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ユニーク賢者の異世界大冒険  作者: ハヤテ
第4章 誕生、ユニークなハンター?

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第45話 謝罪

お待たせしました、実に5日ぶりの投稿です。


 それは、フレデリックとの話が終わった後のことだった。


 「話があるの」


 とリアナに言われた春風は「あ、これ凄く大事な話だ」と考え、


 「えっと、じゃあ何処で話そうか」


 と答えた。


 すると、


 「それでしたら、ここの『屋上』はどうでしょうか?」


 と、フレデリックに提案されたので、2人は総本部長室を出ると、早速屋上に向かった。


 屋上に出ると、2人はお互いに向き合った。


 (な、何だろう。凄く……気まずい)


 春風が緊張しながらそんなことを考えていると、


 「ハル……」


 と、先にリアナが口を開いた。


 「! ど、どうしたの? リアナ」


 春風は驚きながらもリアナにそう尋ねると、


 「あのね、もしかしたらなんだけど……小闘技場でのこと、怒ってる?」


 と、リアナは恐る恐るそう質問した。


 その質問に、春風はリアナを真っ直ぐ見ながら答える。


 「怒ってる……っていうか、かなりムカついてるかな。ここに来て早々変な事に巻き込まれるし、俺自身はああいうのは嫌いだし、目立つのだって嫌いだし、リアナも職員さんも無視するし、いつのまにか見物客みたいなのが集まってくるし、だからって断ってリアナに変な迷惑かけたらどうしようって考えちゃうし、そんな思いが混ざっちゃって最後には怒りに任せた攻撃なんかしちゃうし……」


 と、そう口に出したその時、春風はリアナの、「ある部分」を見てハッとなった。


 「どうしたの、ハル?」


 リアナがそう尋ねると、その「ある部分」を指差して、今度は春風が恐る恐る質問した。


 「その……痛くなかった?」


 それは、小闘技場での戦いの時に、春風が彼岸花の鞘で思いっきりぶっ叩いた「横腹」だった。


 「あっ! う、うーん、ちょっと痛いけど、でもこれくらいなら小闘技台の効果で回復してるし大丈夫だ……」


 リアナが焦ってそう言い終える前に、春風はリアナ側まで進むと、ガントレットで覆った左手を横腹に近づけた。


 「ハ、ハル? 何をして……」


 「求めるは“風“、()()()()()()、『ヒール・ブリーズ』」


 春風が小声でそう唱えた次の瞬間、春風の左手から弱い風の魔力が放たれて、リアナの横腹にあたった。すると、


 (あ、痛みが引いていく!)


 そう、先ほどまであった横腹の痛みが、まるでなかったかのようにスーッと引いていったのだ。


 「ハル、これって……」


 「俺が作った『回復魔術』だよ。どうかな?」


 「う、うん。もう全然痛くないよ」


 「それはよかった」


 そう言うと、春風はリアナから一歩下がって、


 「ごめんなさい」


 と、深々と頭を下げて謝罪した。


 「えっ!? 何でハルが謝ってるの!?」


 一瞬ポカンとなったリアナだが、すぐに正気に戻り、大慌てで春風に質問した。春風はそんなリアナに対し、頭を下げたまま理由を言う。


 「さっきも言った通り、あの時の攻撃は怒り……いや、()()()に身を任せた酷いものだった。その後の攻撃だってそうだし……あ、背中の方も大丈夫ですか?」


 「いや大丈夫! 大丈夫だからぁ……」


 リアナはさらに慌ててそう言うと、両手で春風の顔を押し上げて、


 「私の方こそ、ごめんなさい」


 と、悲しげな表情で今度はリアナが春風に謝罪した。


 「リアナ?」


 「私、ハルと再会した時から、ハルが強くなってるってわかってた。どれくらい強くなってるか見てみたくて、ハルの話も聞かずに勝手な事をした。だけどその所為で、ハルにあんな顔をさせてしまった。あの時の一撃は、『とっても怒ってる』って思いが伝わってきた。その時わかったの。私、ハルに凄く酷い事して、ハルに嫌な思いをさせてしまったって」


 「……」


 「許してくれなくてもいい。それだけ酷い事したってわかったから。だけど、それでも言わせてほしいの」


 ーーごめんなさい。


 そい言い終えた時、リアナはたくさんの大粒の涙を流していた。


 春風は「フゥ」と一息入れると、


 「俺、今からすっごい酷い事言うわ」


 「?」


 「俺は、許す事が上手く出来ない人間だ。それは、他人どころか自分に対してだって同じだ。一度『許さない』と決めたら、何があってもとことん許さない、そんな碌でもない人間なんだよ」


 「……」


 「でもさ」


 「?」


 「いつまでも許さないでいるわけにはいかないっていうのもわかっているから、俺が『許す』って言う時が来るの、待っててくれるかな?」


 と、悲しそうに笑いながら言う春風。そんな春風に、リアナは涙を浮かべながら、


 「……うん。待ってる」


 と、笑顔で答えた。


 その頃、ガントレットに装着された零号の中では、


 「あらあら、若いって良いわねぇ」


 と、ジゼルが穏やかな笑みで呟いていた。


 


 

 


 


 

 

 


 


 


 




 


 


 


 

 

 






 


 


 

 改訂前である前作とは違うこの話の流れ。この流れを作るのにもの凄く時間がかかってしまい、気がつけば5日間も空きを作ってしまい、本当に申し訳ございませんでした。


 ここからはいつもの通り、出来るだけ空きを作らず(作るとしたら1日だけ)、話を書いて投稿していきますので、よろしくお願いします。


 もし作りそうになったら、その時は事前に後書きに書きます。

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