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ユニーク賢者の異世界大冒険  作者: ハヤテ
第14章 更なる「力」を求めて

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第479話 春風編40 突っ込みと、「再会」


 (アンディさん……)


 アンディこと流子との「別れ」の記憶を見た後、眩い光と共に景色が変わり、春風達は元の部屋へと戻った。


 (ほんと、勘弁してほしいよ……)


 と、春風が心の中でそう呟くと、ガシッと後ろから肩を掴まれたので、春風は「何だ?」と後ろを振り向くと、そこには春風の肩を掴みながら、プルプルと体を震わせる鉄雄がいた。


 「ど、どうしたのテツ?」


 と、春風が恐る恐る尋ねると、


 「お、お……」


 「お?」


 「お前、ほんと何なんだよぉおおおおおっ!」


 と、鉄雄は春風の両肩を掴んで、ゆっさゆっさと揺すりながらそう尋ね返した。


 「ちょ、お、落ち着いてテツ……」


 と、春風が鉄雄に「落ち着け」と言うと、


 「1人で敵のアジト行くとか何考えてんだよ!? そんで裏口から侵入とかって何だよ!? てか何あの小田川博士って人! ヨボヨボのじーさんの癖に筋肉スゲェよ! そんで、その助手のサンディ! 何で助手がオカマなんだよ!? で、ロボット乗って大暴れって何だよ、羨ましいよ! ロボットかっけぇよ! そんで、そのロボットぶった斬るとかお前やべえだろ! つーか……」


 と、そこまで言った後、鉄雄は冬夜を見て、


 「アンディ、女だったんかいいいいいっ!」


 と、突っ込みのようなものを入れた。


 それに対して冬夜は、


 「あー、うん。アンディ君……いや、流子さんは間違いなく女の子なんだけど、彼女、何故か女の子扱いされるの凄く嫌がってねぇ」


 と、「アハハ」と乾いた笑い声を出しながらそう言った。


 「……それでみんなで男扱いしてたのかよ?」


 と、鉄雄が静かに尋ねると、


 「うん。それが流子さんの望みだったから」


 と、冬夜は真面目な表情でそう答えた。


 そんな冬夜を見て、鉄雄は「そうかよ……」と小さく言うと、


 「なぁ、ハル」


 「な、何?」


 「お前、今でも『自分がアンディを殺した』って思ってんのかよ?」


 と、下を向いた状態で尋ねてきたので、


 「……うん、思ってる」


 と、春風も冬夜と同じように真面目な表情でそう答えた。


 すると、鉄雄は肩を掴んでいた手を離し、それで握り拳を作ると、春風の胸の辺りをドンドンと叩いて、


 「何でだよ……。お前、悪くねぇじゃん。悪くねぇじゃんか……」


 と、震えた声でそう言った。


 下を向いたままの状態でよく見えなかったが、震えている様子からして、泣いているんだろうなと春風はそう感じた。


 その言葉を聞いて、


 「それでも、俺は……」


 と、春風が何か言い返そうとした、まさにその時、


 「……そうだよ、フーちゃん」


 「え?」


 今度は歩夢がそう言って、春風を背後から抱きしめた。


 「ゆ、ユメちゃん?」


 と、春風が後ろの歩夢に視線を向けると、


 「……フーちゃんは、悪くない。悪くないよぉ」


 と、歩夢も鉄雄と同じように震えた声でそう言った。


 すると、


 「……そうね、春風は悪くないよ」


 「は、はい。わ、私も、そう思います」


 と、美羽とルーシーもそう言って、春風に抱きついた。


 「え、ちょっと2人とも……」


 と、春風は何か言おうとしたが、聞く気がないのか、2人は春風から離れようとしなかった。


 このとんでもない状況に春風は、

 

 「え、ええっと、誰か助けて……」


 と、周囲に助けを求めたが、全員、


 『いや、ここは大人しくしてなさい』


 と、誰も春風を助けようとしなかったので、


 「そ、そりゃないよ」


 と、春風はがっくりと肩を落とした。


 それから暫くして、また新たな通路が現れると、春風達は「さぁ、行こう!」と、その通路を歩き始めた。


 (さて、次の部屋はどんな記憶を見られてしまうんだろう?)


 と、春風が不安になっていると、次の部屋に着いた。


 だが、今度の部屋は違った。


 何故なら、その部屋は今までの何もない部屋とは違ってとても広く、全体的にはかつて春風と水音が決闘をしていた、ウォーリス帝国帝都の闘技場によく似ていたからだ。


 そして、その闘技場によく似た部屋の中央に、1つの人影が見えたので、


 「あ、あのー……」


 と、春風は何か言おうとすると、


 「え、あなたは!?」


 と、その人物を見て、驚きの声を上げた。


 そんな春風に対して、目の前の人物は「フフ」と笑うと、


 「お久しぶりです。春風さん」


 と、その人物、ハンターギルド総本部長のフレデリックが、春風達に向かってそう言った。


 

 


 


 


 

謝罪)


 大変申し訳ありません。まことに勝手ながら、間話17と第311話の文章を一部修正させてもらいました。


 本当にすみません。

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