表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユニーク賢者の異世界大冒険  作者: ハヤテ
第14章 更なる「力」を求めて

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

440/609

第389話 リアナ編5 再会、リアナと「両親」


 突如、リアナ達の前に現れた、「黒い影のようなもの」達こと幽霊達。


 その中の1体が、リアナを「私の娘」と言った。


 「あなたが私の……お母さん?」


 そんなわけのわからない状況に、リアナはただ困惑するだけだった。


 そして、それはギャレット達も同様だった。


 特にリアナの育ての親であるヘリアテスは、頭上にいくつもの「?」を浮かべていて、リアナ以上に困惑していた。


 しかし、目の前の女性の幽霊はそんなリアナ達に構うことなく、


 「ああ、リアナ! 私の可愛いリアナ! こんなに大きくなっちゃって……って、ああ! ご、ごめんねリアナ! 何処も怪我とかしてない!? 本当にごめんねぇ!」


 と、リアナにかなり近い距離で色々と言った。


 すると、そんな状況に耐えられなかったリアナは、


 「あ、あのぉ、人違いじゃないでしょうか?」


 と、女性の幽霊を落ち着かせようとしてそう尋ねたが、


 「いいえ、そんなことないわ! 私にはわかるの! あなたは17年前、この私、シルビア・フィアンマが産んだ娘だって! ていうか……」


 「?」


 「何処の世界に、自分の娘がわからないお母さんがいるっていうの!?」


 と、真っ直ぐな目でリアナを見ながらそう言い放った女性の幽霊ーーシルビアに、リアナはそれ以上何も言えないでいた。


 すると、シルビアは他の黒い影のようなもの達の方へと振り向いて、


 「あなたー! みんなー! 私の娘が、帰ってきたわよぉー!」


 と叫ぶと、黒い影のようなもの達が一斉に姿を変えた。


 それは、先程までの禍々しい姿とは違って、人間や、獣人、妖精と、様々な姿をした幽霊達だった。


 「……本当に、リアナなのか?」


 と、その中の1人、人間の男性の幽霊が、シルビアに向かってそう尋ねると、


 「ええ、そうよあなた。私達の娘が、帰ってきたのよ」


 と、女性は涙を流しながらそう答えた。


 「う、お、お……」


 男性は少しずつリアナに近づくと、


 「うおー! リアナー! お父さんだよー! お父さんのエルネストだよー!」


 と叫びながらリアナに飛びかかった。


 「うえ!? ちょ、ちょっと……!」


 驚いたリアナは咄嗟に身構えたが、男性の幽霊ーーエルネストに触られることはなかった。


 何故なら、飛びかかったエルネストが、そのままスーッとリアナを通り抜けてしまったからだ。


 その瞬間、


 「……しまった。僕、幽霊なの忘れてた」


 と、エルネストはショックでその場に縮こまった。


 そしてそれと同時に、シルビアを含め、他の幽霊達も「そうだった」とその場に縮こまった。よく見ると、全員目から涙が溢れていた。


 そんな彼らを見て、ヘリアテス達はどう反応すればいいのかわからず困った表情をしていたが、


 「え、ええっとぉ、()()()と、()()()で、いいのかな?」


 と、リアナが恥ずかしそうにシルビア達に向かってそう尋ねた。


 その言葉にシルビア達が「え?」と反応すると、リアナは更に恥ずかしそうに、


 「その……ただいま」


 と言うと、シルビアとエルネストはブワッと滝のように涙を流して、


 「「うわぁあああああん! おかえりリアナァアアアアアッ!」」


 と、2人同時にリアナに飛びかかったが、またスーッとリアナを通り過ぎて、


 「「うう。幽霊になった自分が憎い」」


 と、その場にシュンと縮こまった。


 そんな2人を見て、リアナは「えっとぉ……」と困った顔をすると、


 「あ、あのぉ……」


 と、何処からかそんな声がしたので、リアナ達は一斉にその声がした方へと振り向くと、


 「ど、どうも、こんにちは、です」


 と、そこにはフードをかぶった灰色ローブ姿の人物が立っていた。


 「あー、あんたは?」


 と、ギャレットが恐る恐る尋ねると、灰色ローブの人物も恐る恐る、


 「ど、どうも、ここの、住人です」


 と答えた。


 


 


 


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ