表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユニーク賢者の異世界大冒険  作者: ハヤテ
第13章 新たな「旅立ち」に向けて

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

408/609

第372話 人の道を外れた技術

 遅くなりました、1日遅れの投稿です。


 「げ、外法……ですか?」


 ヘファイストスが言った言葉の意味を、春風は理解出来ないでいた。そしてそれは、リアナや水音、ループスとヘリアテスも同様だった。


 そんな春風達を前に、ヘファイストスが、


 「ああ、そうだ。そいつは……」


 と、話を続けようとすると、


 「あの、すみません」


 と、春風がそこへ「待った」をかけた。


 「ん? どうした春風」


 と、ヘファイストスが頭上に「?」を浮かべると、


 「ちょっと()()ではなんですので、テントの中で説明をお願いしたいのですが」


 と、春風に申し訳なさそうに言われて、ヘファイストスが更に「?」を浮かべながら周囲を見回すと、ジィッと「なんだなんだ?」と自分達を見つめる人々の視線に気付いて、


 「ああ、スマンスマン。そういうことなら、中で説明しよう」


 と、全員その場からすぐにテント中へと移動した。


 そして現在、移動した先のテントの中では、ヘファイストスを中心に、春風、リアナ、水音、ループス、ヘリアテス、そして、何故か凛依冴ら春風の仲間達に、小夜子とクラスメイト達、そしてギルバートら皇族に、ウィルフレッド、クローディアと、かなりの人数が集まっていた。


 「……て、何でお前さんらまでいるの?」


 と、ヘファイストスが尋ねると、


 『いやぁ、気になったもので、つい』


 と、全員気まずそうにそう答えたので、ヘファイストスは小さく「ふむ」と言うと、


 「じゃあ、まずは俺の自己紹介な。俺の名はヘファイストス。『地球』の神の1柱にして、『炎』と『鍛治』を司る者だ」


 と、自身の素性を明かした。


 それを聞いて、周囲の人達が「オォ!」と小さく驚きの声をあげる中、


 「あのぉ、ちょっとよろしいでしょうか?」


 と、リアナが恐る恐る「ハイ」と手を上げた。


 「おぉ、どうしたリアナちゃんや?」


 と、ヘファイストスが尋ねると、


 「さっき言ってた『外法』って何なんですか?」


 と、リアナはそう尋ね返した。


 ヘファイストスはそれに対して小さく「ふむふむ」と言うと、


 「ざっくり言うと、『人としての道を外れた技術』の総称だわ。あまりにも凶悪過ぎるもんで、『邪法』とも呼ばれている」


 と、「外法」について淡々と説明した。


 春風はその説明を聞いて、


 「……こいつが、その『邪法』で作られているものだから、認めることは出来ないということですか?」


 と、腰の彼岸花に触れながらヘファイストスに向かってそう尋ねると、


 「そうだ。ていうか、その様子だと知っているようだな? その刀を振い続けた人間の『末路』を」


 と、ヘファイストスはそう尋ね返したので、


 「……はい」


 と、春風は俯きながら答えた。


 その瞬間、テントの中が不穏な空気に包まれて、リアナ達は「どうしたどうした!?」とオロオロし出した。


 すると、ヘファイストスは素早く春風に近づいて、


 「悪りぃな」


 と小さく言うと、


 「え……って、あっ!」


 と、春風が驚いたように、ヘファイストスは彼岸花の鞘を掴み、腰のベルトから引き抜いた。

 

 「ちょ、ヘファイストス様!?」


 と、春風が驚いていると、ヘファイストスは彼岸花の鞘を掴んだまま鼻を近づけて、


 「くんくん……」


 と、臭いを嗅ぎ出した。


 その様子に春風だけでなく、周囲の人達が唖然としていると、


 「……やっぱりな」


 と言って、なんと彼岸花の柄を掴んだ。


 「あっ!」


 と、春風が驚きの声をあげた次の瞬間、彼岸花の鍔や柄から金属の触手がいくつも伸びてきて、ヘファイストスの右腕に絡みついた。


 だが、


 「あぁ?」


 と、ヘファイストスがその触手を睨みつけると、なんと触手はそれにビビったのか、シュルシュルとヘファイストスの右腕から離れて、柄と鍔の中へと戻った。


 その後、ヘファイストスは「フン」と鼻を鳴らすと、彼岸花をゆっくりと鞘から引き抜いた。


 そして、ヘファイストスは彼岸花の真紅の刀身をジィッと眺めると、


 「春風。やっぱ、この刀は駄目だわ」


 と、春風に向かってそう言った。


 それを聞いて、周囲がざわめつく中、


 「……詳しい理由を聞いても、いいですか?」


 と、春風は落ち着いた口調でそう尋ねると、ヘファイストスも真面目な表情になって、


 「まずはこの刀自体なんだが、こいつからはいくつもの斬ってきた命だけじゃなく、今までこいつが()()()()()、こいつを振るってた使い手達自身の、命と肉体の『臭い』がした」


 「わかるんですか?」


 「オイオイ、『鍛治』の神様舐めんなっての。で、ここからが大事なことなんだが……」


 と話すヘファイストスに、春風を除く周囲の人達がタラリと冷や汗を流すと、ヘファイストスは表情を暗くして言う。


 「この刀、()()()()()を材料にしてるんだわ」

 


 


 

謝罪)


 大変申し訳ありません。この話の展開を考えてたら、その日のうちに終わることが出来ませんでした。


 本当にすみません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ