表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

50/75

閑話 アークの日々

アーク視点です



私は猫である。



この王都ではこの姿だと自由に行動出来て助かっているのだ。




ロイスは魔法師学校に入学し、商売を始めたらしく忙しいみたいなので日中はほぼ会っていない。



夜にはよく素材やらを取りに行くときにたまに同行しているがその程度だ。




私の日課は街の散策と魔法の訓練だ。





散策では貴族街のどの家にどんな貴族が住んでいるか、や王城の中に侵入しどこで誰がいるかなど基本的に隠密活動をしている。



私が生きていた時代の貴族はクズばかりであったが最近は平和になったからであろうかそこまで馬鹿なやつがいないみたいだ。



いても、少し賄賂や差別をするやつくらいなので可愛いもんだ。









ある日、私が王城を歩いているときの事だ。



王族が集まっている日があった。





何かの大会があるらしく、街では盛り上がっているみたいだ。






その日はゾロゾロと王族が街にあるコロシアムに出発していった。




私も後を追って行くと今日、明日は武闘大会があるらしい。








私も離れて観戦しているとロイスがでているではないか。



ロイスが出場しても優勝に決まっているではないか。





そして、1日目の試合が終わった後ロイスは国王に呼ばれていた。




その話をこっそり聞いていたが今の国王はそんなにイヤなやつではないみたいだな。



ロイスにもよくしているみたいだ。






もうあのクソ勇者の血も薄れているのだろう。



復讐する気も起きない。






まぁロイスがいれば退屈もしないですみそうだから良しとしよう。






次の日はロイスがでる試合が多く、あやつはアークデーモンを一撃で倒していたのだ。




さすがの私でもそれは出来ない。





見たこともない魔法はやはり興奮するな。









そして、決勝戦を見た私は驚愕した。






なんなんだ、あの災害のような魔法は……。








あんな凶悪な魔法を使えるのに傲らず訓練を続けているロイスには感嘆する。








そして、その魔法を見た日からロイスとの訓練をまた始めたのだった。





私もまだまだ強くなれる。






自分の限界はどこなのか……。






それを知るための旅をするのもまた一興。






ロイスには感謝しなくてはな。



名前:アーク・ルドルフ【猫】(???)

LV:80

体力:???(魔力に依存)

魔力:24000

スキル:隠密lv8 風魔法lv6 炎魔法lv6 水魔法lv8 雷魔法lv6 土魔法lv8 時空魔法lv6 無魔法lv6

固有スキル:迷宮作成lv7







ーーー数年後ーーー




ロイスも少し成長し、最近は一緒にダンジョンに潜ったりしている。





私にまだ体があったころ各地のダンジョンを回っていたことがあったがSランク冒険者でもなかなか全ての階層をクリアすることはできない状況であった。





ロイスと潜ったらクリアできるんじゃないだろうか。

いい訓練にもなるし、最近は興奮する毎日を送っている。







この青の洞窟もだいぶ深くまで来ているが、2人ならまだまだ余裕そうに思えた。






そして、最下層のボス部屋へと辿り着く。







とても大きな扉がそこにはある。









「アーク!準備はいいか?」





「ああ、もちろんだ」





「じゃあ行こうか」






本編戻ります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ