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ユニーク賢者の異世界大冒険  作者: ハヤテ
間章7

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559/609

間話58 その頃の凛依冴達

 お待たせしました、1日遅れの投稿です。


 それは、春風達が中立都市シャーサルに帰ってきた時のことだった。


 春風からオリジナルの彼岸花と「材料」を受け取った凛依冴とジゼルは、春風達と別れた後、ハンクと共に彼がリーダーをつとめる大手レギオン「黄金の両手」の拠点へと向かった。


 そこはジゼル曰く、ハンターギルド総本部にも負けないくらいの大きな建物で、内部には幾つもの工房があった。そして、これから行くクリフの工房も、その中にあった。


 工房に入ると、クリフと凛依冴は新たな彼岸花を鍛える為の準備に入った。その際に、


 「凛依冴さんや、あんた、剣を打ったことあるのかい?」


 と、クリフが尋ねてきたので、


 「ええ。こう見えて私、()()()()()()()を旅してきたからね、その時に鍛治の腕も磨いてきたのよ」


 と、凛依冴はそう答えた。


 その後、2人が準備を終えると、突然、凛依冴のズボンのポケットからジリリと大きな音が鳴り出したので、驚いたクリフをよそに凛依冴はポケットから音の()()()を取り出した。


 それは、1台のスマートフォンだった。このスマートフォンは、凛依冴が「異界渡り」となった時に「地球」の神々からプレゼントされたもので、それ以来ずっと苦楽を共にしてきたという。


 そして、そのスマートフォンの画面を見ると、そこには「ヘファイストス」の名前が表示されていた。


 凛依冴はその名前を見た後、すぐにスマートフォンを操作して、


 「はいもしもし、今着いたところですよ」


 と、声をかけると、


 「オッケー! じゃあ、俺を呼んでくれや」


 という返事が聞こえたので、凛依冴は「了解」と言わんばかりにスマートフォンの画面をかざした。


 次の瞬間、その画面が眩い光を放ち、そこからワイシャツとジーンズ姿の男性ーー鍛治の神ヘファイストスが現れた。その姿を見て、クリフはすぐに彼の前に跪くと、


 「オイオイ、そんなに畏まらんでくれや」


 と、ヘファイストスはクリフに立つよう促した。


 その後、


 「そんじゃ、早速始めようか!」


 と、ヘファイストスが仕切ると、


 「あれ? ヘファイストス様って、刀の鍛え方知ってるんですか?」


 と、凛依冴がそう尋ねてきた。その質問に対して、


 「それなら問題ない。日本の神々(奴ら)からやり方を教わってきた」


 と、ヘファイストスは親指を立てながらそう答えたので、凛依冴は「あ、そうですか」と納得の表情を浮かべた。


 とまぁ、そんなやり取りの後、2人と1柱は早速作業に取り掛かった。勿論、その前に精霊の彼岸花をジゼルの中へと避難させてからだ。


 オリジナルの彼岸花と、もう1つの材料である「聖剣スパークル(折れている)」を溶かして混ぜ合わせた後、ヘファイストスから「サポート」を受けた凛依冴とクリフが、その混ぜ合わせたものに手にした鎚を振り下ろした。


 2人が交互に「カン、カン」と音を立てていく中、精霊の彼岸花は、


 「う、うぅ……」


 ジゼルの中で苦しそうに呻き声をあげていたが、


 「大丈夫。大丈夫だからね」


 と、ジゼルはそんな彼女を優しく励ました。


 そんな感じで作業は続いたが、


 「……はう! マイスウィートハニー春風の手作りオヤツですって!?」


 「オイ、凛依冴さんや! 手ぇ休めんでくれ!」


 なんてやり取りがあったり、


 「うえーん、春風君! 幾らもう『呪い』はないっていっても、やっぱり私以外の武器なんて持ってほしくないよぉ!」


 「お、落ち着いて彼岸花ちゃん! 因みに、春風様は今どのような武器を持ったのかわかりますか!?」


 「なんか、太くておっきぃのー!」


 「春風様ぁー! 一体何を持ったのですかぁー!?」


 というジゼルと精霊の彼岸花のやり取りが聞こえて、


 (『太くておっきぃの』って何!? 『太くておっきぃの』って何ぃ!?)


 と、凛依冴、クリフ、ヘファイストスは心の中でそう叫んだ。


 そうしていくうちに、遂に新たな彼岸花の()が出来上がった。


 何故、「形」なのかというと、それは、出来上がったその新たな彼岸花の刀身が真っ赤ではなかったからだ。ただよく見ると、その刀身には「彼岸花・神ウチ」の文字が刻まれていた。


 「ヘファイストス様、この『神ウチ』ってどういう意味ですか?」


 と、凛依冴がヘファイストスに尋ねると、


 「ああこいつにはな、『神の力を込めた打たれた刀』と、『悪しき神を討つ刀』という2つの意味が込められているんだ」


 と、ヘファイストスはそう答えたので、


 「なるほど、『神()()』と『神()()』というわけですね!」


 と、クリフは納得の表情を浮かべた。


 その後、ジゼルと精霊の彼岸花がその刀の中へと入ると、


 「そんじゃ凛依冴ちゃんや、春風に伝えてくれ。『形は整えた。最後はお前が仕上げるんだ』ってな」


 と、ヘファイストスは凛依冴にそう頼むと、神の世界へと帰った。


 「よぉし、それじゃあ……」


 そう言って、凛依冴は出来上がったその刀を持って拠点を出ると、


 「待っててねハニー!」


 と、急いで春風のもとへと駆け出した。


 ただその際に、


 「凛依冴さんや、あんた、春風の居場所わかるのかい?」


 と、クリフに尋ねられたが、


 「大丈夫、『愛』の力で大体の場所はわかるから!」


 と、凛依冴は自信満々にそう答えたので、クリフは「あ、そうっすか」と呆れ顔になった。


 

謝罪)


 大変申し訳ありませんでした。この話の流れを考えていたら、その日のうちに終わらせることが出来ず、結局1日遅れの投稿となってしまいました。


 本当にすみません。


 そして、今回は師匠である凛依冴さんサイドの話でした。

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