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ユニーク賢者の異世界大冒険  作者: ハヤテ
第15章 激闘、セイクリア王国

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第531話 まさかの再会へ


 春風達がセイクリア王国王都で、ビッグ・モーゼスと戦っていた丁度その頃、春風の故郷である日本ではというと、


 「……」


 春風の後輩、山主明華が、いつものように学校を出て、とある場所へと向かっていた。といっても、向かう場所は1つである。


 (……春風先輩)


 そう、春風の現在の実家である、喫茶店「風の家」だ。


 学生服姿のまま「風の家」へと向かっていると、


 「あれ? ()()()は確か……」


 と、前の方から見覚えのある少女が、こちらに向かって歩いてきたので、


 「桜庭、陽菜ちゃん……だよね?」


 と、明華はその少女、水音の妹である桜庭陽菜に声をかけた。


 「あ、こ、こんにちは、山主、明華さんでしたよね?」


 声をかけられて驚いた陽菜がそう尋ねると、


 「うん、そうだよ。もしかして、陽菜ちゃんも『風の家』に向かうとこなのかな?」


 と、明華はそう答えながら尋ね返した。


 「は、はい。あそこのコーヒーが美味しくて、あと何となくですけど、もしかしたらまた()()が来るかなって……ああ、といいましても、兄の方からも電話が来るようになったんですけど!」


 「そうなんだ。実は私も『風の家』に向かうところなの、もしよかったら、一緒にどうかな?」


 「あ、はい! 勿論、です!」


 そうやり取りした後、2人は一緒に「風の家」へと向かった。


 するとその途中、


 「おや? 君達も『風の家』に向かっているのかな?」


 と、声をかけられたので、2人が「え?」と声がした方へと振り向くと、そこにいたのはちょっとダークな男性もののスーツに身を包んだ、


 「あ、ミネルヴァさん」


 「やあ」


 自分達と同じ春風と水音を知る者である、男装の女性ミネルヴァ・レーガだった。


 「……ミネルヴァさんも、『風の家』に向かうところですか?」


 と、明華が警戒しながら尋ねると、


 「ああ、そうだよ。もしかしたら、今日彼から電話が来るんじゃないかなって思ってね」


 と、ミネルヴァは特に気にする様子もなくそう答えた。


 (うう、こんな綺麗な人とも知り合いなんて、改めて春風先輩って凄い人なんだなぁ)


 と、明華は心の中でこの場にいない春風にそう感心した。


 その後、軽く世間話をすると、明華、陽菜、ミネルヴァの3人は、また「風の家」へと向かった。


 そして、漸く「風の家」の前に着き、扉ののぶに手をかけようとしたまさにその時、


 「え、な、何!?」


 突然足下が白く光り出し、やがてその光はまるで輪となって3人を囲んだ。


 そのあまりの様子に、輪の中の3人が身を寄せ合っていると、


 「お、おい、何なんだよこりゃあ!?」


 と、扉を開けて涼司が店の中から出てきた。勿論、「風の家」近所に住む人達や、通りを歩いている人達も、


 『なんだなんだ!?』


 と見守っていた。


 「だ、大丈夫か!?」


 と、涼司が3人のもとへと近づくと……。


 ーーバチッ!


 「うわっ!」


 白い輪がまるで壁のように変化して、涼司が入ってくるのを阻んだ。


 「あ、オヤジさん!」


 と、明華が涼司のところに駆け出そうとした次の瞬間、


 「「きゃあ!」」


 「く!」


 目の前の景色が真っ白に染まった。


 その後、3人はまるで何処かへと運ばれようとしている感覚に襲われた。


 「ど、どうなってるの、これ?」


 「こ、怖い……」


 訳がわからない状況に明華と陽菜が怯えていると、


 「2人共、私にしっかり捕まってるんだ」


 と、ミネルヴァはそう言って2人を抱き寄せた。


 やがて再び景色が変わると、そこは見知らぬ場所のようだが、


 (あ、あの人は!)


 と、明華が気づいたように、3人の目の前には、それぞれが大切に想ってる2人の人物がいた。


 そして、


 「せーんぱーいっ!」


 「春風ぁ!」


 「お兄ちゃあん!」


 そう叫んで、明華ミネルヴァは春風に、陽菜は水音に抱きついた。


 「……え? 明華さんに、ミネルヴァさん?」


 「え、嘘!? 陽菜!? 陽菜なのか!?」


 まさかの再会に驚く春風と水音に、


 「はい! 春風先輩!」


 「ああ、そうだよ。私の愛しい春風」


 「うん、そうだよお兄ちゃん」


 と、明華達はそう答えた後、ギュッと抱きしめる力を強くした。


 


 

 


 


 

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