カリン訪問と契約
商品決定!
「ごめん下さ〜い!向かいのカリンで〜す」
「お!来たな!カリンさん!よろしくね!おーいみんな集合!!」
奥の厨房から4人のバイトが現れた。
「みんな、紹介する!この人はウチで働いて貰うカリンさんだ!仲良くしろよ!」
「カリンです!12歳です!よろしくお願いします!」
「カリンさんには売り子をやってもらう!お金の勘定ができるからな!で、こいつらは料理担当だ!大きい女の子2人が10歳で下の男女は7歳だ!」
「よろしく!『よろしくお願いします』」
「じゃあとりあえず、カリンさんもこれ食べてみて!ウチで売り出す商品だよ!」
カリンの前にじゃがバター(マヨネーズたっぷり目)と、ポテトサラダ、コーンバターをパンに挟んだもの(パン柔らかめ)をだした。
「うわ〜いい匂いっ!!!食べていいんですか!?」
「もちろん!感想聞かせて」
「はい!」
カリンは無我夢中でマヨ料理を食べていった。
「ぶは〜〜!美味しかったぁ!こんなに美味しいもの食べたの初めて!!」
「良かった良かった!じゃあしっかり街の人に売ってくれよ!」
「私頑張ります!!」
気合が入ったところで5人を集めた。
「みんなこれから給料と休みと働き方について契約を交わすよ。5人はやったことないよね?」
「はい!「ハイ」「はーい」」
まばらに返事が来たが多分ないよな(笑)
「これが契約書だ。ここに書いてあることを守らなければいけない、というものだ。
⑴健康で元気に働ける環境を提供する。⑵週休2日はもらえる権利がある。
⑶ここで学んだ事、聞いた事は黙秘しなければならない。
⑷1ヶ月の基本給を銀貨4枚とする。売り上げに応じて特別ボーナスあり。
⑸店舗が増えた場合は店舗異動の可能性あり。
⑹退職する場合は14日前には報告すること。
これだ。意味はわかったか?」
「………………」
「どうした?わからなかったか?」
「い、いえ、意味はわかりました。ただこんな好条件の仕事を本当に私たちにやらせていいんですか!?」
カリンは恐れ多いという感じで質問してくる。
スラムの4人はキョトンととしている。
「ああ!もちろん!お前たちが働いてくれ!うちの店は儲かるぞ!」
5人はしっかりとサインをして、今からウチのスタッフとなった。
「改めてよろしく!僕はロイス・ヴェスターだ!」
こうして、僕の商売が始まった。
あ、店の名前何にしよう……。
貴族街のイベントに行きます




