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追加の褒美と尋問

また金持ちになるかも



僕はアリスお嬢様を背に抱え、セバスはフードの男を引きずり王城へと戻っている。





「ロイス……私が泣きじゃくってた事誰かに言ったら殺すからね……」




アリスお嬢様は豊満な胸を僕の背にギュッと当てながら耳元で囁いた。




「……はい、…もちろんです。」




「ならよろしい!助けてくれてありがとう!」





そうこうしているうちに王城に着いた。




着いた瞬間に国王が沢山の騎士を引き連れ飛んできた。




「おおぉ、アリス!無事だったか。……心配したぞ。」



「お父様っ!!!」




お嬢様は国王に勢いよく抱きつく。





感動の再会がひと段落したところで国王が言う。




「セバス、お前が着いていながらこの有様とは……いったい何があったのだ。」




「はい、申し訳ありません。私が着いていながらこのような失態を………その時のことをお話しいたします。


お嬢様の次の用事が商業ギルドへ行くことだったので2人で馬車に乗り込みました。

次の瞬間外で物音がし、そのあとは一向に馬車が動かなかったのです。

出てみると護衛達がみな倒れていたのです。

それに驚き、様子を見るために馬車を降りた瞬間に攻撃されてしまい、防ぐことはできましたがその隙にお嬢様を拉致されてしまいました。


そして、フードを被った敵が2人いたので片方に私は足止めをされてしまいました。


数分後にロイス様が来て、そのフードの敵を魔法で倒しました。


そのあと私たち2人で追いかけ、なんとかお嬢様を救出することができました。」




「お父様!!セバスは何も悪くないわっ!処罰はしないであげてっ!」





「ああ、わかっておる。完全に城の警備などいろいろな不備が重なっておる。処罰はなしにするがセバスよ、精進しろ」




「ハッ!!」



「そして、ロイス・ヴェスターよ。娘を救ってくれて本当にありがとう。褒美をやろう、何でも言うがよい」




「いえいえ、そんな…。当たり前のことをしただけですよ…。」



「そうか…だか、私を気が収まらん。金銭で済む問題ではないが貰ってくれぬだろうか。」




「そこまでおっしゃるのでしたらありがたく頂戴いたします。」







こうして、僕も富豪の仲間入りすることになってしまった。






「さて、ではそこの捕虜を尋問する。私の娘を拉致した目的と相手を吐かせるのだ」




尋問室が地下にあるそうでそこに連れていかれるみたいだ。






アリスお嬢様は疲れ切っているので部屋に戻るみたいだ。






「僕も尋問室に着いていっていいですか?」




「お主はまだ子供だ。よした方がよいぞ」



「いえ、大丈夫です。それにこの事件で知りたいこともありますし。」



「お主がいいならいいが体調が悪くなったらすぐ退室してよいからな」





国王とセバス、護衛騎士数人で地下へと移動した。





国王も行くって凄い……

娘がそうとう可愛いんだろうな。












ーーー数時間後ーーー




「早く吐いてしまえ、楽になるぞ」





「……………」



フードの男は殴られまともな表情をしていない。




尋問ではなく拷問だった。




まぁこの文明レベルならそういう感じになるよな。




「国王様、セバスさん、僕が尋問しても良いですか?」




「お主がか?子供にそんな事はさせられん。」




「僕は魔法でどうにかできると思います」




「ほう、それはどうな魔法なのだ?」




「闇魔法レベル8の洗脳(マインド・ジャック)です」





「知らんな。やってみるがよい」





僕は男の頭を触る。


この魔法は頭を触らないと発動出来ない。

自分の魔力を相手に流し込むのがキモなのだ。



なのでこの魔法は戦闘ではほぼ使えない。




前に兄さんで試したことがある(笑)






洗脳(マインド・ジャック)!!」




「ぐぁっ……っう……。」





「お前は誰だ?名前を言え」




「ナイル・ハーゼです」




「出身地、国籍はどこだ」





「どちらもモーリス聖教国です」



「誰の指示だ?」



「メイ様です」



「メイ様とは誰だ?」



「モーリス聖教国教皇のご子息、第一皇子のハルク・メイ様です」



「なぜお嬢様を拉致する必要がある?」



「メイ様が望んでおられます」



「あと、デーモンを召喚したアレはなんだ?」



「モーリス聖教国では召喚魔法の研究が行われており、最近では悪魔の召喚をできるようになりました」



「その召喚で最高位の悪魔はなんだ?」


「アーク・デーモンです」






「国王様、このくらいで平気でしょうか?」





「ああ、大儀であった」





僕は魔法を止める。





「緊急会議を開く。ロイス、お主も出席しなさい」




「は…はい。」






なんでこうなるんだよっ!!





初尋問でした

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