予言を司るホーリープロフェット
不屈のダンジョンの最深部に到着して、その最深部の所に一人の老人がいて、その老人はフレアと何か関係がありそうな者だと言うことが分かった。
「あんたはフレアの何なんだ?」
俺が聞いてみる。
「あなた達が来ることをフレア様は分かっておられました」
「フレアが俺達が来ることを分かっていた。そりゃそうだ。フレアにはこの不屈のダンジョンに行くと言っているのだからな」
「私の名前はセリバ、ホーリープロフェットの能力を持つ者です」
「ホーリープロフェット!?」
「そうです。私は予言の力を持つ者です。あなた達が来ることはフレア様からも聞いていますし、私の能力である。ホーリープロフェットの力で分かっていました。しかしまさかあんな余裕でバハムートを倒してしまうとは恐れいりました」
「俺達は最強のパーティーだ。バハムートが何体出たって勝てる自信がある」
「それは嘘偽りのない事だと言う事は分かります」
「じゃあ、早速ラグナロクと隕石の衝撃を俺達に譲ってくれよ」
「ええ、ラグナロクと隕石の衝撃をあなた達に渡しましょう」
そう言って老人はラグナロクが刺さっている剣の前につれて行ってくれて、さらに隕石の衝撃の場所まで案内してくれた。
これがラグナロクか!そう思ってラグナロクを引き抜こうとすると、凄い体全身に稲妻の様な物が体中にほとばしった。
「うわあああああああ!!」
と俺はみっともなく悲鳴をあげてしまった。
「そのラグナロクを使いこなすのは伝説の勇者のみ、でもあなたの力だったら、このラグナロクの剣を引き抜き、物にする事が出来るでしょう」
そうセリバは言って、俺は体が引き裂かれるような感じがして、とてもラグナロクを使いこなせるか不安になってきた。
このラグナロクを俺の手にしなければ、俺やリサにアル、リディアにそれに世界中の悲鳴を聞くことになってしまう。
それにリサが大事にしている子供にも影響を受けてしまう事になってしまう。
そうはさせない。このラグナロクを俺が手にしなければ、大魔王ルシファーの手によってみんな殺されてしまう。それだけは何とか阻止したいと思っている。
とにかく俺はやるしかない。
そう思いながら、ラグナロクを引き抜こうと必死になっている。
「ダイン、無理しちゃダメよ。そうまでしてラグナロクを手にしてもあなたの体が持たないわ」
「そんな事は言っていられないよ。俺達は最強のパーティーだ。それに大魔王ルシファーに敵う相手は俺達のような人しかいないんだ。世界の為に俺はこのラグナロクを引き抜き使いこなしてやる」
体が引き裂かれそうになっても俺はラグナロクを手にして見せる。
そうしてラグナロクを引き抜く事に成功はした物の、ラグナロクは暴走をし始めて、俺はラグナロクに振り回されて、ついに理性が、リサを殺せと頭の中によぎる。
「そんな事はさせてたまるか!ラグナロクよ。俺の力になれ!」
そう叫んでラグナロクは大人しくなった。
「さすがは伝説の勇者ダイン、ラグナロクを自分の物にしてしまうとはこれは見事な事だ!!!」
「レバナ何を言っている危うくリサを殺してしまう所だったんだぞ」
「ほう!?ラグナロクの暴走に打ち勝つとは、本当にあなた達は勇者様達だな」
そしてもう一つある。ラグナロクが刺さっていた隣に、隕石の衝撃の本物の魔道書が置いてあった。
「今度はリサ、その魔道書を手にするんだ!」
俺がそう言うとリサは恐る恐るって感じでその魔道書を手にした。
だがリサは何も起こらなかった。
これで求めていたラグナロクと隕石の衝撃を手にする事が出来たのだ。
「じゃあ、これでこの洞窟にもお別れが出来るって事だ」
俺がそう言うと、なぜかホッとしてしまった。これで大魔王が復活してもオーディンが襲って来てももう恐れる事はない。
「待たれよ、勇者達ご一行よ」
「何ですか!?また何かあるんですか?」
「予言ではまだ大魔王ルシファーにあなた達はやられると言っている」
「そんなのデタラメだ。俺達は最強のパーティー何だから」
「大魔王ルシファーの力を侮ってはいけない」
そこでアルが、
「このレバナさんって人の言う通りかもしれない。彼は言えばホーリープロフェットの力を持っている。だからこの人の予言を無視すると本当にあたい達は大魔王ルシファーに殺されてしまうかもしれない」
「じゃあ、どうすれば良いのだ」
そこでレバナが水晶玉をかざして天井に画面が映った。
その映った物は衝撃的な物だった。
街がギルドがキングベヒーモスやブルードラゴンに襲われている。
「早速助けに行かないと」
リサがそう言って、ダンジョン離脱魔法を使って不屈のダンジョンを出た。
不屈のダンジョンから出ると、空は紫色に染まり、ブルードラゴンやレッドドラゴンやホワイトドラゴンがうじゃうじゃと空を舞っている。
どういう事だ。街が世界がみんな滅ぼされてしまう。
人々は混乱している。
そんな人々を助けるために、俺達は闘う。
「ここは俺達の出番だ。とにかくこのラグナロクとアルが作ってくれたエクスカリバーで二刀流で闘ってやる」
そう言って、俺は空を舞うブルードラゴンやホワイトドラゴンの群れに立ち向かって行く。
立ち向かうには俺はリサの魔法がないと空を飛ぶことが出来ない。
そうしてリサに空中魔法を唱えて貰って、俺は空を飛び、ブルードラゴンやホワイトドラゴンの群れまで飛んでいく。
「覚悟しやがれ!!」
そう言いながら、俺はまずアルが作ってくれたエクスカリバーでホワイトドラゴンの首を断ち切り、利き腕である左手にはラグナロクが装備されている。これもホーリーセイバーで包み込み、ブルードラゴンを真っ二つに切り裂いた。
このラグナロク、凄い破壊力だ。アルが作ってくれたエクスカリバーよりも切れ味が一段と違う。
それよりもアルやリサやリディアは大丈夫なのか?空から彼女たちの行動を見てみると、混乱した街の人達を安全な所へと誘導している。
ドラゴン達は俺の命よりも、街の人の命を狙っている。
「俺達よりも自分より弱い街の人達に危害を加えるとは何とも酷い魔物だろう」
人知れずそう呟き俺は、ドラゴン退治に向かった。
ドラゴン達の群れは何十匹もいる中で、まさにこれはドラゴン無双って感じだ。
俺は負けるわけにはいかないんだ。街の人達やアルやリサにリディア、それにリサがかわいがっていたあの孤児の女の子を助けに行かなければならない。
街を襲うドラゴン達を倒しまくって、ようやく街を襲ったドラゴン達を全部倒した。
街も落ち着きを示したのか、ドラゴン達を倒して、俺は殺気を感じた。
それはオーディンのグングニルの槍が俺に向かって飛び出して来たのだ。
俺はそれを余裕で払い、
「オーディン、俺と勝負しろ」
「ふん!もうお前との勝負など見えている。私の負けだ!」
「何だと、貴様、街をこの様な状態にしてただで済むと思っているのか?」
「ふん!この町の憎しみによって大魔王ルシファー様が復活する。そうすれば、お前など、たわいもなくやられるだろう」
「俺はそう簡単にはやられない。とにかくオーディン俺と勝負しろ」
そう言って俺はオーディンに向かってラグナロクを放ったら、一刀両断して、余裕でオーディンに勝つことが出来た。
空を見ると、紫色に染まったままだ。
本当に大魔王ルシファーが蘇ろうとしているのだろうか?
ドラゴン達も全員倒したし、それにオーディンも倒した。
でも街の人達は凄く怯えてい様子だった。
「お母さんが殺されてしまった」「私の息子が殺されてしまった」「私の恋人が殺されてしまった」などと、街の人達はそれぞれ大切な人達殺されて、嘆き悲しんでいる人達が後を絶たない。
「リディア、死んだ人達をフェニックスの尾で蘇らせてやってはくれないか?」
そうリディアに叫ぶともうリディアはそうしている。
さすがリディア仕事が早い。
「ダイン、空を見て!」
リサの言うとおり、空を見上げてみると、大きな翼で飛び交う大天使の様な者が俺の元へとやってきた。
「誰だ。お前は!?」
「私は大魔王ルシファー、お前の闘いっぷりをたっぷりと拝見させて貰ったぞ」
そう言えば予言の力を司るレバナの話によると、俺は大魔王ルシファーには勝てないと言われていた。
そんな事はない。俺は大魔王ルシファーを倒して真の平和な時代をもたらして、俺は英雄になってやるんだ。
俺はこんな奴に負けるわけにはいかないのだ。
「お前が大魔王ルシファーか!?」
こんな神々しい人間に翼の生えた者がルシファーだなんて半信半疑だった。
「我は、憎しみの力で蘇った大魔王ルシファーだ。私に敵う者などいない。さあダインとか言ったな我と闘ってみるか!?」
「言わずとも、そのつもりだ」
「待ちなさいダイン」
その声はフレアだと言う事が分かった。
フレアは飛んでこちらに向かってきた。
「大魔王ルシファーよ。今日の所は引いてくれないか!?」
「何を言っているんだよ。こんな奴俺一人で充分だ!」
「フン、身の程を知らないガキが」
そう言ってルシファーにラグナロクを突きつけると、親指一本で受け止めて、はじかれてしまった。
「そんな、ラグナロクの剣でさえこいつには通用しないのか!?」
「此奴を復活させてしまったのは我のミスじゃ」
そう言うフレア。
「フレアよ、君は相変わらずに賢い!」
「ああ、我は賢い!」
そう言ってフレアは俺に向かって、波動の様な物を放ってきた。
「さあ、ダインよ。そいつの血を吸う時が来たのだ。今こそそのメモリーブラッドの力を見せつけてやるんだ」
メモリーブラッド?何の事だが分からないが、俺は無性に血が吸いたくなってきた。
目の前にいるルシファーに俺は猪突猛進に突き進み、大魔王ルシファーの首元に血を吸った。




