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ユニーク賢者の異世界大冒険  作者: ハヤテ
第15章 激闘、セイクリア王国

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第514話 「前原翔輝」という少年6

 お待たせしました、1日遅れの投稿です。


 春風と水音の決闘からの、女神マールが潰されたという「とんでもない大事件」から月日が経ち、王都内では様々な問題が起きていた。


 五神教会では多くの信者が、王都からは多くの住人が去っていくというこの問題を収束させる為、国王ウィルフレッドら王族達は必死になって働いていたのだが、残念ながら解決の糸口は見えないでいた。


 そんなわけで、なんとも暗い雰囲気に包まれている王城の中を、翔輝は1人、歩いていた。


 (ウィルフレッド陛下もマーガレット様達も、幸村と桜庭の決闘以来、ずっと辛そうにしていたな。モーゼス教主も何処かに行ってしまったようだし、先生やクラスのみんなも表情が暗かったな)


 と、翔輝が心の中でそう呟いたように、最近はウィルフレッドらだけでなく小夜子とクラスメイト達も表情を暗くしていた。更に後になって知ったことなのだが、どうやらモーゼスを含めた五神教会関係者達だけじゃなく、何故か煌良、学、麗生の3人までもがいなくなっていたので、それが、小夜子の表情を更に暗くしていたのだそうだ。


 「こんな時の為の『勇者』だっていうのに、僕に何が出来るっていうんだ?」


 と、翔輝がボソッとそう呟くと、


 「あ、あなたに言われるまでもありません!」


 という怒鳴り声が聞こえたので、翔輝は「何だ!?」と声がした方へと駆け出すと、


 「あ、クラリッサ様」


 そこには、かなり疲れきった表情の第一王女クラリッサが、フラフラとした足取りで歩いていた。そんな彼女の様子を見て、


 (クラリッサ様、凄く辛そうだな)


 と、翔輝が再び心の中でそう呟くと、


 「あっ!」


 と、足がもつれたのか、クラリッサが前に倒れそうになったので、


 「危ない!」


 と、翔輝は大慌てでクラリッサのもとへと駆け寄り、彼女を抱き止めた。


 「あ、あなたは……翔輝様」


 「だ、大丈夫ですかクラリッサ様?」


 その後、翔輝はクラリッサと少し会話をするのだが、


 「あ、あれぇ?」


 「あ、危ない!」


 と、クラリッサが再び倒れそうになり、翔輝も再びクラリッサを抱き止めた。


 だが、


 「だ、大丈夫、ですぅ」


 そう言うと、クラリッサはガクリと意識を失い、


 「だ、誰か、誰かぁ! 誰かいませんかぁあーっ!?」


 と、翔輝は悲鳴のような叫びをあげた。


 その後、クラリッサは自室へと運び込まれ、翔輝も共に中へと入った。


 更に、そこへウィルフレッドとマーガレットも加わった後、漸くクラリッサは目を覚ました。


 因みに、意識を失った原因は医師曰く、「疲れが溜まっているから」だそうだ。


 そして、心配をかけてしまっとことついてクラリッサが謝罪すると、それを否定するかのようにウィルフレッドも、


 「愚かな父で、本当にすまなかった」


 と、クラリッサに向かって深々と頭を下げて謝罪し、


 「クラスメイトがとんでもないことをしでかしてしまい、申し訳ありませんでした」


 と、翔輝もウィルフレッド以上に頭を下げて謝罪した。


 だが、その後、


 「そうです、わたくしは彼を絶対に許さない! 彼は、大好きな妹の……イブの心を奪ってしまったのだから!」


 と、クラリッサがこの場にいない人物、春風に対する怒りをぶちまけると、


 「勇者召喚を行なった『あの日』と、水音様との決闘での彼の言動と戦いぶり、それらを思い出す度に……何故か心が……キュンとときめいてしまうのです」


 と、まさかのとんでもないカミングアウトをした。


 (ぼ、僕と同じだ!)


 そしてその後、「おかしいですよね?」とクラリッサが両手で自身の顔を覆うと、


 「そんなことありません!」


 と、翔輝は声をあげて、


 「……僕も、幸村の言動戦いぶりを見て、キュンとときめいてしまったのです! 『許さない』と思っているにも関わらずに!」


 と、自身の想いをぶちまけた。


 更に、


 「「私達も、彼にときめいているのだから」」


 と、国王夫妻も自身の想いをぶちまけた。


 (ああ、そんな! まさかウィルフレッド陛下とマーガレット様まで!)


 そして、翔輝、クラリッサ、ウィルフレッド、マーガレットはお互い手をガシッと握り合い、


 (くぅ! 幸村春風! 僕だけでなくウィルフレッド陛下、マーガレット様、そして、クラリッサ様までもここまで想わせるなんて! お前は……お前は、どんだけ罪作りな男なんだぁあああああああっ!)


 と、翔輝は心の中でそう叫ぶのだった。


 そして、この話を聞いて、


 「そ、そんなぁ! ご、誤解だ! 誤解なんだぁ! でもぉ……!」


 と、とある少年が頭を抱えてそう悲鳴をあげた後、


 「ホンットに、すみませんでしたぁ!」

 

 と、全力で謝罪することになるのだが、それはまた、別のお話ということで。


 


 

謝罪)


 大変申し訳ありませんでした。この話の流を考えていたら、結局1日遅れの投稿となってしまいました。


 本当にすみません。

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