表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユニーク賢者の異世界大冒険  作者: ハヤテ
第12章 集結、3人の「悪魔」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

377/609

第341話 「妖刀」3

 お待たせしました、1日遅れの投稿です。


 春風が()()()()()の彼岸花を抜こうとした瞬間、その彼岸花からいくつもの金属の触手のようなものが伸びて、柄を握る春風の右腕に絡みついた。


 「グアアアアアアアッ!」


 その時、強いショックを受けたのか、春風の悲鳴が響き渡った。


 「ハルゥ!」


 「春風ぁ!」


 驚いたリアナと水音が、すぐに春風に近づこうとしたが……。


 ーーバチン!


 「キャアッ!」


 「うわっ!」


 突如春風の周囲に発生した真紅のエネルギーが障壁のようなものになって、2人は近づくことが出来なくなった。


 「は、ハル……」


 「何だよ、これ……」


 一方、観客席の方はというと、


 (……春風)


 現在、彼岸花を抜こうとして大変なことになっている春風を見て、凛依冴は彼岸花を渡したことを若干後悔していると、


 「あ、あなたは……」


 「ん?」


 背後から聞こえたその声に、凛依冴が「何だ?」と後ろを振り向くと、


 「私の生徒に、何を持たせたぁ!?」


 そこには怒りで顔を歪ませた小夜子がいて、思いっきり凛依冴の胸ぐらを掴んできた。


 それを見た美羽や恵樹達クラスメイトが、


 「ちょ、せ、先生!?」


 「お、落ち着いてぇ!」


 と、必死になって小夜子を宥めようとしたが、怒りで興奮している小夜子に、彼らの声は届かなかった。


 するとそこへ、


 「なぁ、凛依冴さんや」


 と、ギルバートが話しかけてきた。


 「……何かしらギルバート陛下?」


 「あんた、春風なら出来ると信じて、あの剣を渡したんだよなぁ?」


 「……ええ、そうですが」


 「そうかい。なら、取り敢えずは俺も信じるとしようか」


 そう言うと、ギルバートは凛依冴の肩にポンと手を置いたが、


 「だがな、もし春風(あいつ)にもしものことが起きたら……俺はテメェを許さねぇからな」


 と、静かに言った後、ギルバートは凛依冴の肩をグッと力を入れて掴んだ。


 それを見て、小夜子はやっと落ち着いたのか、凛依冴の胸ぐらを掴んでいた手を離した。


 そして更に一方、自称「神」であるガストはというと、


 (な、何だ? 何が起きたっていうんだ!?)


 と、目の前で起きてる出来事に若干混乱していた。

 

 その後、ハッとなって「いかんいかん」と首を振ると、


 「と、兎に角、今のうちにあいつを殺さなきゃ!」


 と言って、すぐに攻撃を再開しようと、自身の周囲に風を集め、何かを作り始めた。


 出来上がったのは、先程まで撃ちまくっていたただの「風の塊」と違って、今度は切れ味の鋭いいくつもの大きな、「風の手裏剣」だった。


 「『サイクロン・カッター』だ! くらえ、幸村春風ぁ!」


 ガストはそう叫ぶと、今も苦しそうにしている春風に向かって、その風の手裏剣を放った。


 しかし、


 「させないよ」


 「何!?」


 その手裏剣に向かって、冬夜も同じように風属性の魔術を放った。


 普通なら自称とはいえ「神」であるガストの攻撃が勝つと思われるだろうが、手裏剣が冬夜の放った風の魔術に触れた瞬間、両方とも全て跡形もなく消滅した。


 「そ、そんな、『神』である僕の攻撃が!」


 驚愕するガストに、冬夜はニヤリと笑いながら言う。


 「『魔王』を舐めてもらっちゃ困るねぇ」


 その言葉に、ガストは「グギギ……」と歯を鳴らした。


 そんなガストを無視して、冬夜はリアナと水音に、


 「2人共、ちょっと手伝ってほしいんだけど」


 と、話しかけた。


 話しかけられた2人は


 『で、でも……』


 と、オロオロしていたが、


 「今はただ、春風を信じよう」


 と言う冬夜の言葉にハッとなったのか、2人は春風を見た後、


 『……わかりました!』


 と、力強く頷いて、冬夜達のもとに駆け寄った。


 「よし、それじゃああいつを春風に近づけさせないようにしなきゃ」


 冬夜は魔術を展開する準備をして、


 「なら、前衛(まえ)は任せてね」


 静流は大剣を構え直して、


 「それでしたら、僕もお供します」


 水音は両手に青いエネルギーを纏わせながら、愛剣であるガッツを構えて、


 「それじゃあ、私はサポートね」


 雪花は鉄扇を構えると同時に魔術を展開する準備をした。


 そして最後に、


 「……なら、私は『凄いもの』を見せます」


 と、冬夜達に向かってリアナがそう言うと、


 「スキル[妖精化(フェアリー・ライズ)]、発動!」


 と、自身の()()()()の専用スキルを発動させた。


 次の瞬間、リアナの体が白い光を放ち、それが収まると、左右の背中から美しい模様の()()()が現れた。


 その姿に、冬夜達だけでなく観客席のギルバート達、そして、目の前にいるガストも見惚れていた。


 「り、リアナさん、その姿は?」


 と、水音が尋ねると、


 「これが私の専用スキル。この姿になると、魔力を使った攻撃が強くなるの」


 と、リアナはニコッと笑って簡単に説明した。


 その時、再びハッとなったガストが、


 「な、何なんだお前はぁあああああ!?」


 と、先程以上に何発も風の塊や手裏剣、更には大きな風の球体などを、冬夜達に向かって放った。


 それを見て、


 「来たわよ!」


 「よし、みんないくよ! 春風を守るんだ!」


 と叫ぶ冬夜に続くように、


 『オウ!』


 と、静流、雪花、リアナ、水音は戦闘を開始するのだった。


 


 


 

謝罪)


 大変申し訳ありません。この話の展開を考えていたら、その日の内に終わらせることが出来ませんでした。


 本当にすみません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ