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【⭐️5,000ブックマーク】愛用のクッションがどうもなにか変【累計350万PV】  作者: 一級フラグ建築士
第二部 第4章 なんか蜂蜜が食べたいんですけど

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なんか幸運が空前絶後だったんですけど

ようやく本編に戻ってきた(‘、3_ヽ)_


更新するたびに、大変なことが、大変なことになってます。

えっほ、えっほ、そろそろちゃんと活動報告で皆につたえなきゃ。

お読みいただき、本当にありがとうございます。

 「えぇ、構いません。今の私の『LUK』は──」


 そこまで言いかけて、詰まる。正しく申告するのが怖いのもあるが、「そういえば、『レジェンダリーのスキルの宝玉』が出た時の『LUK』はいくつだったっけ?」となったためだ。今の『LUK』に関してはこのまま言えばいい、しかし、スキルの検証をするために『前回金箱を開けたときの数値』も申告した方が良いのではないか?…その場合、前回と今回のLUKの値の違いも、確認されることになる。そうなった場合、どこまで言えばよいだろうか?


 「どうかしましたか?黒川さん?」


 結城さんが、私が答えに詰まったのを心配して尋ねてくる。


 「失礼しました。いえ、『レジェンダリーのスキルの宝玉』が出たときとは数値が大きく変わっているので、それも説明した方が良いかと思ったので。以前の数値がいくつだったのか、少しあやふやだったので、思い出そうとしていました。」

 「この短期間で、そんなに変わってしまったのですか!?」

 「はい、そうです。そのため、今の数値と変わる前の数値、その両方を返答した方が良いかなと思いました。」

 「そうだな。そこまで変わってしまったのであれば、両方とも把握しておきたい。黒川君。両方とも教えてもらえるだろうか?先に、今の数値からでいい。」

 「かしこまりました。今の数値は、『1,000』ちょうどです。」


 ガタッ


 私の返答と同時に、会議室に動揺が走る。


 「4桁は、誰も、聞いたことも、確認した事もない数値ですね。」

 「そもそも、『LUK』の値は、高くなりにくい傾向にあります。LVUPしても数値が上昇しないのはザラです。普段のPARAMの成長でも、一番成長し(づら)い項目です。黒川さんの他のステータスはどうなっているのやら…。」

 「あ…、いえ、あの…、そうなんですか結城さん?」

 「その通りだ。」


 結城さんの代わりに、十文字さんが答える。


 「だとしたら…これも説明の必要がありますね。私のステータスは、『LUK』の値が一番高いです。」

 「…本当かね?」

 「本当です。」


 しんと会議室が静まる。


 「そうか、それほどか…。」

 「それだけ『LUK』の値が高いなら、宝箱の発見率や中身に、確かにLUKの値が影響しているという仮説が、合ってそうに思えますね。」

 「そうですね。風見さん。確認なんですけど、一般的な探索者は、()()()200あるかどうかでしたっけ?」

 「そのはずです。岬さん。4桁は前代未聞です。」

 「おそらく空前絶後の値だろうな。ちゃんとした統計やデータがある訳ではないが。」


 やはり、全体的におかしい私のステータスの中で、『LUK』の値は、一際異質な値なのは間違いないようだ。


 「それでは、前に宝箱を開けたときの値はいくつだったのかね?」

 「確か、『650前後』でした。正確に覚えていなくて。」


 「それは…、差がありすぎないかな?どうして、そこまで、急激にLUKの値が増えたのかは、説明してもらう事は可能かい?」

 「全部は無理ですが、概ねの原因なら言えます。」

 「それは一体?」


 「ナイアと巨大なスライムを退けた時に、クエスト報酬で200~300程度、LUKが増加しました。説明には、特殊個体とありました。特殊個体を討伐すると、かなり高いクエスト報酬が受け取れるみたいです。」

 「なるほど…、『特殊個体』というのか。」

 「はい、そうです。ただ、ナイアが撤退した時の事は、まだ言えないことが多いです。ごめんなさい。」

 「いや、構わない。最初から、『言いたくない事は、言わなくていい。』そういう約束だ。」


 「特殊個体と、普通のモンスターは何が違うのか分かりますか?」

 「おそらく、()()赤い宝石だと思います。」

 「なるほど、アレの正体は分かるかね?」

 「正体は分かりません。ですが、説明には『カオスの欠片』と出ていました。」

 「…なるほど、やはり結局は全て、アイツ(ナイア)なのだな?」

 「たぶん、そうだと思います。」

次回、オープンセサミ


新作あり〼

触手 in クーラーボックス(仮)

https://book1.adouzi.eu.org/n1200kj/

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― 新着の感想 ―
ここまで一気に読みました。書き溜めをせず書かれているということなので多少の矛盾は見られますが、とても面白かったです。 そして読み進めるうちに「ん?」と思った土地柄情報部分が積み重なり、私にとって伏字…
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