第383話 それぞれの出発
お待たせしました、1日遅れの投稿にして、今章最終話です。
ギルバートの言葉によって始まった、春風達に同行するメンバーを決める話し合い。
最初春風は、
(いや、別に同行者とかいらないんだけどぉ……)
と考えていたが、後で何を言われるかわかったものじゃないと思い、以降は黙って話し合いに参加することにした。
そして話し合った結果、春風達に同行するメンバーは次のように決まった。
まずはリアナだが、エスターによると、
「あまり多人数で行かない方がいいでしょう」
とのことで、少人数で向かうことになった。
その結果、同行するメンバーとして、まずは「娘の成長を見たい」とのことで、リアナの母であるヘリアテス、「同行したい」と立候補したアデレード、護衛兼連絡役として、彩織と詩織の双子姉妹、そして「もう1人」の、4人と1柱。
次に水音の方は、ループス、セレスティアとその従者リネット、そして水音の監視要員として、クラスメイトの煌良、学、麗生の3人を加えた5人と1柱だ。
ループスとセレスティア達は兎も角、何故煌良達3人が同行することになったのか?
実は水音への「占術」の時につけられた地図の印について、ギルバートは「帝国に近くだ」と言ったが、正確にはウォーリス帝国帝都から少し離れた位置にある、エスターが暮らしていた「保護区」の近くで、そこにとある「強い人物」が住んでいると聞いたので、
「それは面白いな、是非戦ってみたい」
と、煌良が目を光らせながらそう言ったからだ。その言葉を聞いて、
(あ、こいつ絶対そっちがメインだ)
と、誰もが呆れ顔でそう思った。
とまぁ、そんな感じで水音の同行メンバーは決まったが、その際に、
「すまない、ギルバート殿」
「ん?」
と、何やらループスとギルバートが話し込んでいたが、取り敢えず今は、その辺のことは置いておくとしよう。
そして最後に春風だが、目的地は春風が知っている場所だったので、同行するのは歩夢と美羽、凛依冴、鉄雄、恵樹、冬夜達3英雄、アデル達「七色の綺羅星」メンバー、途中までジゼル、そして、担任教師の小夜子と、クラスメイトの星乃香が同行することになった。
小夜子の場合は主に春風の監視という理由だが、星乃香はというと、実はアッシュ達によって「古代兵器」の動力源にされたことがトラウマになっているのか、セイクリアの騎士達を見ると恐怖で体が震えるようになってしまい、それなら春風達と同行させようということになったのだ。
そして残った者達だが、まずはイブリーヌはというと、
「久しぶりに家族に顔を見せに行った方がいい」
ということで、ウィルフレッドと共に一旦セイクリア王国へと帰ることになった。当然、その際は翔輝達残ったクラスメイト達も一緒に同行することになった。
当然ギルバートら皇族達も、水音達と共に一度ウォーリス帝国に戻ることになった。
本当はギルバートも水音の方に同行したかったのだが、
「陛下、お仕事は?」
と、笑顔のエリノーラからもの凄いプレッシャーをかけられてしまい、泣く泣く諦めることになった。
そして話し合いが終わると、
「それじゃあ、出発は翌日な!」
と、ギルバートがまた仕切ったので、その日は昨日に続いてまた宴会となった。
そして翌日。
それぞれのキャンプ地で帰り支度が整うと、春風、リアナ、水音の3人が集まって、
「いよいよだね」
「うん」
「そうだね」
その後春風は、
「じゃあ、2人とも」
と、スッと拳を差し出すと、
「絶対に強くなろう」
と、強気の笑みを浮かべた。
リアナと水音はそんな春風を見て、
「うん!」
「ああ!」
と返事すると、それぞれの拳をコツンと春風の拳に当てた。
そして3人は別れると、それぞれの同行メンバー達と共に、それぞれの目的地へと向かうのだった。
どうも、ハヤテです。
というわけで、1日遅れの投稿となってしまいましたが、これで第13章は終了です。話の流れを考えるのに時間がかかってしまった結果、投稿が予定より遅れることになってしまい、申し訳ありませんでした。
さて次回からですが、本編は一旦お休みして、久しぶりの間章にとなります。
こちらは本編で書けなかった話を書いていく予定ですので、皆様、これからもどうぞよろしくお願いします。




