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233話 相談 1


「ということなんです……アルファさん」


「ふふ、やはり告白されたか。良かったじゃないか」


「う……告白してくれるのは嬉しいですけど、どうしたら良いのか分からなくて」


 私は昼食の後、店に戻ってアルファさんに相談した。お客さんの相手も適宜しながらにはなっているけど。アルファさんはやはり、最初からエディ君の気持ちを分かっていたようだ。意味深な言葉も以前に言っていたしね。


「こういうのはアイラの気持ちが大事だろう? エディと付き合ってみたいと思うのか?」


「ええと、いきなり過ぎますしまだ知り合って間もないですし。今の状態で付き合うのはどうかな? とは思っています」


「ふむ、もっとお互いのことを知ってから付き合うべきだ、ということか?」


「違いますかね?」


「まあ、一般的にはその通りだろうな。エディはまだまだ新米冒険者で単独型だ。稼ぎも安定しているとは言い難い」


 エディ君の稼ぎはこの際どうでも良いけれど……やはりエディ君と今すぐ付き合うのはおかしいわよね? それに……色々と考えさせられることもあるし。


「今すぐに決める必要はないのだし、他の人にも相談してみたらどうだ?」


「そうですね、アルファさん。他の人にも相談してみます」


 北の大地に素材調達に行っているマリアベルとシグルドさんにも報告はしておこうかな。あんまり相談をする相手って感じではないけれど。


「いやはや、アイラ様にも恋人の影が出て参りましたか。頑張ってください」


「ありがとうございます、アウゴさん。あはは……」


 アウゴさんにも応援されていた。頑張ると言ってもどのように頑張ればいいのか分からないけどね……。


「アイラ~~! 久しぶり~~~!!」


「あ、マリアベル!?」


 何とも偶然のちょうどいいタイミングでマリアベルが帰って来た。右手には大風呂敷を抱えながら。シグルドさんはその後ろから歩いて来ていた。


「遅くなったな」


「シグルドさんもお帰りなさい。素材の調達とかは上手くいったんですか?」


「ああ、それは……」


「うん! もうバッチリだよ! 万能薬だけでなく超万能薬も余裕で作れるくらい素材調達してきたから!」


「超万能薬も……そっか」


 北の大地で超万能薬の素材が手に入るのは重要な事実だ。ロンバルディア側のメビウスダンジョンは瘴気の関係上、封鎖されるだろうからね。2号店で売れるアイテムの数がさらに増えそうね。それと同時にマラークさんにも超万能薬は渡しておいた方が良いわね。また瘴気事件が発生した時に迅速に対処できるように。


 まあ、そこまでの数を渡すことは無理だろうけど。


「そういえばダークドラゴンはどうしているの?」


「そっちは心配ないよ。王都からはかなり離れた森に待機してもらってるから」


「そうなんだ」


 そっちの方がいいでしょうね。あんな怪物が人目に触れたりしたら前みたいな混乱が起こってしまうだろうし。


「でさ、そっちは最近何かあった?」


 勘が良いのかマリアベルはキラキラした目を私に見せていた。まったくこの子は……まあ、告白されたことは話すつもりだったけどさ。

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