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幸せなことを罪だと感じてしまった瞬間

2010/5/14執筆

 通夜の岐路を独り歩く。たったひとりの愛娘を亡くした貴女に何の言葉も掛けることが出来なかった。

「ただいま」

 だるい右手で玄関の扉を開けると真っ赤な目をした息子が駆け寄って来た。

「お帰り。あかりのお母さん、大丈夫だった?」

 私はそう言う息子をしげしげと眺め、幼い頃のように息子を強く抱きしめた。察してくれた息子も無言で私を抱き返す。

 息子が生きていることにほっとしている。そんな自分を酷い奴だと思ってしまった。

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