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ユニーク賢者の異世界大冒険  作者: ハヤテ
第14章 更なる「力」を求めて

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第392話 リアナ編8 辿り着いたその場所は……


 ジェロームに「ついて来なさい」と言われたリアナ達が向かった先。


 そこは、フォルトーラ村の中にある、古びた一軒の小屋だった。


 ただ、小屋といっても、17年前のギャレット達の襲撃によって所々崩れていて、以降は修理もされずにそのままなで、正確に言えば、「小屋だったもの」なのだが。


 「あの、ジェロームさん。ここは、一体何なんですか?」


 と、リアナが尋ねると、


 「それを答える為にも、すまないが扉を開けてくれんかね?」


 と、ジェロームに頼まれたので、リアナは「は、はい」と言われるがままに、小屋だったものの扉を開けた。


 中を見てみると、そこも襲撃の所為か外観と同じくらい所々崩れていた。それを見たギャレットは、申し訳なさからなのか、何処か暗い表情をした。


 すると、ジェロームが中に入って、


 「ホレ、()()じゃよ」


 と、床の一角を指差したので、リアナは「何だろう?」と思ってその部分をよく見ると、そこにはなにか取っ手のようなものがあるのに気がついた。


 「そいつを掴んで、思いっきり持ち上げるのじゃ」


 ジェロームにそう言われて、リアナは「わかりました」と言って、その取っ手を掴んで力いっぱい持ち上げると、


 「あ、階段!」

 

 そこにあったのは、地下へと続く長い階段だった。


 「さぁ、目的の場所はこの先にあるぞ」


 ジェロームはそう言うと、その地下への階段を下りていった。勿論、幽霊なので、浮かんだ状態でだ。


 そしてジェロームの後に続くように、リアナ達もその長い階段を下りていった。


 暫く階段を下りていくと、リアナ達は大きな扉の前に着いた。


 「もしかして、この先ですか?」


 と、リアナがジェロームに尋ねると、ジェロームはコクリと頷いて、


 「そうじゃ。さぁ、開けてみるがよい」


 と、リアナに扉を開けるよう促した。


 そしてリアナがその扉を開けた瞬間、最初は真っ暗闇だったが、すぐに明るくなった。


 扉を潜って中に入ると、そこはとても広い空間で、中央に何かが置かれているのが見えた。


 「さぁリアナよ、()()に触れるのじゃ」


 と、ジェロームがその中央に置かれた何かを指差しながらそう言うと、リアナはゆっくりとその何かに近づいた。


 それはどうやら水晶玉のようで、リアナは恐る恐るその水晶玉に触れると、眩い光を放った。


 その光の眩さに、その場にいる全員が目を閉じた時、リアナは自身の中から、何かが2つ抜けた感覚に襲われた。


 (え、な、何?)


 その後、光がおさまったのを感じて、リアナはゆっくりと目を開けると、


 「……え、()()()()()()!?」


 そこにいたのは、紛れもなく()()()()()()()()()()()で、しかも()()もいた。


 更に驚くことに、その2人のリアナの姿だが、1人は[獣人化]にスキルを使って変身した、()()()()のリアナで、もう1人は[妖精化]のスキルを使って変身した、()()()()のリアナだった。


 「え、ちょっと待って! あなた達、何者なの!?」


 と、リアナが2人のリアナに向かってそう問い詰めると、


 「いや『何者?』って酷いなぁ。私は、()()()()()のリアナ・フィアンマだよ」


 「そして私は、()()()()()のリアナ・フィアンマよ」


 と、目の前にいる2人のリアナは、ニコッと笑ってそう答えた。


 その答えを聞いて、リアナは口をパクパクとさせていたが、すぐにジェロームの方を向いて、


 「ちょっとジェロームさん! これは一体どういうことなの!?」


 と、怒鳴るように尋ねた。


 尋ねられたジェロームは小さく「フム……」と言うと、


 「そう恐らく()()が、お主の言った『試練』なのじゃろう」


 と、真剣な表情でそう言った。


 そして、思いっきり目をカッと見開くと、リアナに向かって言い放つ。


 「さぁ、リアナよ。その2人のお主と、思いっきり戦いあうのじゃあーっ!」


 その叫びを聞いて、誰もがポカンとしていると、


 「……え? えええええええっ!?」


 と、リアナは目の前のリアナ達を見ながら、驚きの声をあげた。

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