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ユニーク賢者の異世界大冒険  作者: ハヤテ
間章6

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間話36 宴会の最中にて

 お待たせしました、1日遅れの投稿になりましたが、久しぶりの間章です。


 それは、春風の「舞」が終わった後、みんなで宴会をしていた時のことだった。


 セイクリア王国、ウォーリス帝国、そしてグレイシア王国の王族、皇族を交えて、皆、美味しい酒や料理を食べながら、それぞれが楽しいひと時を過ごしていた。


 そんな中、春風はというと、


 「うぅ……」


 「む、どうした春風殿?」


 「あのぉ、ちょっとよろしいでしょうか?」


 「ん? 何だ幸村春風、何処か具合でも悪いのか?」


 「いえ、そうではなくてですね、何で俺、()()()()()()にいるのでしょうか?」


 「オイオイ、国王と皇帝と女王がいる場を『このような』と言うのかお前は?」


 「うぐっ!」


 そう、現在春風は、セイクリア王国国王ウィルフレッド、ウォーリス帝国皇帝ギルバート、そしてグレイシア王国女王クローディアの側に座る形で宴会に参加していた。


 しかし、元々()()()()の高校生(春風自身はそう思っている)である春風にとって、側に国のトップがいるこの状況では、他の人達と同じように宴会を楽しむことなど思いっきり無理なのである。おまけに仲間達に助けを求めようにも、皆そっぽを向くだけで誰も春風を助けようとはしなかった。勿論、一部の人達はそうではない様子なのだが。


 まぁそれは置いといて、そんなわけで春風は今、国のトップ達と一緒にいる状況にキリキリと胃を痛めていた。


 そんな時だ。


 「ところで幸村春風」


 と、いきなりクローディアが春風に話しかけてきたので、春風は胃の辺りを手で押さえながら、


 「……何でしょうか?」


 と、返事をした。


 「話は聞いたが、一応確認したい。お前は、本当に地球……お前の世界の人間と通信が出来るんだな?」


 真剣な表情でそう尋ねるクローディアを見て、春風はゆっくりと胃の部分を押さえてた手を離すと、ポケットにしまった零号【改】を取り出して、


 「はい。信じられないという気持ちはわかりますが、俺が作ったこの魔導具を使えば、向こうと通信が出来るのです」


 と、真面目な表情で答えた。


 すると……。


 ーージリリリリリリリッ!


 『!?』


 大きな音が零号【改】から鳴り響いて、その場にいる誰もが驚いていると、


 「お、オイオイ、何だよ急に……」


 と、ハッとなった春風はそう言うと、零号【改】の画面を見た。


 「……って、オヤジ?」


 そこには養父である涼司の名前が表示されていたので、春風はすぐに立ち上がってその場から離れようとしたが、


 「あー待て待て、俺らも声を聞きたいから」


 と、ギルバートに「待った」をかけられてしまい、春風はその場で零号【改】を通話モードにした。


 次の瞬間、零号【改】の真上に大きな画面が現れて、そこには涼司の顔が映し出された。


 「おーい、春風ぁ」


 と、画面の向こうで涼司が春風に向かってそう話しかけると、


 「オヤジ、どうしたの?」


 と、春風は尋ねるようにそう返事をした。


 すると、


 「私もいるよ春風君」


 と、涼司をズイッと押し除ける形で、


 「……総一さん?」


 日本の内閣総理大臣、神代総一が入ってきた。


 そんな春風を見て、小夜子とクラスメイト達が、


 『ええぇっ!?』


 と、驚きの声をあげるが、春風はそれに構うことなく、


 「ど、どうしたんですか総一さん?」


 と、若干恐る恐る総一に向かってそう尋ねた。


 「あー、実はねぇ……」


 と、総一が答えようとしたその時、


 「オーイ、総一サン、お久しぶりぃ」


 と、ギルバートが割り込んできた。


 総一は一瞬「む?」となったが、


 「おー、これはこれはギルバート陛下、お久しぶりです」


 と、すぐに穏やかな笑みを浮かべてギルバートに挨拶した。


 「お元気そうで何よりですギルバート陛下」


 「いやぁ元気よ元気。で、元気ついでに、あんたに紹介したい奴らがいるんだわ」


 そう言うと、ギルバートはスッと立ち上がって、画面の総一の前にウィルフレッドとクローディアを連れてきた。


 「ん? そちらのお2人は?」


 と、総一が尋ねると、


 「初めまして、私はセイクリア王国国王の、ウィルフレッド・オーガスト・セイクリアといいます」


 「グレイシア王国女王の、クローディア・リンジー・グレイシアだ」


 と、ウィルフレッドとクローディアは総一に向かってそう自己紹介したので、


 「おお、国王様と女王様でしたか。私は日本の内閣総理大臣をしております、神代総一といいます。以後よろしくお願いします」


 と、総一も挨拶を返した。


 総一達の挨拶が終わったのを見て、


 「あのぉ、総一さん。一体どうしたのですか、こんな時間に?」


 と、春風がそう尋ねると、


 「? ああ、すまないね春風君。いきなりで申し訳ないのだが、そちらに桜庭水音君と海神歩夢さんはいるかな?」


 と、総一はそう尋ね返したので、


 「ええ、いますが」


 と、春風はそう答えた。


 それを聞いて水音と歩夢は春風の側に寄ると、総一と涼司はスッと立ち上がってその場から移動した。


 そしてその後、代わりに4人の男女が画面に現れた。


 水音と歩夢は4人の顔を見て、


 「「あ!」」


 と、驚きの声をあげると、


 「久しぶりだな、水音」


 「元気そうね、水音」


 「歩夢ぅっ! 無事かぁ!?」


 「あんた、落ち着きな! あ、歩夢ぅ! 元気だったかい!?」


 と、画面の向こうにいる4人の男女がそう言った。


 そのセリフを聞いて誰もが頭上にいくつも「?」を浮かべると、


 「と、父さん!? 母さん!?」


 「お父さん!? お母さん!?」


 と、水音と歩夢は口々にそう言ったので、


 『……え?』


 と、その場にいる者達は更に「?」を浮かべた。


 

 

 どうも、ハヤテです。


 というわけで、1日遅れの投稿になりましたが、今日から久しぶりの間章の始まりです。


 内容としましては、第13章の中で起きたことを中心に書いていきますので、皆様、どうぞよろしくお願いします。

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