間話39 ハーレム、作った?
お待たせしました、1日遅れの投稿です。
「あんた、ハーレム作ったかい?」
日真理からのその質問を聞いて、春風と歩夢を除いた誰もが、
『ブオッフォオッ!?』
と盛大に吹き出した。
そして、その後少しの間、全員が何も言えず固まっていると、
「……ハッ おい、日真理! いきなりなんて質問するんだ!?」
と、我に返った大造が怒鳴るように日真理に向かって尋ねた。
すると、日真理は涼しそうな表情で、
「いやあんた、冷静に考えてみたら『異世界召喚』なんだよ? だったら普通、ここで誰かがハーレム作ってもおかしくないんじゃないのかい?」
と、尋ね返した。
その質問を聞いて、誰もが「えぇ?」と微妙な表情なる中、
「おいおい、だからってフーがまさか……」
と、大造が「そんな馬鹿な」と言わんばかりの表情で春風へと振り向くと、
「……て、フー! 何だその滝のような汗は!? それに歩夢! 何でお前まで!? ていうか、何で桜庭さんとこの息子さんまで!?」
と、滝のようにだらだらと汗を流す春風、歩夢、水音を見て驚きの声をあげた。しかも3人とも、
「「「いえぇ、そのぉ……」」」
と、目を泳がせながら顔を下に向けていた。
すると、日真理が何かを察したのか、
「なぁ、マリーちゃん」
と、春風達から少し離れた位置に立つ凛依冴に話しかけた。
「ふえ! な、何でしょうか?」
突然話しかけられて、凛依冴はビクッとなったが、日真理はそれに構わず、
「あんた、何か知ってるんじゃないのかい?」
と、表情は笑ってはいるが何処か獲物を射殺す狩人の目を凛依冴に向けながらそう尋ねた。
すると凛依冴も春風達と同じように滝のような汗を流しながら、
「な、何のことでしょうかな?」
と、若干おかしくなった口調で尋ね返すと、日真理は「フフ」と笑って、
「知ってるんだよぉ? あんたと歩夢とフーがどういう関係なのかと、2人にどんな想いを抱いてるのか……」
と言ってきたので、
「すみません、春風めっちゃ作ってました」
と、凛依冴は謝罪しながらそう答えた。
春風はそれを聞いて、
「師匠ぉ! なんてことをぉおおおおおっ!」
と、悲鳴をあげた。
その時、
「ハイ! 私です!」
突然高高くあがった声に、春風達が「ん?」と声がした方へと振り向くと、
「ん? あんたは?」
「ハンターの、リアナ・フィアンマといいます! ハル……いえ、春風さんの、ハーレムメンバーです!」
「り、リアナ!?」
そこには、「ハイ!」と元気よく手を上げたリアナがいた。
すると、
「彼女だけではありません!」
という声があがったので、春風達は再び「ん?」と声がした方へと振り向くと、
「あんたは?」
「はい! わたくしは、セイクリア王国第2王女、イブリーヌ・ニア・セイクリアといいます! わたくしも、ハル様……いえ、春風様の、ハーレムメンバーです!」
「い、イブリーヌ様!?」
そこには、リアナと同じように「ハイ!」と元気よく手を上げたイブリーヌがいた。
更に、
「私もいます!」
という声があがったので、春風達はまた「ん?」と声がした方へと振り向くと、
「……もしかして、あんたも?」
「はい、グレイシア王国第1王女、アデレード・マリッサ・グレイシアといいます。私も、彼、春風君ハーレムメンバーです」
「アーデさんまで!?」
そこには、キリッとしたポーズをとったアデレードがいた。
突然のハーレムメンバーの登場に、その場にいる誰もがポカンとなると、
「……プ、アハハハハハ! 王女様2人がハーレムメンバーとは、フーも中々やるじゃないか!」
と、日真理は声高高く笑いながらそう言った。
春風はそれを聞いて「うぐぐ、知られてしまった……」と顔を赤くし、水音もそんな春風を見て小さく「ドンマイ」と言った。
すると、
「水音」
「ん? なぁに、父さん」
それまで黙っていた優誓が、水音に向かって話しかけた。
優誓は水音に尋ねる。
「先ほどのお前の反応。もしかして、お前もハーレムを作ったのか?」
水音はその質問を聞いて、
「うぐ! そ、それは、そのぉ……」
と、言いにくそうにしていると、
「私だ」
という声がしたので、優誓は「ん?」と声がした方へと視線を向けると、
「あなたは?」
「初めまして、水音のお父上殿とお母上殿。私は、ウォーリス帝国第1皇女、セレスティア・ジェニー・ウォーリスだ。以後よろしく」
そこには丁寧なお辞儀をするセレスティアがいた。
自己紹介をされた優誓は、
「おお、帝国の皇女様でしたか。それで、その皇女様であるあなたが名乗り出たということは?」
と、尋ねると、
「はい。私が、あなたの息子である水音の女です。ただ、1つ言えるのは、彼が私のハーレムメンバーということになります」
その言葉を聞いて、周囲の人達がシーンと静まり返ると、
「……それは、水音の他に男がいるということですか?」
と、優誓は静かな表情をしながらも「怒り」を込めた眼差しをセレスティアに向けた。
すると、セレスティアは首を横に振るって、
「いいえ、いるのは私の幼なじみである女性2人です」
と、はっきりと答えた。
それを聞いた瞬間、
「な、何じゃそりゃあああああ!?」
と、側で聞いていた大造が悲鳴をあげた。
その後、大造と日真理が「どういうことだ!?」とオロオロしていると、
「あー、ちょっといいですかな?」
と、それまで黙ってた涼司が口を開いた。
「ど、どうしたのオヤジ?」
と、春風が尋ねると、
「こちらなんだが」
と、涼司がとある人物に視線を向けた。
それを聞いて、春風達は「んん?」とその人物に視線を向けると、
「そ、総一さんんんんんんんっ!?」
そこには白目をむいて呆然となった内閣総理大臣の総一がいた。
謝罪)
大変申し訳ありませんでした。この話の展開を考えていたら、その日のうちに終えることができず、結局1日遅れの投稿という形になってしまいました。
本当にすみません。




