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エッセイ「旦那ちゃんの裸族ここに極まれり」
裸族・・・。
仕事でびしゃびしゃ濡れた旦那ちゃんは、家に着きました。
(あーおパンツまで濡れて、むれて気持ち悪い)
玄関を開けた瞬間、旦那ちゃん閃きました。
(そうだ。ここで脱いでしまおう)
先に帰っていた嫁ちゃんは、台所で夕飯の準備中、前の扉は閉められてエアコンをつかっているようです。
(驚かせてやれい)
(玄関で全裸になるって、きっとやった事ないな~あったとしても幼い頃だろうし)
いそいそ、ぬぎぬぎ。
(ちょっと恥ずかしいかね・・・いやいや、やったことないことをやるというのは実に楽しくて刺激的だもの)
旦那ちゃんは初志貫徹して、すっぽんぽんになりました。
それから、そっと忍び足でぬき足さし足、扉を開き嫁ちゃんへと迫ります。
「誰~だ」
嫁ちゃんは、ちらり。
ばーんと旦那ちゃんの裸体。
嫁ちゃんは、ちょっぴり首を傾げた後、
「はい、はい」
「見て」
「ふーん」
「ふーんって」
「飽きた」
「さよけ」
「うん!」
寂しげに旦那ちゃんのち〇ちんが揺れます。
ちゃん、ちゃん。
現る。




