厨子の祝宴
現在、求職中の志摩は、母の実家の村で行われる〝厨子の祝宴〟を執り行うために帰省していた。
厨子は、四年に一度、当番家である六つの家を巡る。
次の当番家に移動する際に、村民一同を集めて盛大に催されるのが、〝厨子の祝宴〟だ。
幼馴染で、十数年ぶりに会う羽黒奏斗と共に無事、儀式は執り行ったのだが、次の当番家である羽村家が、「もう、こんな風習はやめないか」と言いだした。
総領娘としての意見を求められたが、答えられない志摩は、結局、厨子を回せずに手元に置いてしまう。
その日から、異変が続き……。
村は。
混沌に飲まれていく……。
厨子は、四年に一度、当番家である六つの家を巡る。
次の当番家に移動する際に、村民一同を集めて盛大に催されるのが、〝厨子の祝宴〟だ。
幼馴染で、十数年ぶりに会う羽黒奏斗と共に無事、儀式は執り行ったのだが、次の当番家である羽村家が、「もう、こんな風習はやめないか」と言いだした。
総領娘としての意見を求められたが、答えられない志摩は、結局、厨子を回せずに手元に置いてしまう。
その日から、異変が続き……。
村は。
混沌に飲まれていく……。