シーン27ピンチ。
俺はサラマンダーの里への扉を開いていく。
するとそこに存在していたのは巨大な触手魔物だった。
しかもそいつの身体は鉄なのか鋼なのか………恐るべき巨大な身体を持つ魔物だったのだ。
『テンタクル!!!???』
それは機械のボディを持つ魔物と機械の融合したモンスターだった。
『くっ………………あれ……です…………あいつが……私達のエネルギーを………吸っていく魔物…………なの………です。』
そういったテンタクルはやはりサラのエネルギーを吸収しているのだろうか…………彼女が苦しそうにつぶやく。
するとその時。
ドライアードがエネルギーを集めていた。
『ドライアード!?お前。』
『大丈夫です………我々精霊は互いの源は違えど……エネルギーの供給はなされます。』
すると……みるみるうちにサラの顔色は良くなり力が戻っていくようだった。
だがそれを阻止する為なのか…無数の奴の触手が蠢き出す。
そして。
『いやあああーーーーーーーーーーっ!?』
『きゃっ!?!!!????』
いつしかドライアード、そしてサラは触手により手足を縛られ囚われてしまう。
『二人とも!!!????』
そう叫んだルキ。
次の瞬間。
その触手を切り裂こうとしたルキが風をその身に纏う。
『そんな気持ちの悪い触手なんて…………私の風で!!!』
ルキがそう構えた瞬間!!!
ドシューーーーーーーーーーーっと放たれたルキの切り裂く風。
ところが。
キンキン……キィーーーーーーーーーン!!!
そう………それは…………………あのテンタクルは機械でできた機械兵器のボディなのだった。
するとルキの風に怒りを覚えたのかテンタクルマシーンは触手を無数に増やし、まずはルキの手足を縛り上げ動けなくしてしまう。
『ルキーーーーーーーーーーーーーーっ!?』
『お兄ちゃん!!???いやあああーーーーーーーーーーっ!!???』
『くそっ!?』
俺が足を踏み出そうとした……その時。
今度はなんとアホ猫とミリタリーイタチもまたテンタクルマシーンとの触手との攻防を繰り広げていた。
『くっ!?このこのこのーーーーーーーっ!?』
フェリスの剣は触手を弾きながら耐えている。
『ししょーーーーーーーーーー!!今奴の身体を柔らかく切れるようにするであります!!!』
フェロームはそう言い放ち………構えたその時。
『ふうううっ!!!???』
ガクガクとその身を震わせるフェローム。
『イタチ!?どうした!?』
俺の声にフェロームはプルプルと震え…………そして答える。
『くっ………………やつがどこからか…………これは!!???』
見るとフェロームのボディにまるで細く見えない糸の様な何かが刺さっていたのだった。
するとフェリスもまたその見えない触手にやられたのだろうか………その手から剣を落とし……足元に転がしてしまう。
カランカランっと転がり、すーーーーーーーっと消えていくフェリスの剣。
その瞬間。
俺はその光景に危機感を感じていた。
そしてフェリス…………フェローム……………俺以外のメンバー全てが敵の手に堕ちる。
しかも…………ルキも含めた皆がテンタクルマシーンによりエネルギーを吸収されていく。
『くっ………………………おにい………………ちゃん。』
『くそっ!!!???ルキーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?』
俺は地を蹴り飛び出していた。
だがその時。
ズンっと感じた何か…………それは俺の背中に突き刺さるテンタクルの鋭い触手だった。
『くっ……………………………これがエネルギーを吸収するテンタクルマシーン……………いかにもヒューマン共が考えそうな姑息な機械だな。』
精霊であるドライアード、そしてフェリスとフェロームもまた奴の餌食になるのは直接的な 攻撃でなくとも吸収されていたんだろう………その影響で奴ら二人も奴の餌食になっている。
そしてルキと……………サラ……………………………。
サラはこうして里の仲間達を失っていったのだ。
命からがら逃げてきたのに仲間達を救うために必死で。
俺の目に映るルキと………そしてサラ。
ここで俺がやらなければ……。
皆を守らなければ。
俺は目を見開く。
俺は地上最強の生物……………………………………。
『ドラゴンなんだ!!!!!』
『はああああーーーーーーーーーーーっ!?』
爆炎をこの身体に纏わせいく俺。
それにより…………身体に刺さっていた触手は燃え上がり音を立て消えていく。
『俺は地上最強のドラゴンだ………………………俺を殺りたきゃ……………………広大な宇宙からでも…………星をも破壊できる………………そんな兵器でも持ってくるんだな。』
俺の目は赤く輝くのだった。
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