コメディ「旦那ちゃんと嫁ちゃんのねんね」

　草木も眠る丑三つ時。

「むにゃ、むにゃ」

　寝相の悪い旦那ちゃんは、いつものようにごろごろベットを転がります。

「くかー・・・ちょっ」

　ぐっすり寝ていた嫁ちゃんのオパイに、旦那ちゃんの頭突きが入ります。

「むにゃ～」

　ころんと旦那ちゃんは背を向けます。

「・・・・・・こやつ」

　目を覚まされた嫁ちゃんは半起きして、じっと旦那ちゃんを恨めしそうに見ます。

　それから、また蒲団に潜り込み眠気が訪れるのを待ちます。

「くかー」

　嫁ちゃんが、気持ちよさそうに寝入っていると、ごろごろごろどすん。

　旦那ちゃんが二度目の頭突きをしてきます。

「やっぱりオパイなかとです」

　夢の中で暴言を吐く旦那ちゃん。

「もう許さん」

　嫁ちゃんは、旦那ちゃんが寝返りをうった瞬間、両腕を彼の背中に回します。

　コリコリッと。

　断ちゃんの乳首をひねります。

「あひ～ぃ」

　悲鳴をあげ、ぼんやりと目を覚ます旦那ちゃん。

「この割れ乳首が」

　嫁ちゃんはぼそりと言い放って布団に潜ります。

・・・・・・・。

・・・・・・・。

　夢か現か。

「？？？なんなんてー」

　旦那ちゃんはそう言うと、寝落ちしました。