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スラムのバイトとマヨネーズ

スラムいきます



次の日は朝からスラム街に行ってみた。





まぁ絡まれるわ、絡まれるわ。



まぁ蹴散らすが。





さぁ!そして

スラム街のボスのところまで行ってやった!



「おはようございます!スラムのボスはいますかー?」




「クソガキ!てめェどこのもんだァ!?ここがどこかわかってんのかァ!?」



ザコの手下っぽいヤツが話しかけて来た。



「はい、スラムですよね?」





「え、あ、ああ、そうだ!てめぇ怖くねーのかァ!?あぁん!?」



ザコは吠える。





「はい、全然大丈夫ですよ?」



「ボスがくるぞ!?いいのか!?」



「はい、喜んで♪♪会いたいです!」






「ちょっとお伺いしたいこともありますし」





「クソガキ!待ってろよ!!」




数分すると20代のガタイのいい男が現れた。


目には切り傷がありふさがっており、顔は険しい顔をしている。





「誰だ、テメェは。何の用だ?」




「僕はロイス・ヴェスターと言います。魔法師学校の1年です。」




「魔法師のガキが何の用だ?」




「ちょっとウチで働いてくれる子供を探していまして、職を探してる子はいませんか?それに今後はより多くの子たちを雇う算段も立っています」




「お前のところってのは何だ?」




「飲食店です」




「………小さいガキどもは職がない。職にありつけるのはありがたいがお前を信用できん。」




「では、どうしたら信用できますか?」





「ここのガキ共の心を掴んでみろ。そうしたら許す」




「はい。わかりました!あなた見かけによらず良い人なんですね!」





「はぁ!?死ねガキッ!!」





「じゃあ明日も来ますね!明日はとりあえず子供たちを紹介して下さいね」





僕はこれからバイト達を確保するためにしばらくスラムに通うことになった。





まぁボスのは意外と良いヤツだったので良かった。






よし、次は食堂だ!









ーーー数日後ーーー



やっとスラムの子供たちが懐いてくれた。




マヨネーズを使ったものを持って行ったのだ。


これで、ジワジワと子供たちを洗脳していった。




僕と離れるともう食べられなくなるよ。と





その結果バイトをしたいという子供がたくさんきたので今回は3、4人採用予定だ。



面接をして年長者2人と子供2人で決定した。



年長者は人間の女の子1人と猫の獣人の女の子が1人、子供は人間が2人で男女1人ずつだ。




「じゃあ年長者の君たちは下の子たちにしっかり教えるように」



「はい『はい』」




「よし、家に案内するから身なりを整えないとね、魔法でちょっと洗うから」




そして、4人を温水で洗い、乾かし服を着せた。




4人は驚いていたが関係ない。


「よし、行くぞ」



平民街の僕の家に着いた。




「ここがそうだ!入ってくれ!そして、今日からここに住んでもいいぞ!まだ給料は上げられないが地下が空いてるから好きに使ってくれ。ただし綺麗に使ってくれよ!」



この前話したレシピを練習してもらうため住み込みをさせることにしたのだ。




そのせいか数日でみなが仕事をこなせるようになり上手くいきそうだ。




あと、今日はやらなきゃいけないことがある。


ピエールに王都での商売についてきいてこないと。




あとオークションのことだ。





ーーーピエール商会ーーー



「こんにちは!ピエールさんいますか?」




「はい!すぐ!」


獣人の受付け嬢が走って行く。





「ご機嫌よう!ロイス様!ちょうど良かった!オークションが終わったのである!凄いことになったのである!!」




「いくらになりました?」




「白金貨15枚です!」



「おお!なんでそんな高いんだ!?」





「なんと、あのベヒモスは亜種だったので普通よりも希少だったのです!」




「ありがとうございます」




「いえいえ、こちらも稼がせて貰えましたから!手数料は少しサービスしておくのである!」



「ありがとうございます!あ、あと聞きたいことがあったんですがいいですか?」




「なんでも聞いて下さい!」



「僕も商売を始めたいんですが登録とか必要ですか?」




「ほう、どんな商売をするんですか?」





「飲食店ですよ」



「そうなんですか、では商業ギルドで飲食経営登録が必要ですね!紹介状を書いて上げるのである!」



「何から何までありがとうございます。お土産にこれをあげます。最初はこの商品を販売することになると思うので。」





僕は虚空庫(アイテムボックス)からマヨネーズを取り出した。



「これを使った料理です」




「なんですか?これは見たことないですね…」



「マヨネーズと言います。これ自体は調味料ですけど差し上げます。なんでも合いますよ!」




「今、一口いいですか?」




「どうぞ!」



ピエールは指で一口舐める。



「おおおおぉ!!美味いのである!!こらなら絶対流行るのである!!わたくしも商売にかませて欲しいのである!!」



「平民街の小さい店で出すだけですよ?」




「ロイス様はわかっていらしゃらない!これは貴族街でも売れます!わたくしにお任せしてくれませんか?もちろん報酬はロイス様が多くて構いませんので!」



「はあ…わかりました。よろしくお願いします」






こうして僕とピエールのマヨネーズ大作戦が始まった。




マヨマヨ

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