シーン124未来へ。
俺は今………空島にいた………それはルイをみていてもらう為だった。
目の前にはペガサスが立っていた。
他の仲間達は…………只々…………涙を流していた。
スクエルちゃんにカラーちゃん……プテラちゃんもルキのために声にし……涙を流していた。
『くっ…………魔王ゼルドリス…………』
『兄貴……僕も我慢ができないであります!!』
『まて二人共………我らが姫であったルキ様……彼女を消した罪……僕達もその戦線には必ず立つ……なあアースドラゴン?』
『ああ……俺を取り戻してくれたルキ…必ずこの俺が。』
ねこにイタチ……それに賛同しているバラコンダとアースドラゴンもいた。
そしてゴリさんとメガロにスクエルちゃんに女性メンバーまでも仲間達皆がここへ揃う。
するとペガサスが口を開く。
『皆様…………よくぞ集ってくださいました………』
『ああ…………ルイはどうだ?』
『今はまだ眠ったままです…………でも大丈夫です………今はルキ様から宿された力をきっとゆっくりとその身体に吸収してる途中なのでしょう……きっと………直に目覚めましますよ。』
『ありがとう。』
俺は礼を述べる………するとペガサスは目を皆に向ける。
『皆様…………ここに集まってもらったのは他ではありません……竜の巫女であるルキ様の弔いともいうべき戦いを私達はこれからおこなおうと思っての事です……まずは聖獣様から…………。』
すると目の前に青い光と共に姿を現した聖獣。
聖獣アルビダイヤ………そいつは俺達の前に、その存在を現していた。
『皆の者…………ワシの声をよく聞くが良い………此度の件…竜人族のほとんどが消されてしまった事……これはこの世界にとって大打撃となってしまった……魔王が力を見せてきたのは明白………そして圧倒的な力を持つ魔族………それはヒューマン属……そして我々精霊族を支配しようとしている魔王はこれを機に行動を開始してくる事だろう。』
俺達はその言葉に身構えてしまう。
『だがこのままでは本当に終わりだ……だけれど数名の者達がその突破口を開こうと…………』
聖獣は一呼吸おき、続ける。
『勇者召喚を果たし…………そして動き出そうとしているのだ。』
『勇者………………………。』
『召喚……………………。』
『ああ…………じゃが…………まだその力は未知数なのである。』
『未知数とはどういう事なのだ!?』
俺はそう返す……………するとゆっくりと答える聖獣アルビダイヤ。
『勇者はこれからその心と力を成長させていかなければいかぬのだ………』
『では……………我々は一体どうすれば!?』
◇
良いか………以前の魔王ゼルドリスとの戦い………それは我々精霊の力を使い挑んだ戦いじゃった………じゃがその力をもってしても……討伐は果たせなかった………そして魔王ゼルドリスは世界を破壊…………人々の苦しみを力としておる………以前戦った時とは比べ物にならないくらいに今は強化されておる……わしが作ったあの神器だけでは今の魔王ゼルドリスを倒す事は出来ぬであろう……。
◇
その言葉に皆が沈黙する。
『では……どうすれば……………。』
『新たな勇者の力それをスキルと呼ぶなら………それはお主達と共に戦うスキルをもってこの世界に現れたのじゃ。』
『『おおっ……………それは一体………………。』』
皆がその言葉に反応している。
『わしが神から預かりし力………あの三大魔神と同様……お主達はその存在と力を魔神具と同化させるのじゃ……そうなる事でヒューマン族達とも共に戦える様になり…………そしてその力は魔神となる事で強化させる事ができるのじゃ。』
『『!!!???』』
皆もまた、その言葉に驚きを隠せなかった。
『それは…………あの三大魔神達と同じ状態になれと…………。』
俺の言葉に聖獣は頷く。
『ああ……そしてお主達はこれから成長する『勇者』と共に………魔王ゼルドリスを倒すのじゃ。』
驚きの中…口を開いたのはペガサスだった。
『なるほど………では魔王ゼルドリス討伐の為に私は…………この思いを……………使用する者と共に………果たす事といたしましょう。』
そう告げたペガサス………そしてその言葉に頷く聖獣。
そして……それに続く空島メンバー。
すると聖獣は両手を広げる。
天空から光が射し込み……それはいつしか目の前に扉を形成する。
『その扉を潜り抜けよ……………そして世界へ赴き………勇者と合流するのだ……………そしてこの世界を。』
アルビダイヤの言葉に先陣切って歩み出すペガサス………そして扉に手をかけそして。
『皆……先で会いましょう。』
扉を開き消えていったペガサス。
その後に続いていくメンバー。
そして最後は………俺の番になる。
『雷武……お主の妹であるルキには本当に感謝しておる……ヘキサも顔を出してないが……ずっと悲しんでいた……お主にもありがとうと伝えてくれと。』
『ああ……なあ……これで俺は……本当に勝てるか?』
『ああ………勇者はきっとお主を求めてくる……力となってやってくれ。』
『分かった……………。』
そして俺は扉を開く………光の中………そこには笑顔のルキが立っていた。
『お兄ちゃん……行こう………………』
『ああ…………………………………………。』
俺は一歩踏み出した。
◇
◇
◇
俺は『勇者』を導いていた。
そして、この俺と勇者は……………。
やがて魔王ゼルドリスを討伐する。
だが……魔王ゼルドリスは復活してしまう。
そして時を経た俺はまた……魔王を倒す為に。
俺を相棒と呼ぶ人間と共に世界を救った。
俺は…………魔神………雷武だ。
◇
◇
◇
お読みくださり本当にありがとうございました。
『完結』




