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隠し攻略ルートは悪役の私!? 〜乙女ゲームの悪役に転生しましたがヒロインから女神と崇められています〜  作者: 絡鎖
第3章 悪役の私の兄が世界的な宗教をひっくり返す。(予定)

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第7話 まとめますと。

「ああ、聞いてただろ?認識変えて、ローズの立場もらうって。あいつの属性は光。俺と同じ。光魔法に認識を変える魔法があって、それを使うつもりだったんだろうな。防いだけど」


あれ、闇属性じゃないのか。……それもそうだな、エスペラールは転移してたじゃん。少しちゃんと考えたらわかることだった。


ていうか認識変えるって。闇の魔法だけがそういうのできると思ってた。まあ光と闇は対だなんて言うし、あり得なくはない。


「だいぶ物騒なことになってたたんですね。なら早いところ移動した方が良さそうです。ルス教のこともありますし」


「あっ、さっき教祖……じゃない、シーナさんがそれを確かめに行くって言いにきました。後でシンさんに連絡するとも」


教祖って言ったよね。何教だ、なんの宗教立ち上げたんだシーナは。


ルス教から逃げることになって、旅の仕方は今まで通りとはいかなくなった。ルス教の手回しで街に行くと銀髪の女というだけで止められる。いや、止められないことの方が多い。男と思われてるってことだよね、いいことなんだけど心が抉られますね。あれから女物の服着てないからだと信じたい。


シーナは付いてきてるらしいんだけどほとんど見ない。時々出てくる。なんか、影の者っていうか忍者っていうか……主人に気配を感じさせないけど必ずいて、必要な時だけ出てくる人っぽい。実際それなんじゃないかな。


そろそろ髪も切ろうかと思ってるんだけど兄さんに止められ、ミーシャに止められ、後ろから出てきたシーナに止められた。3人揃って『もったいない!どんな髪型も似合うけどせっかく伸ばしたんだから!』って。


じゃあ染めよかな?って思ったけどどこでも売ってる染料は高い。安いと髪が傷むらしいし、頭皮がやばいことになるってのも聞いた。兄さんから。王国の侍女とか、貴族の令嬢とかから聞いたんだって。どんな話してるんだ、兄さん。


染めるのはお金貯まってからにするとして、今はほんと男物の服着てるしかない。バレないんだからそれしかない……それはそれで悲しいけど。


街にいる時は偽名を使ってる。あの街で名前呼んでたから知られてるかも、って。みんな偽名。兄さんだけそのままでいいんじゃ?って思ったけどあの王国、そこそこデカい国だったんだよね、後から知った。辺境に住んでたらそんなのわからんな。だからその国の光魔法の騎士の名がシン、というのも広い範囲で知られてるから名前は変えた。偽名は全部シーナが考えた。


「ふーん、了解。じゃあ行くか」






●●






途中でシーナからの連絡ががあり、ルス教にさっきの戦闘は伝わってないというのがわかった。シーナは、『私以上のがいる……私が、仕事で負けるなんて……!くっ、これが経験の差か!』と。なんのことだ。


あれだけ大きな戦闘だったのにバレてないのはあり得なくない?


シーナの、私以上ってのと、経験の差。そして戦闘相手はセネル。セネルの執事は優秀。ここから推測するに、エスペラールが何かしたっていうのが1番かな。光魔法でも闇魔法と似たようなことできるってわかったし。


でもルス教にエスペラールと問題が増えたことに変わりはないよね……。

ミーシャ「お姉様、今度は髪を染めるつもりらしいです」

シン「髪染め?駄目駄目、そうだそれっぽいこと言ってやめさせよう」

シーナ「それいい!安い染料使うと髪すっごく傷むとか、頭皮に悪影響で禿げるとか!」

ミーシャ「本当っぽくするのには……ああ!シンさんお城の騎士さまだったんですよね、そこの女の人に聞いたことにしたらいいですよ!」

シン「よし、それでいいな」



安い染料でもちゃんとしたものを選べばそういうことはないです。

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