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ユニーク賢者の異世界大冒険  作者: ハヤテ
第13章 新たな「旅立ち」に向けて

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第361話 ◯◯、再び

お待たせしました、本日2本目の投稿です。


 春風が考えたルイーズとアッシュ達への「罰」を聞いて、周囲の人達は皆、ゴクリと固唾を飲んだ。そしてそれは、小夜子とクラスメイト達だけでなく、仲間達も同様だった。


 そんな状況の中、


 「そ、そうか。それがお前の出した『答え』なんだな?」


 と、ハッと我に返ったクローディアはそう尋ねた。


 その問いに対して、春風は無言でコクリと頷くと、


 「わかった。なら、この話はここまでにして、もう1つ聞きたいことがあるのだが、いいだろうか?」


 と、クローディアは新たな質問に移った。


 「ええ、構いませんが、何でしょうか?」


 と、春風が尋ねると、クローディアは何故か言いにくそうに口を開く。


 「報告の中にあった、『英雄転生召喚』という儀式についてなんだが……」


 「ああ、アレですか? 何かわからないことがあるんですか?」


 と、春風が再び尋ねると、クローディアは何故か恥ずかしそうな表情になって答える。


 「いや、わからないというわけではないんだが……その、その儀式を行った時の、お前の『格好』についてなんだが……」


 「……え」


 その瞬間、春風は猛烈に()()()()がした。


 しかし、春風が何か言う前に、クローディアが先に口を開く。


 「……その時の『格好』、出来れば私にも見せてほしいのだが」


 「嫌です!」


 即答だった。


 それも、かなり必死な様子だった。


 「そこをなんとか!」


 と、クローディアは訴えたが、


 「絶対に、嫌です!」


 と、春風も負けじと拒否した。


 それも、先ほど以上に必死な様子で、だ。


 すると、


 「どうしてもか?」


 と、今度は悲しそうな表情(かお)で訴えてきた。


 「うぐ! そ、そんな顔したって駄目です! あの『姿』……というか、あの『衣装』は本来、神様に仕える巫女が、神に捧げる『舞』を踊る為に着る大事な衣装なんです! ですから、そう簡単にホイホイと着れるものではなくて……!」


 と、春風はなんとか諦めてもらおうと必死で説明した、まさにその時、


 「なら、問題ありませんね!」


 「うむ、問題ないな!」


 という声が聞こえたので、春風が「ん?」と、その声がした方へと振り向くと、


 (しまったぁあああああっ! この方達を忘れてたぁあああああっ!)


 そこにいたのは、この世界の本当の神であるヘリアテスとループスだった。


 2柱の神様はジィッと春風を見つめながら、


 ーー見せてください!


 と、無言で訴えてきたので、春風は「そ、そんな!」とよろけそうになった。


 そして、そんな神様達につられるように、


 ーー我々も、見たい!


 と、周囲の人達までもが無言で訴えてきた。


 「い、いや、ちょっと待って……」


 と、春風が拒否しようとした、まさにその時、


 「春風」


 と、声がしたので、春風は「ん?」と振り返ると、そこには満面の笑みの凛依冴がいて、その手にはあの「衣装」があった。


 数分後。


 『オオーッ!』


 と、多くの驚きの声があがる中、春風はというと、


 (また着てしまったぁあああああっ!)


 と、再びあの「衣装」ーー巫女の服を着て、恥ずかしそうに顔を真っ赤にしていた。


 そのあまりの美しさに、クローディアやウィルフレッドをはじめ、誰もが見惚れていた。


 当然、その中には春風の仲間達もいた。


 そして、


 『……ゴフォッ!』


 という悲鳴と共に、数人の男女が倒れた。


 それは、ウォーレン、ルーク、ギャレット、ダリア、ユリウス達「断罪官」の面々だった。


 「え、ちょっと、大丈夫ですか!?」


 と、春風が大慌てで彼らに駆け寄ると、


 「……どうやら、我ら『断罪官』もここまでのようだな」


 と言って、ウォーレンはそのままガクリと意識を失った。それはルーク達も同様だった。


 そんな彼らを見て、ウィルフレッドが呟く。


 「断罪官は、壊滅した」


 その瞬間、


 「ごめんなさいいいいいいいっ!」


 と、春風の謝罪が響き渡った。

 

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