表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
真マジェスト魔神伝説~魔神雷武と竜巫女~  作者: 黒羽冥


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

120/124

シーン120魔王の影。

あの楽しかったクリスマスは過ぎ……俺達は平和に暮らしていた。

そんな…ある時。

俺は村の長老の呼び出しをうけていた。

ルキとルイは家にいる…そしてルテンは今日も道場へと行っていた。

俺はルキの言葉に渋々と長老の元へと向かっていた。


『ふぅ………あのジジイ………俺を直接呼べばいいものを………ルキにいえば俺が行くしかない事を分かってるからな……いつまでも汚い奴だ…………。』


俺はそんな事をブツブツいいながら向かっていた。

すると……ふと思い出したのは麒麟の事だった。

『あにぃ…………僕ちょっと空島に行ってくるぞお!!』

『ああ……………気をつけて行ってこいよ!』

『うんっ!!行ってきます!!』


そう言って空島へと麒麟を送り出した俺。

麒麟はどうやらペガサスに呼ばれたらしい。

そんな俺は一人……ジジイの元へと向かっていたのだった。

ふと俺は…………空へと目を向ける。

暗雲が立ち込めはじめるこの状況。

俺はうす気味悪い感覚を覚える。


『これは………………急ぐか。』


そして俺はジジイの元へと辿り着いたのだった。

『来たか…………………………雷武よ………………。』

『ああ……………来てやった…………が………………なんなんだこの暗雲は!?』

『ああ………………この竜の富士に何らかの異変がおきようとしているのかも……………しれん……お前には今すぐその調査へと向かって欲しいのだ。』


俺はその言葉に何か嫌な気配を感じていたのだった。


『で?どこへ行けばいいのだ?』


すると首を横に振るジジイ。


『それが………全く分からぬのだ。』

『なにっ!?なんだと!?』


俺の声にジジイはその表情を曇らせていた。


『あの暗雲に気づいたのは今朝の事じゃった………先の見えぬワシはルキに何か見えぬかと、たずねてみたのじゃ………………すると…………今のルキにはそれが全く見えないものであった…………その為にワシはお主を呼んだのだ。』

『なあ……………もしかすると…………麒麟もペガサスに呼ばれたと言っていた……これは何か関係があると思うか?』

『可能性は…………あるかも知れぬ…………………これは恐るべき事態なのじゃ…………………この竜村を守る為に力を貸してはくれぬか………そしてルキ………あの子にも協力を頼んでは、いるのじゃ。』

『何っ!?ルキにだと!?』

『ああ………あの子も魔王討伐を果たしてくれた身……その力を再び…………この竜村の為に。』


俺はその言葉に胸が高鳴る。


『ルキは……あいつは今…………幸せな時を過ごしているんだ………戦いになるかもしれんこの状況に巻き込むんじゃねえよ。』

『雷武よ……………わからぬのか?この竜村の危機なのかも知れぬのだぞ!?そうなったら我が一族はどうやって生き延びるのだ!?』

『俺が守ればいいんだろ!?俺がやってやるよ!!???』

『フン…………お前一人で一体どうやってこの村を守るというのだ!?』

『そんなのやってみなければ分からないだろうが!!???』

『雷武よ……いい加減大人になるのだ………皆で力を合わせなければこの竜村……そして世界を守る事などできぬのだ。』


そんなジジイの言葉に俺はイライラしている。


『昔アンタはそう言って俺たちから……親代わりだったあいつを奪ったじゃねえか?』

『……………あの男は…………そういう運命……………だったのじゃ。』

『ジジイ……お前は、そう言いやがる…俺はまだいい…………だがルキは……………ルキはずっと泣いていたんだぞ!?お前達にせっかくできた親を奪われたのだぞーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!???』


俺は怒りでその場を飛び出していた。

怒りに任せ翼を広げ大空へ舞い上がっていく俺!!!!!

ぐんぐん上昇し雲を突き抜け………………………。

そして。

俺は空を彷徨い飛んでいた………………………。

普段なら青空が広がるこの空…………今の俺は暗い闇の中をひたすら飛んでいるかのようだった。


『ルキ…………………ルイ……………………俺は………大人しくジジイの言う通り…………動けば良かったのか?』


そう呟くも、今……俺は只々暗い空を飛んでいた。

するとその時。

後方から何か恐るべき力を感じる。


『こ……これは……………………これはまさか!!???』


俺は引き返す!!!

これまでにないほどのスピードで飛ぶ俺。

行く先は俺達の竜の富士の竜村だ。


『ルキ………………………………ルイ……………………』


俺の脳裏には二人の笑顔が浮かぶ。

俺は空を疾風の如く駆けたのだった。

お読みいただきありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ