表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隠し攻略ルートは悪役の私!? 〜乙女ゲームの悪役に転生しましたがヒロインから女神と崇められています〜  作者: 絡鎖
第3章 悪役の私の兄が世界的な宗教をひっくり返す。(予定)

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

128/251

第29話 そろそろ敵陣ですね?

何回か魔物に遭遇して、倒して、夕方。


「うーん、間に合いそうにないねぇ〜。このまま行っても時間的に中には入れないよ。どうする?」


「どうして?時間で何か変わるのかしら?」


「おおっと、そんなところからかぁ。門が閉まるから入れてくれないんだよ、セネルちゃんとこって閉めてなかった?」


「夜は閉めてたわ!そういうことね!」


アルカーナの門は見えてる。でも、まだ木々の隙間にわずかに見える、って感じだからこのまま行ってもそこに着く頃には夜になっちゃう。だから入れない。


進むか止まるかどうするか、って感じ。


「ふむ、なら今日はこれ以上進むのはやめようか。明日(あす)からは気をつけないといけないことが多いからね、ゆっくり休もう」


2人も闇属性の人がいる中で、闇を最も嫌う国へと行く。なんて危険な行為なんでしょう。行くだけならなんとかなるとは思うんだけど、その国の国教潰そうとしてる人(兄さん)がいるからね……。


チャラ男によれば、すでにアルカーナはほぼルス教が治めているのと変わらないらしい。だから国を潰そうとしてるのと同じだって。


わぁ、やば。いくら小さな国だとはいえ、国は国。私たちこんなことして大丈夫?勝手に国壊してその後どうするの?


「結界張ってくる。ノア、離れてる間だけローズ頼んだ」


珍し、兄さんがノアに私を頼むなんて……じゃなくてだな。


「兄さん私そんな見てないと勝手にどこか行く小さい子供みたいな扱いされても困るんだけど……」


いやそんな実際そうだろみたいな顔しないでよ、そんなことないしした事もないじゃん。あれか?昨日止められたのに魔物倒したのが駄目だった感じ?信用問題?


他の人、誰も援護してくれない。ミーシャはナラルさんと一緒に火起こしてて(ミーシャが魔法で火付けてる横でそれをナラルさんが眺めてる。『見てください、私青色の火出せますよ、ナラルさんとノアさんの色ですね!』『本当だ。綺麗だねぇ』呑気だ)、エスペラールはセネルに治癒魔法かけてて(『今日もたくさん歩きましたね、お疲れでしょうから治癒魔法使いましょう。体も洗えませんからね、治癒魔法の次は浄化魔法で綺麗にしましょう』なんて言ってるのがここまで聞こえる。治癒魔法も浄化魔法の安売りだ)、チャラ男は倒した魔物の内、持ってきた魔物の肉を『うわこれ霜降り。俺貰お。内臓どうするかなぁ、食べる人いなさそうだよねぇ俺も好きじゃない』なんて大きな独り言を言いながら切り分けてる。


こっちにそもそも気がついてないんですね、皆さん行動が早い。


「念の為だろ。まあこの中じゃノアが、まあ、まあ……いい、かもしれないような気がしないでもない……からな」


素直じゃない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ