完売と貴族街での報酬
あっという間です!
ーーー休日ーーー
今日は僕も学校が休みなので店を手伝う。
「よし!初日だ!みんな頑張るぞ!」
「はい!『ハイっ』」
みんな気合いが入っている。
まずは準備でいい匂いでこの平民街満たすことから始める。
その匂いに誘われて街の人が数人がやってくる。
「こんなところに店あったか?」
「さあ、覚えてないな」
「いらっしゃいませ〜!マヨ料理はいかがですか〜?」
「なんだ?マヨって?」
「これです!舐めてみてください!」
街の人は試食用に置いてあったマヨを指先に付けて舐める。
「ぬおっ!!?なんだこれは!!!」
「う、う、うまいっっ!」
「一ついかがてすか〜?」
「いくらするんだ?」
「このじゃがバター(マヨ多め)もコーンバターマヨパンもポテトサラダも銅貨3枚ですよ〜」
「おお、お、少し高いけど美味いからなぁ……」
「美味しいですよ〜!!」
カリンは満面の笑みで落としにかかる。
「だよな!じゃがバターを一つくれ!」
「俺はポテトサラダだ!」
「私はコーンバターマヨにするわ!」
ここから匂いも噂も広まりあっという間に完売してしまった。
「みんな、ご苦労様!今日はよく頑張った!」
「ありがとうございます!!」
こうして無事1日目が終わった。
ーーー数日後ーーー
「ロイス様!今お時間よろしいですか!?」
「ピエールさん!そんなに急いでどうしたんですか?」
「実は思いのほか貴族街での売れ行きが良くすぐになくなったのですが、そのあと早くしろと催促が後をたたなくてですね……マヨネーズを卸してくれませんか?」
「ええ、大丈夫ですがそんなに凄いんですね……。」
「熱狂的な信者ができそうです…」
「とりあえず、ロイス様の取り分をお渡ししておきますね」
ジャラッ
ピエールはお金の入った袋を出した。
「え、どんだけぼったくったんですか!?」
「いえいえ、人聞きの悪い。これは先行販売する方からは高く取るのは基本である!」
「ちなみにいくらで売ってるんですか?」
「一ビン金貨5枚である。今回先行販売は金貨8枚であるが」
「そんなに貰ってるんですね…」
「貴族街はハマれば売れるのです。貰えるときに貰っておくのである」
「はい、ありがとうございます。」
こうして僕はマヨネーズ王として、平民街と貴族街に名を轟かせることになるのはもう少しあとの話である。
ーーー数ヶ月後ーーー
「ロイス君!君のところのマヨネーズ凄い勢いで広まってるね!いつも貴族の間ではそれで話題は持ちきりだよ!」
「そうなのか?ありがたいことだ!」
「なんか、今度ピエールさんがその件で王族に呼ばれてるらしいよ!」
「そんな大ごとになってるのか!?」
「怖いな……僕は呼ばれたりしないよな!?」
「どうだろうね…。その時は付いていってあげようか?」
「いいのか!?マーク!!おお!心の友よ!!」
マークは優しすぎる。いつもありがとう!
売れゆき、バイトにボーナスを!
コメントありがとうございます!あらすじの誤字訂正致しました!




