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ユニーク賢者の異世界大冒険  作者: ハヤテ
第14章 更なる「力」を求めて

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第447話 春風編8 「光国春風」の「更なる運命の出会い」

 お待たせしました、1日遅れの投稿です。


 それと同時に、いつもより長めの話です。


 歩夢と剛希の兄妹と出会って以降、小学生の春風は学校が休みの日はよく3人で遊ぶようになった。最初の頃はよく女の子と間違えられていたが、何度もご両親達に会っていくうちに、次第に「男」と認められるようになった。


 また、歩夢達の実家がヤクザだと知っても、小学生の春風は怖がることはなく、寧ろ、


 「え、マジで? 超カッコいい!」


 と、目をキラキラと光らせていた。


 因みに、父・冬夜はというと、


 「春風とセっちゃんに何かしたら、誰であろうとあらゆる方法で()()から」


 と、まっすぐ歩夢達の両親を見てそう言い切り、母・雪花も、


 「え、何で怖がらないといけないの?」


 と、「訳がわからん」と言わんばかりに首を傾げていた。


 そんなこんなで、歩夢達との出会いをきっかけに、海神家と家族ぐるみの付き合いをするようになったが、


 (()()だけじゃないんだよなぁ……)


 そう、春風が小学生になってからの「運命の出会い」は、これだけで終わらなかった。


 ある日、


 「え、日真理姐さんが重症だって!?」


 歩夢達の母・日真理が大怪我を負ったという話を聞いて心配になった小学生の春風は、歩夢達と共に彼女が運び込まれた病院に向かった。剛希からの話によると、どうやら他のヤクザ達との抗争中に負ったものらしい。


 その後、病院に着いた小学生の春風達だったが、


 「大袈裟だねぇ、ちょっと()()()()だけだっつの!」


 と、肝心の日真理本人は、腕に銃撃を少し受けただけで、後は大した怪我は負っていなかった。


 それを聞いて、小学生の春風、歩夢、剛希の3人は、


 「「「ああ、よかったぁ……」」」


 と、皆、ホッと胸を撫で下ろした。


 その時だ。


 ーードゴォオオオオオンッ!


 『!?』


 病院の何処かで大きな爆発音がした。


 それも、一度だけじゃなく、何発も……。


 その後、春風達が「何だ何だ!?」と驚いていると、


 「火災発生! 火災発生! 危険ですので、皆様、すぐに外に避難してください!」


 と、警報と同時に病院内でそう放送されたので、春風達はすぐに避難しようと病院の外へと向かった。


 ところが、


 (ん? あのお姉さん、なんか様子が変だ)


 学生服を着た、見たところ自分より年上の少女が、外へ出ようとせずに病院の奥へと進もうとしているのが見えたので、


 「ごめん! 先に外に行ってて!」


 と、歩夢達にそう言うと、春風は1人、その年上の少女を追いかけた。


 (お姉さんは……いた!)


 その後、小学生の春風は年上の少女を見つけると、


 「何してるんですか!?」


 と、彼女の腕を掴んだ。


 「ここにいたら危ないです! 一緒に逃げましょう!」


 と、小学生の春風はそう訴えたが、


 「ごめんね、私、もうこの世界で生きていたくないの」


 と、年上の少女はまるで死んだような目をしてそう返した。


 それを聞いた瞬間、


 (こ、この人、まさか死ぬ気なの!?)


 と、ショックを受けた小学生の春風だったが、


 「そ、そんなこと言わないでください! お姉さんが死んだら、お父さんとかお母さんが悲しみます!」


 と、再び女子校生に向かってそう訴えた。


 しかし、


 「大丈夫、その2人はもう死んじゃったから」


 と、女子校に言い返されてしまい、


 「そ、そんな! それは、ごめんなさい!」


 と、小学生の春風は更にショックを受けながら、年上の少女に謝罪した。


 だが、


 「い、いやだからって……」


 と、それからも小学生の春風は何度も女子校生に「一緒に逃げよう」と訴えたが、彼女はそれを拒否し続けた。


 それと同時に、病院のあちこちで爆発音が鳴り、それを聞いた春風は、焦りと同時に年上の少女に対する苛立ちが募り、


 (うぅ、ちくしょう! こう言う時、漫画ならなんて言えばいいんだっけ!?)


 と、考えるようになった春風は、何度目かの年上の少女の拒否を受けて、遂に苛立ちが頂点に達したのか、


 「ああ、もう。ごちゃごちゃうるさい……」


 と言うと、小学生の春風は年上の少女の腕から手を離すと、ジャンプして彼女の胸ぐらを掴み、グイッと自分の顔に引き寄せて、


 「黙って僕に救われろ! これは、『命令』だ!」


 と、年上の少女に向かって思いっきり怒鳴った。


 次の瞬間、


 「あああ! 僕は女の人になんてこと言っちゃってんのぉ!?」


 と、小学生の春風は自分で自分に突っ込みを入れたが、肝心の年上の少女はというと、


 「……あ、はい」


 と、今度は拒否ではなく「OK」を出したので、


 (あ、従うんだ。ま、いっか)


 と、小学生の春風はそのまま年上の少女と共にダッシュでその場から離れた。


 その後、2人は病院から脱出すると、


 「「た、助かった」」


 と、その場にへなへなと座り込んだ。


 「あ、お姉さん、大丈夫ですか?」


 と、小学生の春風が年上の少女に尋ねると、


 「……ごめんなさい」


 と、年上の少女は大粒の涙を流しながら、小学生の春風向かって謝罪した。


 その後、


 「フーちゃあああああん!」


 と、先に外に出ていた歩夢達と合流したので、小学生の春風はその場から離れようとすると、


 「……あ、あのさ」


 と、年上の少女から話しかけられた。


 「? 何ですか?」


 と、春風が尋ねると、


 「私、間凛依冴っていうんだけど、あなたは?」


 と、年上の少女はそう名乗ったので、


 「僕? 僕は、春風です。光国春風。こんな顔ですが、男です」


 と、小学生の春風もそう名乗った。


 「光国……春風」


 年上の少女ーー凛依冴は、その後少しの間黙り込むと、


 「よかったらなんだけど、電話番号、教えてくれないかな?」


 と、小学生の春風に向かってそう言ってきた。


 それを聞いて、小学生の春風は「え?」となったが、もの凄く真剣な顔をしている凛依冴に何かを感じたのか、


 「ああ、はい、いいですけど……」


 と言って、その後、凛依冴とお互いの電話番号を交換した。

 

 そんな小学生の春風と凛依冴の会話を、


 (ああ、そうだ。これが俺と師匠……いや、()()()()()との『出会い』だったんだ)


 と、春風は懐かしむように聞いていた。


 


 


 


 


 


 


 

謝罪)


 大変申し訳ありませんでした。この話の流を考えていたら、その日のうちに終わらせることが出来ず、結局1日遅れの投稿みたいなものになってしまいました。


 本当にすみません。

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