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ユニーク賢者の異世界大冒険  作者: ハヤテ
第13章 新たな「旅立ち」に向けて

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第364話 「巫女」になった少年の話2

お待たせしました、1日遅れの投稿です。


 『……え、何その冗談みたいな状況!? 冗談だよね!?』


 春風の話を聞いて、誰もがそう突っ込みを入れると、


 「残念だけど、ホントの話なんですよね」


 と、春風は遠い目をして「ハハ」と笑いながら、涙混じりにそう言った。


 するとそこへ、


 「いやぁ、あの時は本当にびっくりしたわぁ。『舞』が始まるって言うから会場に来てみれば、春風がそこにいたんだから」


 と、凛依冴も遠い目をしながらそう言った。


 それを聞いて、誰もが「え、マジな話なの?」と耳を疑ったが、


 「……で、結局その後どうなったんだ?」


 と、クローディアが尋ねてきたので、春風は続きを話すことにした。


 時は戻って4年前。


 「巫女」の姿にされて会場である祭壇に連れ込まれてしまい、挙句「巫女」として「舞」を踊ることになった春風。


 沢山の人に見守られる中、


 (ど、ど、どうすればいいんだよこれぇ!?)


 と、不安と周囲の人達を騙しているんだという罪悪感のあまり泣きそうになっていると……。


 ーー大丈夫。


 という声が聞こえて、春風は「?」と声がした方へと振り向くと、目の前に自分と同じ「巫女」の衣装を身に纏った、自分と同じ年頃の()()がいた。


 何故、()()ではなく()()なのか?


 それは、その子供は顔に白い仮面をつけていたからだ。


 長い髪をしているから、一見女の子かもしれないが、もしかしたら髪の長い男の子かもしれないと春風は考えたが、


 ーー私が導くから、一緒に踊ろう。


 と、その子供はソッと春風に手を差し伸べたので、漸く落ち着いた春風はその手を取り、一緒に踊ることにした。


 多くの人達に見守られながら踊る中、


 (不思議だな。まるでずっと前から、踊り方を知ってるみたいだ)


 と、春風がそんなことを考えていると、


 ーーはい、お終い。


 と、仮面をつけた子供にそう言われて、


 (ああ、もう終わったのか)


 と、春風は心の中で残念そうにそう呟いた。


 そして、「舞」を踊るのを終えた春風が周囲を見回すと、


 『ワァアアアーッ!』


 という歓声と共に多くの拍手が贈られた。


 よく見ると、「舞」を見ていた涼司と凛依冴も、目に涙を浮かべて拍手をしていたので、春風はなんだか恥ずかしくなった。


 その後、春風は一緒に踊った仮面をつけた子供にお礼を言おうと思って振り向くと、


 (あれ、いない!?)


 そこには子供どころか影も形もなかった。


 しかし、


 ーーありがとう、とても楽しかったよ。


 という声が聞こえた。更に、


 ーーお礼に女の子達と女性達も元に戻しておくね。


 とも聞こえたので、


 (……まさかね)


 と、春風は苦笑いしながらそう思った。


 そして、時は現在に戻る。


 「……とまぁ、こんな感じ」


 と、春風はそう説明し終えると、


 「……な、なんとも神秘的な体験だったんだな」


 と、クローディアは「は、ハハ」と頬を引き攣らせながらそう感想を言った。


 よく見ると、他の人達も同様だった。


 「……て、お前、あれから自分が男だってバレなかったか!?」


 と、ギルバートが尋ねてきたので、


 「……ええ、結局最後までバレませんでした」


 と、春風は再び遠い目をして「ハハ」と笑いながら、涙混じりにそう答えた。


 それを聞いて、周囲の人達は皆「えぇ、マジで?」とタラリと冷や汗を流した。


 すると、


 「それで、その後はどうなったのだ?」


 と、ウィルフレッドが尋ねると、


 「あぁ、その後でしたら、まずは病気になっていた女の子達と女性達ですが、どういうわけかみんな一斉に元気になったそうです。で、俺はというと、その後村の人達全員に、『村の問題に巻き込んでしまって申し訳ありませんでした』って、謝罪されました」


 と、春風は苦笑いしながらそう答えたので、ウィルフレッドは「そ、そうか」と返事をした。


 更に春風は話を続ける。


 「で、その後村の人達から、『是非次もまた踊ってください!』って、そうお願いされましたよ。最初のうちは断ってたんですけど、水音が師匠の弟子になったその年に……」


 『え、また踊ったの!?』


 「ええ、踊りましたよ。そしてその傍らには、白い仮面をつけた子もいましたよ」


 と、春風は半ばヤケクソ気味にそう言うと、周囲の人達は、


 『へ、へぇ、そうなんだ』


 と、皆、頬を引き攣らせた。


 ただ、数人ほど「羨ましい」と水音に向かって言ってた人もいたが。


 すると、


 「ていうか皆さん、ちょっといいでしょうか?」


 と、春風が尋ねてきたので、皆、頭上に「?」を浮かべると、


 「恥ずかしくなってきましたんで、いい加減着替えたいんですけど!」


 と、春風は顔を真っ赤にして怒鳴ったが、


 『お願い、もう少しだけ!』


 と、皆一斉にそう懇願してきたので、


 「そ、そりゃないよぉおおおおお!」


 と、春風はそう悲鳴をあげた。


 




 

謝罪)


 大変申し訳ありませんでした。この話の流れを考えていたら、その日のうちに終わりませんでした。


 本当にすみません。

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