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ユニーク賢者の異世界大冒険  作者: ハヤテ
第13章 新たな「旅立ち」に向けて

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第366話 夢の中の再会・2


 それから春風は、「舞」について仲間達からあれこれ質問された後、漸く巫女服から元の格好に戻ることが出来た。


 そして、その後はギルバートやウィルフレッド、クローディアらを交えてちょっとした宴会となり、春風は楽しいひと時を過ごした。


 その夜。


 「あ、ここって……」


 目が覚めると、春風はとある場所に立っていた。


 そこは、とある1人の少女と会話をした場所だった。


 ただ、前と違っていたのは、


 「あれ? ハル?」


 「春風?」


 「え?」


 振り向くと、そこにはリアナと水音、そして、


 「「リアナ!?」」


 「え、お父さんにお母さん!?」


 と、リアナが驚いているように、側にはループスとヘリアテスもいた。


 落ち着いている様子の春風を除いた全員が、


 「い、一体ここは何処なんだ!?」


 と、オロオロしていると、


 「ヤッホー、久しぶり!」


 という声が聞こえたので、春風達が一斉にその声がした方へと振り向くと、そこには白いワンピースを着た10歳くらいの長い黒髪を持つ少女が、嬉しそうに手を振るっていたので、


 「やぁ、()()()()、久しぶりだね」


 と、春風はその少女ーーエルードに向かって挨拶をした。


 「「ハァ!? ()()()()って……!?」」


 突然現れた少女と、その少女に普通に挨拶する春風を見て、リアナと水音が驚いていると、


 「嘘……だろ?」


 「まさか……」


 と、ループスとヘリアテスは「信じられない!」と言わんばかりの表情になった。


 「え、お父さんお母さん、この子のこと知ってるの?」


 と、リアナが2柱の神達に尋ねると、


 「……彼女の名は、エルード。この世界の『意志』、そのものだ」


 と、ループスはタラリと冷や汗を流してそう答えたので、


 「「えええええええっ!?」」


 と、リアナと水音は驚きの声をあげた。


 その後、春風は困惑している2人と2柱に、自身とエルードとの出会いと関係について説明した。


 「……ハァ。まさかこの女の子が、本当にこの世界の『意志』だなんて……」


 「うん。とっても信じられないんだけど……」


 と、リアナと水音は未だに「信じられない」という表情をしていたが、


 「いや、間違いないよ」


 「ああ、この子は本当にこの世界の『意志』が形を成した存在だよ」


 と、ヘリアテスとループスは2人に「本物だ」と言った。


 そんな彼らを見て、


 「もう、酷いなぁ、本当のことなのに!」


 と、エルードはプンスカと頬を膨らませた。


 このままでは話が進まないと考えた春風は、


 「……で、今度は一体何の用なの?」


 と、エルードに尋ねた。


 すると、エルードは「ああ、それは……」と若干気まずそうな表情になると、


 「みんなに話したいことがあるってのと……」


 「ふむふむ」


 「ちょっと、あなたに『お願いしたいこと』があるんだ」


 と、春風に向かって申し訳なさそうに答えた。


 「何? お願いしたいことって」


 と、春風が尋ねると、エルードはパンッと両手を合わせて、


 「お願い! あの巫女服姿、も一回見せて!」


 「断る!」


 「そこを何とか!」


 「ほんっと断る! 大体俺、今巫女服持ってないんだけど!」


 「大丈夫! イメージすれば良いだけだから!」


 と、本気で懇願されてしまい、春風はチラリとリアナ達に視線を送ると、


 ーーお願い。


 と言わんばかりの視線を送られてしまい、春風は仕方なくエルードに言われた通りに、巫女服姿をイメージすると、


 「あ、出来た」


 本当に巫女服姿に変わった。


 その後、


 「キャアアアッ! 本当に綺麗ぃ!」


 と、喜ぶエルードを前に、春風はげんなりした表情で、


 「……で、俺達に話したいことって何なの?」


 と尋ねると、エルードは「コホン」と真面目な表情になって、


 「そうね、まず言いたいことっていうのは……」


 ーーご、ゴクリ。


 「春風君、リアナちゃん、水音君。今の貴方達では、あの偽物の神達に勝てない!」


 クワっと目を見開いてそう言い放ったエルードを前に、


 「「「な、何だってぇえええええええっ!?」」」


 と、3人は驚きの声をあげた。


 


 

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