閑話 先生の異世界生活2
この世界に目覚めてから1年がだった今はだいぶ千里眼の距離が伸びてきた。
まず私がいるのはアイリーン王国とモーリス聖教国が隣接しているハイム王国だ。
この国は片側が海に面していてアイリーン王国側には大きな山があり侵略は困難だと言われている。
モーリス側は大きな砦が築かれていて攻めるのは難しい。
そして、モーリスとの国交と農耕、海産物で成り立っている。
そして、海運業も盛んで私の家は代々この国の海運業に大きく関わってきたらしく、今のこの地位があるみたいだ。
ここ最近はアイリーン王国も全て見えるようになり誰かいないか探している。
が、生まれたての1歳の子供を見ても全然わからないのが現実だった。
なので、今は鑑定しながら距離を広げることを優先している。
ーーー4年後ーーー
私は15歳になり成人した。
街の学校を卒業し、家業の勉強をしている。
海運業には千里眼はかなり使えるので、いつも航海に引っ張りだこになっている。
成人の現在はアイリーン王国、モーリス聖教国、アイリーン王国の先の魔の森と呼ばれる所の先にある魔王がいるという場所ももう見える。
そして、モーリスの隣に大きな砂漠があり、その奥には地球でいう狩猟民族のような国があり、チンギスさんのような王がいる。
さらにその奥は大きな大きな木が森を作っている。
そこにはなんとエルフの里があったのだ!!
ファンタジー楽しみ♪♪
さらにその奥は荒れ果てた山脈が続きその山頂にはドラゴンや龍人がいたのだ。
そして、海の向こうには小さな大陸が二つあり、一つは龍の山脈をたどって行くとハイム王国と海を挟んだ向こう側までのびていた。
もう一つは完全に独立しており、行くには船しかない。
ハイム王国はその大陸の国と交易をしていて、珍しい食べ物や品物がどんどん輸入されてくる。
あまり栄えてはいないらしいが芸術や音楽が盛んでよくその関係のものも入ってくる。
そして、その大陸の魔物も独特な進化を遂げたらしくかなり強いのだ。
その素材や魔石がハイム王国の武力にはなくてはならないものとなってきているようだ。
さて、話は変わるが私の生徒達は転生して5歳になると思うが1人気になる子供を見つけた。
その子供はモーリス聖教国に生まれたて、まだ5年なのに自分の宗教を作ってしまったらしい。
らしいってのは千里眼は声が聞こえないのだ。
なので
映像と鑑定だけの考察になるが、それでも十分なくらい熱狂的な教徒がいた。
しかも、顔がどことなく風間壮太郎くんに似ているので、私はその子を見つけてから毎日様子を伺うようにした。
風間壮太郎発見!




