シーン42バラコンダとの遭遇。
俺はアースドラゴンをぶん投げる!!
そして驚きのアースドラゴンは叫び声を上げ大地に沈む。
ドーーーーーーーーーーーーーーンっと地響きを立て爆風が辺りに立ち込める。
すると、次の瞬間!!!
アースドラゴンは激しくのたうつ。
そしてドガガーーーーーーーーーーッと激しい轟音を立て地中へと潜っていくアースドラゴン。
『なにっ!?』
その巨大な身体からは想像もつかないほどの速さでアースドラゴンは視界から消え去ったのだった。
『行っちまった!!もしやドワーフ王国へと向かったのか!?』
『お兄ちゃん………そうかも知れない………急ぎましょ!』
すると悲しげな表情を見せるノムタン。
『アースドラゴン………………………。』
『大丈夫だ………きっとまた姿を見せる………とにかく急ごうぜ……ドワーフ王国も心配だろ!?』
『うん!………………………………。』
俺たち一行は先へと進むことにしたのだ。
◇
◇
◇
『おいおい………この大森林も中々だな…………ノムタン………入り口はまだなのか?』
俺の問いかけにキョロキョロと辺りを見回すノムタン。
すると何かを見つけたのかノムタンはキラキラとその目を輝かせていた。
『むひゅ!なにかの紐を見つけたにょ♡』
そういったノムタンは俺達にそのロープの様な何かを手に取り見せてくれる。
『ノムタンそれはなんだ!?』
『わかんないにょ……………うーん。』
そういいながら手にしていたロープの匂いを嗅ぎ出すノムタン。
『クンクン……………何か生臭い匂いがするにょ。』
『生臭いだと………どれ!?』
俺はノムタンからロープを受け取ると匂いを嗅いでみる。
すると確かに生臭い匂い………そして次第にぬるぬるとした粘液が出てきた気がする。
次の瞬間。
そのロープは突然ひっぱられる。
思わず手で握ってしまう。
するとそれはもの凄い力でひっぱられたのだ。
『ぬん!!!!』
俺は俺思わず渾身の力でひいてしまう。
ギギギという激しい引っ張り合い。
するとフッとロープの主は一気に力を緩める!!
『ぬあっ!!!????』
俺の身体はドシンっと地に尻もちをつきながら後方に倒れる。
思わず手を話していた俺だった。
『ちっ!?なんなんだあれは一体!?』
すると鋭い眼光に気がついた俺。目の前には巨大なヘビ……………アナコンダが俺を見ていたのだった。
するとそいつは語りかけてくる。
『なんなんだ貴様ら…………実に騒々しい………我が蛇神………………バラコンダと知っての蛮行か!?』
『蛇神……………!?』
『バラコンダ!?』
俺とルキはそう声を上げていた。
『ああ………お前達は俺達兄弟を敵にまわそうとでもしているのか!?』
バラコンダのその声にルキが叫ぶ。
『そんな事ありません!!それに兄弟って!?』
『ああ………先程地上へと這い出てきたでろう!?我が弟…………アースドラゴンが。』
『『アースドラゴン!!???』』
俺達はその言葉に驚きを隠せなかった。
『ああ…………………………まあヒューマン達の間では地竜とも呼ばれているようだがな。』
◇
するとバラコンダはその身体から光を放ち徐々に姿を変えヒューマン……今の俺達程の大きさへと変化していく。
『ふぅ…………この身体になるのは、いつぶりだろうか………俺は蛇神と呼ばれる…………まあ精霊の一種だ…………。』
『おっ…………おお。』
白い長髪とイケメンの容姿………まさかこいつが先程の大蛇だととは誰も思うまい………そのバラコンダが俺達の前に姿を変え立ち尽くしていたのだ。
『お前がバラコンダか………寧ろ俺達竜族に近いようなものなのか?』
『まあ確かに種族的には似たような部類かもしれんな。』
するとルキが口を開く。
『そうでしたか………私は竜族の巫女…名をルキといいます…………そしてこの人が兄の雷武です…………ところで早速なのですが……先程の弟といったアースドラゴンは元々粗暴が悪かったのですか?貴方を見たところ、兄弟とはいえそんな様子は感じられなくて…………失礼ですが何かあったのなら………お話も聞きたいですし………何か力になれるのであれば協力したいのです。』
『ああ…………そうだな………でもこれは俺達兄弟の問題…………………それを他人になどと。』
『そうはいかないのです………彼は地中のドワーフ王国で現在暴れ回ろうとしています………私達はそんな彼を止めるためにここから向かおうとしてるのです。』
『なぜわかる?』
『それは……私が未来視ができる竜の巫女だからです。』
ルキは静かにそう告げたのだった。
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