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アトランティスへ2

 海底を移動する巨大海底都市【アトランティス】元は巨大海底調査船として建造された。


 しかし、世界はアトランティスの存在を危険視する事となる。


 世界に争いが絶え間無く続く最中、アトランティスに乗り込み争いの無い理想郷を求め旅立ったアトランティスの先人達、深海の水圧を何処までも耐える特殊な装甲板を重ね合わせており、アトランティス内部は特殊な液体で満たされている。


 アトランティスは海底3000メートルをボーダーラインとし、特殊液を操作する事で水圧による収縮を防止し更に人類から身を守り続けてきた。


 後の人類生存計画において、アトランティスは世界が変わり、教会により虐げられた多くの民を救出している。


 海底からゆっくりと浮上し、敵地でありながら、一瞬で海面に島国が現れ攻撃を開始されれば、大国とて対応に遅れる、その間に民を救出し消える。


 奇襲攻撃を繰り返す事で大国と渡り合ってきたのだ。


 教会は年月を重ねるにつれて強大になるアトランティスを海の魔物の通称でリバァイアサンと呼び恐れた。


 コウヤ達はアトランティスに向かう際に救助艇の機内から世界を見る事となる。


 大地には若干の草木が芽を出し緑の世界が蘇り始めていた。


 コウヤは大空から死んだ大地の復活をその目に焼き付けるのであった。


「こんなに美しい世界に人が殆んど居ないなんて……」


 コウヤの言葉にアトランティスの隊長が頷き、静かに口を開く。


「人が居ないから輝く世界があるんだ……本来なら人は、いや、人類は滅んだ方がよかったのやも知れない……なんてな、新人類と言うより獣人と言うべきなのだろうか……新たな種が生まれたなら、今を生きる旧人類は遅かれ早かれ滅ぶやも知れないな」


 そう語るアトランティスの隊長、コウヤは真っ直ぐに前を向く。


「人類は滅びません。僕達もです。そうならない世界が訪れると信じて、此処にいるんです」


 コウヤの自信に満ちた発言に呆気にとられる隊長。しかし、その表情は喜びに満ちていた。


「ありがとう、そうなるようにお互いに頑張ろうじゃないか」


 互いの意思と言葉を確認し合う。


 救助艇は大空を飛行し続けると大地の終わりがやってくる。


 コウヤ達の目の前に青く輝く海が姿を現したのだ。


 海を更に進むと大海原に巨大なドーム状の建造物が姿を現す。

 四方からは滝のように海水が絶え間無く排水され、虹を作り出しドームに反射する光は水晶を照らすように眩い輝きを放っている。


 アトランティスである。


 海面には無数の着陸地点が作られており、コウヤ達を乗せた救助艇がその一つに着地する。


 着陸して直ぐに救助艇が着陸地点の中にゆっくりと収納されていく。


 驚くコウヤの反応に隊長が「超大型のエレベーターだ。安心しなさい」と説明をする。


 エレベーターが停止すると救助艇の船体がロックされ、更に激しい揺れがコウヤ達を驚かせる。

  

 着陸地点その物が潜水型の移動拠点であり、コウヤ達を乗せた移動拠点はアトランティス内部へと海の中を通り入っていく。

 アトランティスへと続くゲートを潜り抜けた事を知らせるランプが点滅するとコウヤ達は大きめの部屋に案内される。


 隊長を含むアトランティス人達も同様に部屋の中に入ると扉が閉まり室内に大量の液体が流し込まれていく。


 慌てるコウヤとミーナ、そんな姿に隊長は笑みを浮かべていた。


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