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真マジェスト魔神伝説~魔神雷武と竜巫女~  作者: 黒羽冥


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45/124

シーン45ドワーフ王国。

俺達はノムラにツッコミながらもその後を追う。


『な……なあノムタン?あの巨大な扉は意味があるのか?』

『んん?わちはわかんないにょ?』

『そ……そうだよなあ?』


そんな会話をしながら歩く。

ドワーフ王国……辺りを見回すがそこは国中に配管がなされており……それをなにかの動力にして電気やエネルギーを確保しているのが目に見えて分かった。


『凄いな……これはこれでヨーロディアをも凌ぎそうな科学の力だな……これはやはり全てがドワーフが!?』

『そうだにょ!ドワーフはすっごいにょ♡』


そういったノムタンがドワーフを推す理由が少しは分かったかもしれない。

まあ俺はあの髭は嫌なのだが………精霊の一種でありながらこの文明を作ったドワーフという 種族に凄いとは思ってしまう。

すると徐々に街並みが見え始めてくる。

そこには人影もちらほらと見えてきた。

鉄の鎧に身を包んだごつい兵士……そして立派な髭が見える。

あれは確かにドワーフなのだろう。

すると兵士達は俺達に近づいてくる。


『待て待てーーーーーーーーーーーーっ!』


俺達の前に駆け寄ってきた数名の兵士達。


『お前達………………見たところ変わった者共だが…………………このドワーフ王国に一体何をしに来た!?』

『ん!?なんだお前達は!?』


俺の視線に何かを感じたのだろうか………一人の兵士が告げる。


『なっ!?この感じ……………ドラゴンか!?』

『ほお!?俺がドラゴンって事によく気がついたなあ!?』

『くっ!?ドワウルヌ!!王へ報告へゆけ!!!』

『はっ!!??』


一人の兵士は駆けて城の方へ走っていく。

すると兵士はキッと俺達を睨み背に背負っていた大剣を引き抜き構える。


『おいドワーフ…………我と一戦交えようと言うのか?』

『くっ!?化け物め………やはり魔王の手の者か!?』

『魔王…………だと!?』

『ああ………我らが神であるアースドラゴン様を弱らせしまいには殺し………そして我らがこの国を滅ぼそうと言うのであろう!?』

『んな………………馬鹿なことを言うんじゃねえええええーーーーーーーーーーーーーっ!?』


ドワーフ兵は尻もちをつき……俺を見ていた。

すると前にでたのはバラコンダだった。


『仲間が少しばかり粗暴ですまない…………僕はバラコンダ…………あのアースドラゴンが兄と慕ってくれるものだ………アースドラゴンの状況も知りたい………叶うのであれば王と話せるよう取り次いではもらえないだろうか?』


静かに語るバラコンダ。

これがイケメンという人種なのだろうか。

俺がそんな事を考えていると前に出たのはノムラだった。


『んにょ!ノムタンだにょ!!』


するとノムタンはその兜を取り外す。

長い茶色の美しい髪……そしてなんとも美しく可愛らしい笑を見せたのだ。

すると驚きの声を上げる兵士。


『おおっ!?ノームのノムタンじゃないか!?』

『んにょ!この人達はわちの仲間だにょ!?』

『なんと!?貴女がご一緒ならもっと早く言ってくだされば………。』


そう言って立ち上がったドワーフ兵士。


『御一行様…………飛んだ御無礼を失礼しました…………俺はこのドワーフ王国の兵士………ドワルゲン………今ご案内いたします…………是非我が王………………我が王とお会いこの状況を打破する為にご協力下されたらありがたい。』

『おお……………ならばご案内をお願いしたい。』


そういったバラコンダ。

すると辺りがざわめきだす。


『王だ!!??王様がお見えになられた!!』


誰かがそう叫ぶ。

すると俺達の目の前の人だかりがまるで十戒の海を割ったかのように人の中に道が出来上がる。

そしてはるかその先から数名のお供を連れた他のドワーフ達より一回りも大きな体躯の男がこちらへ向かってくる。

俺達はその男を立ち止まり見据える。

すると…とうとう俺達の目の前までやってきたのはこのドワーフ王国の王であった。


『皆の者………我がこのドワーフ王国を統括するドワーフ王『ドワフロス』である…………と言いたい所だが………私は王の側近『ドワクリス』という者……我が王は野暮用でな…………しばらくこの地下帝国には不在なのだ………だがその意思は私が継いでおる………そしてお主ら………中でもそこの方はまさかの我が神の一人でもあらせられるバラコンダ様………我が神アースドラゴン様をどうか………お救いください。』

『何かわかっているのですね!?』


そうたずねたバラコンダ。

ドワーフ王は頷きこたえる。


『ええ……アースドラゴン様は………この地下帝国からまたはるか地面下にある地下湖からなにかの力を感じます…………きっとそこにいるハズ……どうですか!?お救いくださいませんか!?』


俺はバラコンダの肩に手を添えいった。


『ああ………もちろんだ。』

お読みくださりありがとうございました。

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