初ボーナスと久々のアーク
アーク久々に登場
ーーーロイス・ハルト商店ーーー
「みんな!今月も給料を配るよ!今回は初のボーナスを支給しようと思う!」
みんな目をキラキラさせてこっちを見ている。
ジャラッ
「はい!いつもの給料と今回は初のボーナスなので銀貨5枚をプラスする!」
「わーい!!」
「やったー!」
「いいんですか!?ロイスさん…」
「ウチはかなり儲かってるんだよ!このくらい大丈夫だ!でも、ボーナスのことやお給料のことはあまり人に言っちゃいけないよ?」
「なんで?『何でですか?』」
「スラムや街中でも狙われる可能性もあるからだ!そして、このことは胸に秘めて、自分の好きなものを買いなさい!」
「はいっ!『はーい』」
みんな素直だ!
この調子で店舗拡大していこう。
ーーーピエール商会ーーー
「ロイス様、今日は話があるのである。」
「王族に呼ばれたってやつですか?」
「なんとっ!もうご存知でしたか」
「マークから聞いたよ。そうとう広まっているらしいですね!」
「そうなのである。そのおかげ
か王族にまで召集されることになってしまったのである。ロイス様ももちろん付いてきて下さいね?」
「ぐっ……。やはりそうなるのか!」
「はい、そうなるのである。」
「それならマークも連れていく!あいつが付いてきてくれると言っていた!」
「それは心強いのである、ロイス様は何をするかわからないであるからな」
「んー…まぁそうですね……」
「日程は王族の気まぐれなのでいつでも行けるように心構えはしておくのである!」
それから数日経ったある日、ロイスの家での事。
そういえば、王族関係はあいつに聞いとかなきゃな。
「アーク!出てこい!」
ロイスは虚空庫から魔石を取り出した。
それがそこから出た瞬間にネコの形へと変わっていった。
『ロイス、久しぶりだな。何日ぶりだ?』
「アーク、もうあれから半年以上経ってるぞ」
『なんとっ!時間の感覚が鈍くなってるようだな』
それから部屋でアークにこれまであったことなどを話していった。
『ほう、王族と会うのか…。』
「アーク、なんか変なこと考えてない?」
『まあな。今の国王がどんなやつか少し顔を拝んでおこうかとな』
「僕らと別行動してもいいけど、見つからないようにしてよ?」
『ああ、わかった。あと、当分この姿でいることにする。たまに帰ってくるから放っておいていいぞ』
「目立つようなことはするなよ!」
『ああ』
返事をするとアークはささっと何処かへ消えていってしまった。
王族に呼ばれるよ




