを占める巨大な身体になっていた。


巨大な生物は巨大な身体になっても眠り続け、時偶惑星の地殻変動に合わせて身体を動かす程度。


巨大な身体を維持するためのエネルギーは、惑星の奥深くから地表に上がってくる高温から得ている。


また、数十万年から数百万年毎にその巨大な身体に相応しい巨大な呼吸器官を開き、大量の外気を肺に相当する器官に取り込んでいく。


外気を取り込むさい岩石や微少な生物等を外気と共に吸い込む事もあったが巨大な生物は気にする事も無く、必要な量の外気を肺に相当する器官に吸い込むと呼吸器官を閉じた。




バックカントリースキーを楽しんでいたグループから、一緒にスキーを楽しんでいた仲間数人がクレパスに落ちたとの連絡を受けて出動した山岳救助隊。


通報された場所にクレパスなんてあったのか? と首を捻っている山岳救助隊隊員を乗せたヘリコプターが現場付近の上空に到着した。


ヘリコプターに搭乗している山岳救助隊隊員たちの目に、昨晩から今朝まで降っていた新雪の上に山頂付近から付けられた十数本の真新しいスキーのスラローム跡が映る。


十数本のスキーのスラローム跡のうちの何本かが、新雪に覆われた真っ白い斜面が麓まで続く山の中腹付近で跡が忽然と途切れ、無くなっていた。









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