シーン48魔王の呪い。
俺はアースドラゴンの砲撃をかいくぐり、そして奴の顎に拳が届く!!!
『うおおおおおーーーーーーーーーーっ!?』
ドゴンっとアースドラゴンの顎を吹き飛ばす!!
奴の顔面は後方へ。
そして俺の攻撃は漆黒のボディへとうつる。
『いくぞアースドラゴン!!こんな魔王の漆黒の鎧など!……………はああああーーーーーーっ!?』
俺はフルパワーを拳に集中し………そして。
『竜王………………拳撃!!!!!』
ドゴーーーーーーーーーーーーッと奴のボディ…………黒鎧へと超攻撃を与える!!!!!
口から大量の吐血をするアースドラゴン。
『ぐぶうううっ!!!ガハッ!!!』
ドス黒いアースドラゴンの吐血は地面に黒く広がったのだ。
『アースドラゴン!?』
バラコンダはアースドラゴンの元へ駆け寄ろ落ろうと走る。
するとパラパラとアースドラゴンの胸からパラパラと何かが崩れ落ちる。
『なにっ!?アレはあの魔王の漆黒の鎧が!!???』
バラコンダが驚きの声をあげる。
すると次の瞬間。
バリバリっバリバリバリバリっと音を立てた漆黒の鎧は……………なんと粉々になってしまっていた。
そして。ずしーーーーーーーーーーんっと大地に沈むアースドラゴンの姿があったのだ。
『『おおおおっ!?』』
『おおっ!?さすがお兄ちゃん!?』
俺は遂にアースドラゴンを仕留めたのだった。
そしてこの場の皆が安堵の表情をうかべた。
ルキも俺に明るくそう言ってくれる。
するとアースドラゴンの元にいたのはバラコンダとノムタンだった。
俺が視線を向けるとアースドラゴンは人型へとその姿を変えていったんだ。
仰向けに倒れていたアースドラゴン。
それを見ているバラコンダ。
ノムタンも心配そうである。
俺達もアースドラゴンの元へ駆け寄っていく。
すると青年人型のバラコンダに抱き抱えられている人型……少年型の姿の者がそこにはいたのだった。
バラコンダはアースドラゴンに声をかける。
『アースドラゴン…………もう大丈夫だ。』
『兄貴………ああ………ありがとう。』
するとその時。
アースドラゴンの表情は青ざめ、グブっと腹から込み上げてくるなにか。
そしてたまらずアースドラゴンは。
苦しげなアースドラゴンをだき抱えるバラコンダ。
『くっ!?ここまで酷い毒なのか!?』
悔しげなバラコンダ。
そこへ、スっと一歩出たのはノムタンだった。
『アースドラゴンさまはドワーフの神なの…………………お願い神様を救ってだにょ。』
ノムタンが祈り出す。
すると大地からのエネルギーはアースドラゴンに向けられていく。
だがそれだけでは解毒はなされなかった。
『ここは私の出番………そして今こそ神器を使う時なのだと思います。』
『ルキ……………………』
俺はそういうとルキは弓矢を手に構えていた。
そしてルキは仰向けで動けないアースドラゴンの真上に矢を向け構える。
『竜の巫女よ……それは神器ではないのか?…そしてそれは使ってしまったらどうなるのかも分からないものなのだろう?仮に一度きりの神器だったらどうするつもりなのだ?…お前は!?』
疑問を感じたバラコンダがそう問いかける。
するとルキはフッと微笑み告げる。
『バラコンダさん……………私は確かに神器を魔王封印のために使うものだと言われてきました……でもそれより今……バラコンダさんの…弟であるアースドラゴンさんが危険な時に私の力に可能性があるのなら、私は惜しみなくこの力を使用いたします。』
『竜の巫女………………………ありがとう……………本当にありがとう。』
ルキの言葉にバラコンダはその目に涙を浮かべたのだろう。
『フェニックスさん…………今こそ私に力を貸してください………私はアースドラゴンさんの魔王より受けし毒を解毒してあげたいのです。』
するとフェニックスは手にした弓から、その炎を巻き上げ羽ばたく!!
そして上空からルキを視線に捉えるフェニックス。
次第にフェニックスの身体から溢れ出ていた炎は聖なる青白い炎へと変化していた。
『あれは!?』
『聖なる炎…………ホーリーフレイム…………アースドラゴンさんの身を焼き付くし再生の力が彼を包む…………きっとアースドラゴンさんが正義の炎に焼かれない存在ならば…………それは力を発揮いたします。』
『そうか…………きっと大丈夫さ…………………奴ならば。』
『例えば魔族なら!?』
『そりゃあもう………骨の髄まで焼かれますって!!』
そうフェニックスはかるーくそう言ったのだった。
こわっ!!
フェニックスこわっ!!
俺はそう思ったのだった。
するとフェニックスは舞い上がる。
そして。
アースドラゴンは聖なる炎に包まれる。
『ううう………………………っ!!!うあああーーーーーーーーーーーーっ!!???』
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