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ユニーク賢者の異世界大冒険  作者: ハヤテ
第14章 更なる「力」を求めて

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第441話 春風編2 懐かしの「我が家」


 中立都市シャーサル。


 そこは、春風が「ハンターのハル」として暮らしていた都市。


 ループスの分身との戦いが終わってすぐにウォーリス帝国へと旅立ってから、一度も帰ってないその都市に、今、春風達は帰ってきた。


 春風が更なる「強さ」を手に入れる為の「目的地」として。


 (まさか、こんな形でここに戻ることになるなんて……)


 と心の中でそう呟いた春風は現在、仲間達と共にシャーサルの中を歩いていた。


 ただし、()()をして、だ。


 何故そんなことをしているのか?


 その理由はただ1つ。シャーサルを出てからの春風は、自身の正体が暴露されたうえに春風本人も()()()()()()()()()()、それが世界中に知られてしまっているからだ。勿論、その中にはシャーサルも含まれている。


 正直に言うと、春風はシャーサルに戻ることに抵抗感を抱いていたが、更なる「強さ」を手に入れる為に、覚悟を決めて戻ることを決意をしたのだ。


 (変わってないな、ここ……)


 と、心の中でそう呟いた春風は今、ウォーリス帝国で手に入れた変装用魔導具で、ヴァレリーのレギオン「紅蓮の猛牛」メンバーに変装している状態で、ヴァレリーや仲間達と共にとある場所へと向かっていた。当然、春風の仲間達も一緒に変装している。


 といっても、凛依冴とジゼルだけは、春風から彼岸花を預かると、春風達と別れてハンクとクリフと共に「黄金の両手」の拠点へと向かっていた。


 暫く歩いていると、春風達は目的の場所についた。


 (久しぶりだな。この総本部に来たのは……)


 そう。そこは、ハンターギルドの総本部だ。


 春風達は懐かしさに耽った後、ヴァレリーと共に入り口まで進もうとすると、


 「皆様、お待ちしておりました」


 と、入り口でギルド職員の女性に声をかけられた。


 「出迎えご苦労さん」


 と、ヴァレリーがその女性職員に声をかけると、


 「フレデリック総本部長から、皆様に伝言を預かっております」


 と、女性職員はそう返した。


 その言葉を聞いて、春風達が「?」と首を傾げると、


 「『すぐに七色の綺羅星の拠点に来るように』」


 と、女性職員は淡々とした口調でそう言った。


 その後、春風達はその伝言に従って、すぐに自分達の拠点に向かった。当然、怪しまれないようにヴァレリーも一緒にだ。


 そして街中を進んでいくと、目的の場所に着いた。


 「帰ってきたんだなぁ……」


 久しぶりの拠点を見てそう呟いた春風だが、


 (うう。帰ってきたのはいいけど、中とか散らかってたらどうしよう)


 と、玄関の扉の前でそう考えて不安になり、すぐに「いかんいかん」と首を横に振った後、扉に触れて、ゆっくりと開けた。


 (……あれ? なんか、綺麗になってる?)


 と、春風が心の中でそう呟いたように、久しぶりに帰った拠点の中は結構綺麗になっていた。


 そのあまりの綺麗ぶりに春風は少しの間呆けていたが、再び「いかんいかん」と首を横に振り、中へと入った。


 その後、仲間達と共に拠点内で変装を解いた春風は、


 「……ただいま、()()()()


 と、小さくそう呟いた。


 すると、


 「おっかえりぃ!」


 と、明るい口調の男性の声に驚き、春風達はすぐさま武器を構えて戦闘態勢に入った。


 だが、


 「わぁー! 待て待て待て! 俺だよ俺!」


 という声が聞こえて、春風は「何処の詐欺師だよ」と突っ込みた気持ちを抑えて、その声がした方向ーー食堂の方へと向くと、食堂に続く扉が開かれた。


 その後、扉の向こうにいる人物を見て、


 「あ、ラッセルさん!」


 と、春風は驚きの声をあげた。


 「よぉ、久しぶり」


 と、食堂の椅子に座ったままの状態でそう返したのは、アデレードと同じ白金級ハンターであるラッセル・ジンクスだった。


 まさかのラッセルの登場と再会に驚いた春風は、


 「え、あの、どうしてここに?」


 と、尋ねると、


 「総本部長の指示でな、お前さんらがウォーリスに言ってから、ずっとここの管理をしていたのさ。ああ、お前さんらの自室は手ェつけてないから、安心しな」


 と、ラッセルは明るい口調でそう返した。


 その言葉を聞いて春風は、


 「あぁ、そうだったんですか。それはありがとうございます」


 と、頭を下げてお礼を言った。


 その言葉に照れたのか、


 「ハハ、いいってことよ」


 と恥ずかしそうに言うと、


 「さて、そんじゃあ……」


 と、椅子から立ち上がって、


 「ついてきな」


 と、真面目な表情でそう言うと、『ん?』と頭上に「?」を浮かべた春風達を連れて、とある場所へと案内し始めた。


 


 


 

 

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