表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユニーク賢者の異世界大冒険  作者: ハヤテ
第14章 更なる「力」を求めて

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

523/609

第472話 春風編33 「幸村春風」と「最悪の再会」


 新たな通路を進んで、次の部屋に着いた春風達。


 全員が部屋に入ると、やはり中央に謎の火の玉が現れたので、春風はまたゆっくりとその火の玉に触れた。


 次の瞬間、眩い光と共にまた景色が変わり、気がつくと、春風はとある森の中に立っていた。


 (この森、まさか……!)


 と、春風が何かを思い出したかのような表情になると、


 「ね、ねぇ春風」


 「ん? どうしたの水音?」


 「本当に、この森の先に『村』なんてあるの?」


 「あー、まぁ疑うのもわかるよ、俺も初めてここを訪れた時は本当に『村』あるのかなって思ったから」


 「もう、だからほんとだって! ほら、もうすぐ着くから頑張って!」


 と、目の前でそんな会話が聞こえたので、


 (ああ、やっぱりか)


 と、春風は少し辛そうな表情になった。


 (これは、2年前の『あの日』の記憶。そして目の前にいるのは、中3の俺と水音、そして師匠だ)


 それから暫くすると、


 「ん? あら?」


 「どうしたんですか師匠?」


 「ねぇ、()()って……」


 と、凛依冴がとある方角を指差したので、中学3年の春風は「何だろう?」とその方角を見ると、


 「何? あの煙……」


 と、幾つもの黒煙が上がっているのが見えた。


 「師匠、あっちって『村』がある方角じゃあ……」


 と、春風が尋ねようとした、まさにその時、黒煙が上がっている方角で、ドォンという大きな爆発音がした。


 その瞬間、


 「大変、『村』が!」


 と、凛依冴がいきなり駆け出したので、


 「そ、そんな!」


 と、その後を追うように中学3年の春風も駆け出し、


 「え、ちょ、待ってよ2人ともぉ!」


 と、最後に中学3年の水音も駆け出した。


 そして、それからまた暫くすると、


 「こ、これは……」


 「そ、そんな……『村』が!」


 森を抜けた先で、凛依冴と中学3年春風が見たもの。


 それは、紅蓮の炎で焼かれた「村」だった。


 「ハァ、ハァ。やっと追いついた……って、うわぁ! 何これ!?」


 漸く2人に追いついた中学3年の水音も、目の前で起きていることに驚いた。


 「え、何!? 何なのこれは!?」


 と、狼狽える中学3年の水音。しかし、そんな状況の中、春風は「村」の入り口で、数台の白いワゴン車を見つけた。


 「あれ? あのワゴン車は……」


 と、中学3年の春風がそのワゴン車に近づくと、


 「……え?」


 そこに貼られた、とあるステッカーが目に入った。


 そのステッカー見て、春風は呟く。


 「……()()()()()()()()?」


 次の瞬間、燃え盛る「村」の中でパァンという音が聞こえたので、


 「……まさか!」


 と、中学3年の春風はすぐに「村」の中へと駆け出したので、


 「あ、春風!」


 「え、ま、待って!」


 と、凛依冴と中学3年の水音も、その後を追って「村」に入った。


 「ああ、そ、そんな……そんな!」


 と、「村」の中に入った中学3年の春風が見たもの。


 それは、炎に包まれた沢山の家と、倒れ伏した「村」の住人達だった。


 中学3年春風はその中に1人に近づいて、


 「だ、大丈夫ですか!?」


 と、尋ねたが、


 「……し、死んでる」


 もう既に死んでいたようで、よく見ると、体中が血で真っ赤に染まっていた。


 「あ、ああ、あああああっ!」


 それを理解した中学3年の春風は、頭を抱えて悲鳴をあげると、またパァンという音がしたので、すぐにハッと我に返り、音の発生源へと向かった。


 そして、その場所へ辿り着くと、そこには「村」の住人の1人が、今まさに武装した人物に銃で撃たれそうになっていた。


 それを見た中学3年の春風は、


 「やめろぉおおおおおおおっ!」


 と、足下に落ちていた石を拾い上げ、それに風を纏わせると、武装した人物目掛けて力いっぱい投げた。


 その結果、風を纏った石は凄いスピードで武装した人物の持つ銃へと当たった。


 「!?」


 突然のことに武装した人物が驚いていると、


 「うあああああああっ!」


 と、すぐ側まで近づいていた中学3年の春風に、思いっきりぶっ飛ばされた。


 その後、武装した人物は数回地面にバウンドした後、そのまま動かなくなった。


 「だ、大丈夫ですか!?」


 と、中学3年の春風が住人に尋ねると、


 「は、春風君か!? すまない、助かった!」


 と、住人は春風にお礼を言った。


 だがそこへ、更に数人の武装した人物が集まり、中学3年の春風達に銃を向けようとしていたので、


 「させるかぁあああああっ!」


 と、中学3年の春風はすぐに左右の拳に風を纏わせて、それで武装した人物達を全員殴り飛ばした。


 「ハァ、ハァ、ハァ……」


 と、殴り終えた中学3年の春風がそう肩で息をすると、


 「だ、大丈夫かい春風君!?」


 と、心配そうな表情になった住人が駆け寄った。


 その時、


 「……春風、だって?」


 と、1人の男性が目の前に現れた。


 「……え? その声……」


 と、男性の声を聞いた中学3年の春風が、「ん?」と頭上に「?」を浮かべながらその男性を見ると、その顔を見てボソリと呟いた。


 「……()()()()()()?」


 





 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ