私と推しとカップリングの問題 3
続きです。
ワンコっていいよね。
もちろんキャラクラーのことです。ワンコキャラ。好き。自由奔放で、右左どっちもいける。相手を翻弄しながら愛を深めていくあれ。
まあ1番好きなのはクール攻めなんだけど、私雑食だからなんでもいける。
そんな雑食なんでも食べちゃう私ですが最近悩んでいることがあります。
「レーゼン!も〜勝手にどこか行かないでくれよ〜。どこか行く時は言ってからって言っただろ」
「ごめんって。なぁ、ハイト。ちょっとトイレ行くだけでも全部言わないとダメなのか?少しでも秘密がある俺は嫌いなのか?」
「え……もしかして俺、うっとおしい?俺、ただ……いや……」
「うっとおしいわけじゃなくて……いちいち小さな事で言ってたらキリないだろ?」
「俺レーゼンのことならなんでも大きなことだから」
似た者同士の組み合わせ。これは初めてだぞ……。どっちもワンコ気味。元気キャラって言うのかな。
この2人がくっ付くとは思わなかったんだ。お互い他の人といい雰囲気になるように誘導してたし。無理やりはしてないよ?最終判断は本人だから。
でも失敗。いいや、失敗だなんて言ったらダメ。人の恋愛なんだから、私が何か言えるものじゃない。だってこの世界はゲームじゃなくて現実だし。
「じゃあハイトも全部言えよ。この前一緒に歩いてた女のこととか。部屋の壁の中に隠してるもののこととか。部屋の床下に入れてるもののこととか。女物の下着隠し持ってることとか」
「なっ……!?なんでそれを……っ!?」
「俺に全部開示求めて自分は秘密持ってるとかズルくね?」
焦りと恥ずかしさが混ざった表情でレーゼンを見るハイト。悪くないな。
それにしてもレーゼン、知りすぎでは?そんなにハイトが好きなのか。うんうん、悪くないな。
……女物の下着?
「ひっ、秘密ってわけじゃ……ある、か。……でも俺レーゼンのことなんでも知ってたいし!いいだろ別に!あの女とはなんもないし!この前レーゼンと出掛けた時の服見てもらってただけだし!何が悪いんだよ!レーゼンと出かけるって思って手伝ってもらっただけだろ!」
「……そう、だったんだ。いやでも。壁と床に隠してるものは?」
「…………引かない?」
「さあ。でも言わなきゃ俺は……」
「ごめんなさい家に来た時にレーゼンが使ったもの全部保管してます!」
わあすごい。
これ、私の目の前で繰り広げられてるんですよ。おかしくない?こんなの私の前でやっていいやつ?
「えっ俺も……あっ」
お前もかよ。
この2人お互いのこと好きすぎなのでは。最高じゃん、これ創作に使わせてもらお……。
「レーゼンも!?マジ!?俺────」
「ち、違うって!あれ!あれは!女物の下着!」
「ぁうっ……それ、は……言えない……」
「……誰か泊まらせてるのか?」
「違う!……違うんだ」
「じゃあなんだよ。早く言え」
「…………あの、レーゼンに、着てもらいたいなぁ……なんて」
やだこの2人そこまで進んでるの!何それちょっとヨダレ垂れそう。どっちがどっちですか!!レーゼンが女物の着るってことはそういうこと?ああもう情事覗いてもいい?
ハイトは顔を真っ赤に染め、しかしレーゼンをしっかりと見ている。そんなハイトをレーゼンもまた見つめ……あ、赤くなってきた。
「き、聞かなきゃ良かった。……ほら、こういうことがあるだろ。なんでも聞くのは無し」
「俺別にそう思うことないし。それより返事」
「するかよ!絶対嫌だ!ハイトが着ればいいだろ!」
「レーゼンに似合うと思ったのに!!」
だから私の前でそんな話をするなと。
「へぇハイトってそういう趣味あったの?レーゼンに女物の下着着させる趣味……」
これ言うのためらってたんですが、言ってみます
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