推理「・・・といえば、旦那ちゃんと嫁ちゃん~嫁ちゃんの名推理~」
原点にして・・・王道。
旦那ちゃん、今日は仕事が休みで、嫁ちゃんは仕事です。
家には一人、家事もちょうど終え、良い頃合いです。
さてと、旦那ちゃんはトイレに篭ると、スマホで今日のオカズを物色します。
(熟女・・・いや、アニメヘンタイ・・・それともヌルヌル)
目を皿のようにして、今日のお供ネタをスライドさせます。
(むむむ。こいつは、この前観たけど・・・ん~良し。決めたじぇ)
すりすりすり~。
すこすこすこ~。
「はうっ!・・・ふひぃ~」
旦那ちゃんは大満足で事を成し遂げました。
(そうだ。オ〇ニーは証拠隠滅するまで続いているんだ)
トイレットルームを見渡します。
(テッシュ流した!床もれなしっ!シュッシュッで匂い消し!2度目視確認っ!問題なしっ!ミッションコンプリートっ♪)
旦那ちゃんは完璧超人ばりに自信満々でトイレを後にしました。
そして・・・夕刻。
嫁ちゃんが帰ってきます。
開口一番、
「旦那ちゃん、シコったでしょう」
旦那ちゃんは人差し指を揺らし、
「ノンノン、証拠は?」
「あーたが、休みの日にしない筈がないでしょうが」
「あーた?決めつけないでください」
「本当に」
「・・・・・・・」
「シコってないのかな~」
嫁ちゃんは、じっと旦那ちゃんの目を見つめます。
ぷいっ。
思わず顔を背ける旦那ちゃん。
「なんで目を背けるの」
「・・・だって」
「やったでしょ」
「やって・・・ない・・・多分」
「多分?」
じーっ。
旦那ちゃんの目が泳ぎます。
「はい。犯人のキョどった目ぇ。ほい、確定っ!」
「違うわい・・・多分」
「はーい。旦那ちゃん、嘘つけんもんね。認めなさい。ボクちん、シコりましたって」
「はい。うわーん」
かくして、嫁ちゃんの尋問により、旦那ちゃんは自白した。
完璧な完全犯罪が・・・崩れたのだった。
「もはや、推理ではない」と、旦那ちゃん。
「ねっ」と、嫁ちゃん。
ちゃん、ちゃん。
・・・なのか(笑)。
いろいんなジャンルで書いてみようと思いましたが、やっぱ大変だねっ(笑)。
今回はこのくらいにしといてあげよう(笑)。
重ねて完結まで読んでいただき感謝です。




