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89 光慶 炎上する

僕達は全速力で京に帰ってきた。


都に入る前に言わなくてはいけない事が有る。


光泰  「さて、口止めをせねばならぬのう」

黒田家臣「まさか・・・(私等を焼き殺す気か?)」


僕は口元に人差し指を近づけた。

光泰  「良いか、この事はシーじゃぞ」

黒田家臣「はぁ?畏まりました?(今更、子供らしくしてもなあ)」

黒田  「わしの家臣達は、口が堅いから安心致せ」

光泰  「そそのかした黒田殿にも、

     迷惑がかかるかもしれぬから、くれぐれも頼むぞ」

黒田  「わしのせいにするでない」

光泰  「ここまで来たなら一蓮托生。共犯で御座います」

黒田  「焼いたのは、おぬしではあるまいに・・」


現場に向かう前に、今回の本能寺爆破事件を整理しよう。


まず、本能寺には火薬が大量に置いてあった。

これは信長が、毛利攻めに使うために用意されたものと、

明智家が所有していた物の2つがあった。

信長の火薬は秀吉に送る為、

明智家の火薬は武装解除した時に持ち帰れなかったからである。

この2つは同じ部屋に保管されていた。


本来なら火薬の保管場所は火の気の無いはずである。

考えられる原因は2つに絞られる。

誰かが火を付けたか、もしくは自然に燃えたかのどちらかである。


本能寺は秀吉による厳重な監視下に置かれていた。

何者かが入って来たとは考えにくいが、抜け道があるかも知れない。

これは考えても仕方がない。僕は警察ではない。(おばあちゃんは元警官)


問題なのは、僕には自然発火の可能性に、一つだけ心辺りがある。

まず、明智光秀の遺体は火薬の部屋の隣に安置されていた。

そして遺体を容れた棺桶の蓋の上に、僕がかぶっていた、

鉄製の兜、地獄滅頭ヘルメットを、

おもり代わりに置いてきたからである。

何故置いたか。それは出てこれないようにしたかったからである。

気分的に錘を置きたかった。兜がちょうどよかった。


本能寺が爆発したのは夕方である。

もしかしたら兜に西日の照り返しが辺り、

反射角度によっては火薬に辺り燃えてしまったかも知れない。

ペットボトルで火事が発生する現象と同じ事が起きたかも知れない。


・・・なわけ有るか!!!


こんな事、偶然起きる訳が無い。

例えそうだとしても、気づく人がいる訳ない。

コナンも金田一もいないのだから。

ただ証拠は隠滅しよう。

地獄滅頭ヘルメットの残骸は残っているだろうか?


さて、京の都の様子だが、なにか可怪しい。


町人A「くわばらくわばら」

町人B「祟りじゃ・・・祟りじゃ・・・」

町人C「明智様の怒りじゃ・・・」


本能寺の変の一件は、京の都中に知れ渡っている。

平次君が噂を広めたのも原因だが、

元々噂の広まり易い地域でも有る。


黒田「よく有りませぬな」

光泰「気づかれずに行きましょう」


今、僕が明智光泰とバレると何が起きるか解らない。

下手をしたら、パニックを起こした民衆に、殺されるかも知れない。


光慶「これで京の都も見納めか・・・」

町人D「見納め・・・・?もしや!!」

町人E「あの顔は見覚え有るぞ。確か明智様の子じゃ。

    馬揃えの時に見たぞ」


いかん、バレた。


町娘「ギヤャァァァァァァァァァ!!!!!!」


町娘の悲鳴と共に、京の都は大パニックに陥った。

町人達は皆、一目散に僕達から離れていった。


光泰「兄上・・・・やってしまいましたな」

光慶「わしのせいではない!!」


元々、光慶には悪い噂があった。

そして今回の件で、ダメ押しされたに違いない。

おまけに、旗を付ける際に、明智の指示に従わなければ、

雷を落とすと言わせていた。


光泰「薬が効きすぎたか・・」


そういえば坊さんから貰った薬は何に効くのだろうか?

後で聞いてみよう。無事だと良いが。

予定より長くなってきた。

100話で終わるはずだったのに

伏線多すぎた。

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