閑話 先生の異世界生活1
今年もこの時期がやってきた。
待ちに待った入学式、私たち教師にはだんだん見慣れて来る光景で、私ももう慣れてしまった。
教師になって3年経ち、今年で26歳になる。
私の名前は田中優子、独身、趣味漫画、生粋のオタク教師です。
入学式が終わりホームルーム、もう寝てる子がいる。
制裁を加えとかなきゃ♪♪
パシッ
今年はどんな年になるかな……
めんどくさい年かな……
ーーー放課後ーーー
私は教室の片付けをしに戻るともう友達を作っている生徒がいる。
さっき寝てた子達か。
その子達と話しているとそれが起こった。
魔法陣だ!!!
ヤバい!!興奮する!!!!
まさか漫画で読んでた世界にいけるのかな!!!!
案の定白い世界に行き神様が現れた。
でも、予想外のことに爆発で私たちは死んでしまい転生させてくれるらしい。
一応よろこんでいいのかな?
異世界ライフを楽しもう!!
ーーーオートリアムーーー
私は凄い豪華な部屋で目が覚めた。
身体を見渡すと自分の肌より青白く不健康そうな肌をしている。
そして、髪は金髪だった。
一番驚いたのは部屋がとても豪華で私は貴族になったのかもしれない。
すると、扉が開く。
ガシャンッ!!
扉を開けたメイドらしき人がティーセットを落とし、それには目もくれずどこかへいってしまった。
なんだったんだろう?
すると、扉の外から走る音が聴こえる。
ドタドタ、バタバタ
「ヘレン!!あぁヘレン目が覚めたのね!」
「良かった……。」
「え、えっと….私、記憶がないみたい。お母さんとお父さんですか?」
「そんな……。ヘレン……。」
「サリー、いいじゃないか、命があるだけ。」
「……そうね。
ヘレン、もうどこも苦しくない?」
「はい、お母さん」
それから私の周辺のことについて2人から教えてもらった。
お父さんはケント、お母さんはサリーという。
家名はエンリ・フォン・◯◯だ。
ザ・貴族だ!!!
私は1人娘で10歳なのだが体が弱くいつも寝込んでいたという。
そして、ついに高熱がでて意識を失い今に至るそうだ。
多分ホントのヘレンは亡くなって私が転生されたのだろう。
あの子達が生まれるて0歳なら私が10歳、辻褄はあう。
そして、
この世界にはステータスカードがあり、それも確認した。
名前:エンリ・フォン・ヘレン(10)
LV:0
体力:20
魔力:150
スキル:熟睡lvMAX 鑑定lv2
固有スキル:千里眼
これだ。
多分体力なさすぎるのは私でもわかる。
熟睡ってなんだ(笑)
定番の鑑定があるのは助かったかな。
チートは千里眼ってわけか。
練習しよう!そうしよう!!
それから私の猛特訓が始まったのだ。
毎日周りのものや人を鑑定しながら鑑定のレベルを上げ、千里眼を使いいろんなところを見るのだ。
この千里眼は目を瞑ると視点が私を上から見ている感じになり、それをさらに上空へと上げられるのだ。
そこからの操作が少しなれるまで難しかったが今はこの街と隣の街まではいけるようになった。
しかも、かなり細かく見れるのだ。
部屋の中までしっかり見れるとはチートだ!!!ムフフ
それに付け加え鑑定も千里眼を使っているうちにできることがわかり、先生は無双中なのだ!!




