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真マジェスト魔神伝説~魔神雷武と竜巫女~  作者: 黒羽冥


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シーン19雷武立つ。

力を失ってしまったルキ。

背に乗っていたフェリスとフェロームもまた空中に放り出される。

それを待ってましたと言わんばかりに機械兵器であるサイクロプスが三人に狙いを定める。

次の瞬間。

グオオオオオーーーーーーーーーーーッと巨大な声ともとれる奇声を上げたサイクロプスの口が開き三人を巨大な口で飲み込んでしまおうとするサイクロプス。


『いやあああーーーーーーーーーーーーーーっお兄ちゃん!!!???』


動けないルキの叫び声が大きく響く。

その時。

俺の背後に激しい爆炎が上がる。


『うおおおおおーーーーーーーーーーっ!?』


いつしか俺の姿は竜人化していた。

そして叫んだ俺は全身に炎を纏う。

するとサイクロプスはその腕を奮ってくる。

奴の巨大な拳が俺に向かって今にも届く。


『お兄ちゃん!!???』

『雷武様!?!?』


ルキとドライアードの叫び声がこの地下世界に響き渡る。

その瞬間。

ドゴンという激しい衝撃音、それは俺の身体を捉える奴の巨大な拳だった。

だがそれは俺の身体から溢れる炎が食い止める。


『お兄ちゃん!!???』


するとサイクロプスは驚いたのか停止すると気がついたように今度はルキ達を飲み込もうとしていた。

俺は背中の翼を広げそして。飛び立つ。

そして瞬時に奴の顔面まで辿り着くと拳をひいていく。


『てめえ!!!俺の大事なルキを……………………』


俺の拳を纏うように激しい炎が渦巻いている。


『食わせねえーーーーーーーーーーーっ!?』


ドーーーーーーーーーーーーーーーーンっとサイクロプスの巨大な顔面を捉える俺の拳。

次の瞬間。

サイクロプスの身体は浮き上がり奴の顔面にはその衝撃でくの字に衝撃痕で陥没する。

すると聞こえる誰かの声。


『なんだと!?我々の作ったサイクロプスが吹き飛ばされただとおおおーーーーーっt!!???』

『マジかよ!!!??そんな事ができる奴がこの世に存在するのか!?』


目を向けるとそれはこの戦いを見ていた無事だった数名のヒューマン達だった。

するとズシーーーーーーーーーンっとこの地下の大地に地響きを立て沈む巨大なサイクロプスの巨体。

そして俺は瞬時に三人を抱きとめ地に足をつける。


『お兄ちゃん!!!???』


俺に抱えられたままのルキはその目に泪を浮かべ抱きついてくる。


『もう大丈夫だ………ルキ。』

『うん!!うん……………ありがとうお兄ちゃん。』


こんな可愛い妹を泣かせるとは。

俺は怒りが最高点に達しようとしていた。

すると基地の屋上から見ていた先程のヒューマン達の声が聞こえる。


『おい!!サイクロプス!!!その巨体だけで脳の足りないお前を最強の存在に機械化してやったんだ!!!あんなドラゴンに倒されるとは……………役たたずだなお前は。』

『そうだそうだ!!!お前達魔物を使って俺たちは神の存在となるのだ!!!お前はその力で俺たちの力を見せつけるのだ!!!』


俺はその言葉に何かを感じる。

するとドライアードが口を開く。


『雷武様………………やはり…………あのヒューマン達があの元凶……………破壊神…サイクロプスを作り上げたようですね…………。』

『なにっ!?それはどういう意味だ!?』

『ええ…………それは。』


そういったドライアードがその重い口を開く。


『元々………………………』

我々のこの森の地下には………森と大地を守る神としてあのサイクロプスが眠っていたのです。

はるか昔。

この大地と森は豊かなものでした。

そしてこの大地を守るように優しい魔族の巨人がすんでいました。

それがこのサイクロプスだったのです。

それは大地を守る存在………森と大地に何かが起こるとサイクロプスは起きてその力で守ってくれたのです。

ところが………いつしかこの森にやってきたヒューマン達…………それはどういう訳か私達の神として崇めていたサイクロプスの存在を知っていた。

そしてヒューマン達の力は恐るべきものでした。

それはヒューマン達の能力……科学というもので、あの様に眠るサイクロプスの身体を改造し……そして意のままに操る事ができてしまったのです。

そう語ったドライアード。


『きっとそれにはあの魔王の存在が関してるのかと………私は考えているのです。』

『ドライアード………………………………』


俺たちがドライアードの話を聞いていると先程のヒューマン達が口を開く。


『お前は何者だ!?なぜそこまで知っているのだ………魔王様の敵となすものは俺たちの敵である……………魔王様は言ってくれたのだ………我々ヒューマン達を滅ぼそうと考えていたが我を崇拝しその全てを我に捧げれば信じる者だけは救ってやると……だから我々はこのサイクロプスを機械兵器へと変えたのだ。』

『そうだ…………さあやれ………サイクロプス!!こいつらをなきものにするのだ!!!』


その瞬間。


サイクロプスは再び、その一つ目を赤く輝かせたのだ。

お読みくださりありがとうございました。


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