第437話 水音編33 その頃、「現実」では……
お待たせしました、1日遅れの投稿です。
それは、水音がループスを庇ってルイーズに斬られ、その後、ループスと分身1号を巻き込んで体が青い炎に包まれた直後のことだった。
「み、水音! 水音ぉおおおおおっ!」
炎に飲まれた水音達を見て、セレティアは顔を真っ青にして絶叫した。
そして、それはリネットとアビゲイルも同じだった。彼女達もまた、水音を傷つけられて顔を真っ青にしていたのだ。
そんな状況の中、
「く! な、何だこれは!? 奴は死んだのではないのか!?」
と、水音を斬った張本人であるルイーズが、水音を包んだ青い炎を見て、困惑した表情を浮かべたが、
「な、ならば、あの妙な炎諸共、もう一度奴を斬り捨てるまでだ!」
と、すぐに我に返って、炎に包まれた水音に再度斬りかかろうとした。
すると、
「貴様ぁあああああああっ!」
「っ!」
剣を振り上げていたルイーズに、セレスティアが槍を構えて突進してきた。
セレスティアの槍とルイーズの剣が何度も激しくぶつかり合う中、
「セレスティア皇女! 私の邪魔をするなぁ!」
「よくも、よくも水音をぉ!」
と、2人がそう叫び合う。
その時、
「「うぉおおおおおおおっ!」」
リネットとアビゲイルが加勢に来た。
「っ!?」
突然のことに驚くルイーズに向かって、リネットは剣と異形のオーラを纏わせた左手、アビゲイルは様々な炎や水、更には風を纏わせた金槌を用いた攻撃を仕掛けた。
「ちぃっ!」
ルイーズは間一髪のところでそれらを全て回避すると、
「この感じ……貴様ら、ただの人間ではないな!?」
と、リネットとアビゲイルに向かって怒鳴るようにそう尋ねた。そんなルイーズに対し、2人は同時に攻撃を繰り出しながら答える。
「そんなの……」
「テメェが知る必要は……」
「ない!」
「ねぇよ!」
そう言い放つと、2人はルイーズに渾身の一撃をお見舞いした。
「敢えて言うなら……」
そして、そんな2人に続くように、
「コイツらと水音は、私のハーレムメンバーだ!」
と、セレスティアもルイーズに向かって渾身の一撃を繰り出した。
3人から放たれた攻撃が、途中で1つにまとまってルイーズに襲いかかる。
ルイーズはそれを見て呆然となったが、
「な、舐めるなぁあああああっ!」
と、すぐに持っていた剣に光を纏わせた。
そして、その状態の剣をグッと握ると、力いっぱいそれを振るって、セレスティア達の攻撃をかき消した。
それを見た後、セレスティア達はすぐに武器を構え直す。
ルイーズはそんな彼女達を目の前に、
「どいつもこいつも、ふざけるなぁあああああああっ!」
と、怒りを込めた叫びをあげると、
「神獣達よ! そいつらは無視だ! まずはあの、目障りなものを潰せぇ!」
と、未だに燃えている青い炎を指差しながら、煌良達と戦っている神獣達にそう命令した。
すると、その命令を受け入れたのか、その場にいる全ての神獣達は、すぐに攻撃対象を青い炎へと変えて、一斉に攻撃を仕掛けた。
『し、しまったぁ!』
と、驚くセレスティア達だったが、既に全員青い炎から離れた位置にいる為、どう走っても間に合わないのはわかっていた。
そして、神獣達が青い炎の側に着いた、まさにその時……。
ーーボォンッ!
という大きな音と共に、青い炎が爆発した。
その際に強い衝撃波のようなものが発生し、神獣達は殆どがその衝撃波を受けて戦闘不能になった。
「な、何だ? 何が起きた?」
あまりの出来事に呆然となったルイーズがそう呟くと、
爆発した青い炎の跡地に、2つの影が現れた。
その中の1つを見て、
「ループス様!」
と、グレアムが驚きの声をあげた。
それを聞いた影の1つーーループスは、
「よぅ! さっきぶり!」
と、軽い口調で返した。
そんなループスを見て、
「じゃ、邪神ループス……」
と、ルイーズが目を白黒させていると、
「聞けぇ、お前ら! パワーアップした新生・水音の登場だぁ!」
と、ループスは周囲を見回しながら声高々にそう叫んだ。
すると、その叫びに反応したのか、もう1つの影が姿を現した。
「水音ぉ!」
と、セレスティアがそう叫んだように、その影の正体は、ルイーズに斬られたはずの水音だった。
だが、
「み、水音……なのか!?」
と、すぐにセレスティアは驚きの表情を浮かべた。
セレスティアだけではない、リネットもアビゲイルも、更には煌良達も同じように驚きの表情を浮かべていた。
何故なら、
「いくよ、フェイト、イチ!」
「ああ!」
「う、うん!」
水音の背中から、2つの頭部と、4本の腕が生えているのが見えたからだ。
謝罪)
大変申し訳ありませんでした。
この話の展開を考えていたら、1日遅れの投稿となってしまいました。
本当にすみません。




